2021年 京大入試 英語大問2 第2文

8日目です。今日も行ってみましょう第2文です。ではまず英文をどん。

Having read a piece by Lewes, Darwin wrote to a friend, saying that the author of that article is "someone who writes capitally, and who knows the subject.”

長いです(苦笑)。しかもカンマだらけでぱっと見文構造が見えません。昨日と同じく動詞候補を探していきましょう。今回はread,wrote,is,writes,knowsですかね、一つの文に5個も動詞あるのはキッツイですね。少なくともis,writes,knowsはほぼ確実に動詞です。isは絶対動詞ですね。一つの文に動詞がたくさんあるので接続詞と関係詞が使われていると考えて良いです。こうなると主語と動詞がたくさん出てくるので、接続詞と関係詞を探していきましょう。省略されている場合もあるので注意が必要です。頭から見ていくとsaying thatのthatとsomeone who writesとand who knows のwhoの3つが接続詞と関係詞でしょうか。thatは接続詞ですね。そうするとこのthatの前後に主語と動詞のセットがありそうです。thatの前にある動詞はwroteのみですのでwroteが動詞ですね。関係詞の直後にあるwritesもknowsも動詞ですね。主語がないので、主格の関係代名詞です。someoneが先行詞で、andによって関係詞のカタマリが並列されてます。wroteの主語はDarwinですね。これはかんたんです。「ダーウィンは書いた」んですね。そして、isの主語ですがこれはthe author of that articleが主語です。「この記事を書いた人は〜だ」と訳しましょうか。この文のメインの文構造は「Darwin wrote to a friend」です。「ダーウィンは友達に手紙を書いた。」あとはおまけです。ただ、今回はおまけがとても大事です。writingとsayingという分詞構文が2つもあります。しかもこの2つ、使われ方が違うので厄介です。かんたんに分詞構文について説明すると、「動詞が副詞の働きをしたもの」です。今回の文のように「カンマ+動詞のing形」がほとんどです。昨日のようにとりあえず無視してから読んでも大丈夫ですが、先に訳すと文の意味がわかりやすくなるので、こいつは先に読んでいくのがおすすめです。分詞構文の訳は「位置」によって決まります。メインの分より後ろかです。たまにメインの文の中にいる時もありますがとりあえずそれは無視です。今回の分のメインは「Darwin wrote to a friend」ですので、writing が前、saying が後ろですね。前にある時は「適当」に、後ろにある時は「そして」か「しながら」で訳します。この場合の適当というのは「接続詞の訳ならなんでもオッケー」ということです。「〜て、〜で」がうまくいくことが多いです。この考え方は関正生先生の本から知りましたが、これはめっちゃ便利です。
ではHavingのカタマリを訳すと「ルイスの記事を読んで、」となります。paperは紙に書いてあるもの全般を指すみたいなので、後ろのarticleと意味を揃えておきました。後ろのsayingのカタマリは「そして」と訳せば良いので、「そしてthat〜といった」ですね。残ったのはsomeone以下ですがここは単語の意味が難しいです。capitallyとsubjectの訳が難しいと思います。個人的な考えですが副詞の訳がいまいちな時は「すごく」と訳すといいことが多いです。またsubjectは「教科」と訳すことが多いですが、この意味は中学校の英語以外ではあんまり見ません、そりゃ、日常会話で教科の話なんかしませんもんね。訳す必要がない場合は、僕は「メインテーマ」と訳しています。一番大事なことってイメージです。そうするとこの部分の訳は「すごく書いてくれて、しかも私のテーマををわかっている人だ」と考えれば良いです。流石にこれは和訳の回答としてはダメだと思うので、もう少し意訳すると、「とてもよく書いてくれて、しかも私の言いたいことをわかっている人だ」いかがでしょう。subjectを主題ではなく、私の言いたいことと訳しました。これは書いている今思いつきました。入試本番では主題と考えてました。noteに書きながら思いついたので、こういうアウトプットってやっぱり大事ですね。教えてる時にいい見方がよく出てきます。

長くなりました。全体を訳しましょう。「ルイスの記事を読んで、ダーウィンは友達に手紙を書いた。そしてその中で、この記事を書いた人はとてもよく書いてくれて、しかも私の言いたいことをわかっている人だ。」という感じになると思います。capitallyはもっと上手く訳せそうですが僕にはいいアイデアが出ません。

ちょっと長すぎましたね。明日はもっとスマートな構造にしようと思うのでよろしくお願いします。ではまた明日。

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