2021年 京大入試 英語大問2 第4文
10日目です。今日で第1パラグラフが終わりです(ホントは終わりじゃないけど)。とりあえずひと段落です。ではいきましょう。
Here is what Lewes wrote (with modification) about the background of Darwin's most famous book:
modification:修正 background:背景
動詞はisとwroteです。では、それぞれの主語は見つかったでしょうか?動詞の前が主語なんだからHereとLewesだろって思った方。主語になれるのは名詞だけです。ですのでLewesはあってますが、Hereは副詞なので主語にはなれません。ちょっとおしかったです。品詞には注意してください。名詞を探すんですが、ここでwhatに目がいくでしょうか?文中のwhatは名詞のカタマリを作ります。どこまでがwhatのカタマリでしょうか?動詞がないので最後までがwhatのカタマリです。名詞の塊を〈〉で囲むと次のようになります。
Here is 〈what Lewes wrote (with modification) about the background of Darwin's most famous book: 〉
主語になれるのは名詞なので、この文の主語はwhatのカタマリということになります。そうするとこの文は、動詞+主語という疑問文と同じ形になります。このように主語が動詞の後ろに移動してしまうことを倒置と言います。倒置には2つがあり、文型倒置と強制倒置があります。今回の文は文型倒置です。倒置の文は主語を強調した訳にすれば、オッケーです。ではwhatのカタマリを訳していきましょう。「ルイスがダーウィンの最も有名な本の背景(知識)について修正を加えて書いたもの」です。with modificationを「修正を加えて」と訳しました。構文自体は非常にシンプルでみやすいと思います。backgroundはただ「背景」と直訳するよりも「背景知識」とした方が良い気がしますが、一応背景でいきましょう。
では全体を訳します。
ここにルイスがダーウィンの最も有名な著作についての背景に修正を加えて書いたものがあります。
いかがでしょう。これまでの文に比べれば読みやすかったかなと思います。これで第1パラグラフが終了です。と、言いたいんですが最後日:(コロン)があるのでこれから長い引用の部分が始まります。これからめちゃくちゃ読みにくくなります。大変ですが頑張っていきましょう。今日は少し短いですがここまでにします。またあした!