フランス式育児のまとめ
以下の本の自分用メモです。
フランス式育児のススメ
フランス式育児のメリット
0歳から一人で寝れる「セルフねんね」ができるようになる
寝かしつけで苦労しなくなる
体内時計を作れて規則的な生活リズムができる
親も子供も余裕が生まれる、自立する
日本ではまだ科学的に根拠の薄い、昔ながらの子育て神話が根強く残っている
3歳まではママがそばにいたほうがいい
おなかを痛めて産んだ子のほうがかわいい
子供には手をかけて手作りしないといけない
子供は母乳だけで育てなければ
親になったらいつでも子供を最優先にするのは当たり前
子育て中の睡眠不足は仕方ない、過ぎてしまえばあっという間
フランス式育児育児に向いている人・向いていない人
向いている人
合理的に子育てしてしたい人
ストレスを減らして子育てしたい人
産後も睡眠を大切にしたい人
出産後から仕事などで、自分以外の人に子供を見てもらう機会がある人
子育てにおいて子どもの自立を重視したい人
子供を産んでも自分の時間を大事にしたい人
おすすめしない人
赤ちゃん中心の育児で自分を多少犠牲にしても子供中心の生活をしたい人
赤ちゃんを少しも泣かせたくない人
フランス式育児は何が違うのか
フランス語に「夜泣き」はない
フランス語に「夜に泣く」ことを意味する言葉はあるがフランスでは夜泣きに悩まされることが少ないため、日本でいう「夜泣き」のニュアンスにあたる言葉はない
フランスでは、生後6か月で長時間眠り続けられない子どもは専門家に相談して寝るトレーニングをしたほうが良いとされている
フランス人からすると日本は子どもに合わせすぎている印象がある
日本人の典型例
赤ちゃんは無垢な存在
→大人は率先して手助けして守ってあげるべき
→赤ちゃんが泣き始めると、とにかく泣かせてはいけない一心で泣き止ませる、そして赤ちゃんが泣かないように先回りするフランス人の典型例
赤ちゃんは無垢な存在
→赤ちゃんは人生に必要なことを学んで大人になっていくべきと考える
→大人がやるべきは赤ちゃんが学べる環境を整える事、赤ちゃんが泣き始めたら、まずは状況をみて、大人がすべきことを判断する
フランス式育児の考え方
赤ちゃんが学ぶべきこと
心身の健康を保つ「規則正しい生活のリズム」
規則正しい生活に必要な、「セルフねんね」
セルフねんねとは、自分一人で眠りにつき、必要な時間しっかり寝れるスキル
フランス人は「赤ちゃんの睡眠は学習でありトレーニング」と考える
寝かしつけからトレーニングが始まる
日本ではその発想は持ちづらい
本『フランスの子どもは夜泣きをしない』では「子どもを幸せにする最良の方法は、フラストレーションを与える事」とあり、子どもはフラストレーションに耐える力を身に着けることができる
おなかがすいて泣き叫けぶ子よりも、少しくらいおなかが減ってもご機嫌で待つことができる子の方が、その後の人生も幸せを感じて過ごせるのではないか
子ども部屋の確保
子供を一人の人間として扱い、赤ちゃんといえどプライバシーを尊重する
子ども部屋は子どもを自立に導く場所でもある
フランスでは夫婦やパートナーの関係がとても重視される
フランスでは睡眠を大切にしている
フランス人は添い寝をしない
早い人では産院から戻ってきた直後から子供部屋で寝かせる
仕事復帰のタイミングで子ども部屋に移す親もいる
赤ちゃんがひとりで寝るのは「赤ちゃんのため」
ベビーベットを用意して、安心して眠れる環境を整えれば、赤ちゃんを一人部屋にひとりにしても問題ないと考えている
ただし、SIDS(乳幼児突然死症候群)や窒息などの事故防止策を施す必要はある
だからといって大人と一緒に寝るのも窒息するリスクもあるので、正しく恐れる必要がある
赤ちゃんが泣いてもすぐに抱っこしてはいけない
泣いてもすぐに抱っこしない
少し待って観察して赤ちゃんが泣いている原因を把握して必要な対応を取る
赤ちゃんは自力で入眠、再入眠すると「睡眠サイクル」を学習する
たとえ泣いている様子を見せても起きているのではなく、実際には眠っている中の睡眠サイクルをつなげる学習をしている最中
寝ている途中で泣くことは当然のことだと理解されている
睡眠サイクルを身に着ける機会を奪ってしまうと月齢が上がっても長時間睡眠ができないままになってしまう
悪いケースでは、この時間には起きなければいけないと赤ちゃんに学習させることになり、継続的な夜泣きに繋がる
赤ちゃんの「泣き」には種類があり、少し時間を与えると自分で解決する場合もある
抱っこしてほしくて甘え泣きする場合であっても、泣き止むまで抱っこし続けるという赤ちゃんの要求にひたすら答える方法を取らない。
親がどこまで子どもの要求にこたえるかしっかり境界線を決めて初めて赤ちゃんに対応する。
「赤ちゃんに何でも付き合う=親の献身的な愛情」ではない
赤ちゃんを母親が面倒見ないで預けたらかわいそう、母親だから自分の時間がなくなっても子どもと向き合わなければ…この考え方に違う視点を取り入れるべき
むしろ赤ちゃんと一緒に過ごす時間は量より質が大切
長い時間向き合ってイライラしながら子どもとかかわるよりも、時間が短くても100%赤ちゃんに向き合ってあげるほうがよい効果を赤ちゃんに与えることができる
子どもの想像力を育てるコツは「邪魔をしない」こと。危険なことがないか見守る一方で、一定の距離を保ち子どもが学べる環境を遊びでも寝つけでも整えることが重要。
フランス式育児の始め方
フランス式育児はフランスだけでできるものではなく、日本でも取り入れることができる
赤ちゃんの様子を見ながら少しづつ取り入れる
子ども部屋を確保する、確保できない場合はベビーベットやベビー布団でもOK
子どものパーソナルスペースを用意する
明るすぎる照明はNG、寝る場所や位置を工夫して、間接照明を使用する
母乳中心の育児を続けたい場合はできる範囲で長時間の睡眠を目指す
育児のルールは必ず夫婦で決める=赤ちゃんの接し方を夫婦で変えないことで、赤ちゃんにとっての混乱を避ける
ママが寝かしつける時間が一定でも、パパの時は夜遅くになるなどとなったら生活リズムがつきにくくなる
とはいうものの杓子定規で絶対にルールを守るだとかえってストレスになるので、イレギュラーがあってもリズムを取り戻す時期を作るなど柔軟に対応できる
フランス式育児の寝かしつけ
睡眠のメカニズムを知ることがスタート
大人の睡眠サイクルは90分間隔、新生児は40~50分、生後3か月ぐらいで50~60分、2歳児は約75分、5歳以降は90分といわれている
レム睡眠(動睡眠)は脳機能を構築するために必要で、小さい子供ほどその割合が高く、0歳児では50%ほど、5歳ぐらいになると20%まで減りほとんど大人と変わらない程度に
赤ちゃんに最適な室内温度は20〜22度とやや低めが推奨、湿度は40〜60%が目安
睡眠中は「感覚遮断」と言って視覚や聴覚は働かないが、浅い睡眠のときには赤ちゃんは外部環境を察知しているので、お昼寝の環境もできるだけ夜と同じようにした方が良い
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赤ちゃんに睡眠サイクルを獲得させる3つのポイント
ポイント1:赤ちゃんの泣きを見極める
赤ちゃんが泣いていたら大人が落ち着かなくなってすぐにでもだっこしたくなるが、赤ちゃんは眠りが浅く寝ている間にも動いたり泣いたりする
おなかが空いている、おむつが汚れている、どこか具合が悪いでもなく泣いているなら、次の睡眠サイクルに移る狭間かもしれない
ポイント2:赤ちゃんの睡眠サイクル学習の邪魔をしない
次の寝るタイミングを抱っこしてあやしてしまうと覚醒させてチャンスを奪ってしまうことになるかもしれない
その結果、月齢が上がっても長時間睡眠ができず、この時間に一度起きないといけないと間違った学習をしてしまう可能性がある
ポイント3:赤ちゃんが学習しているというマインドで取り組む
赤ちゃんをただ泣かせっぱなしにしているのではない、赤ちゃんに学習させる機会を与えていると前向きな気持ちで取り組むこと
ただし原因があって泣いている場合もあるので、見極めには注意が必要で、観察が非常に重要
赤ちゃんを観察する方法
最初は無理せず、スモールステップで、2~3分の観察から始める、慣れてきたらだんだんと時間を伸ばしていく
夜中にやるのではなく、日中のお昼寝から始める
泣き方が「一定か、強くなるか」で見極める
どんどん強くなる時は原因がある場合が多いのでミルクをあげる、おむつを替えたりして不満を解消してあげる
ボリュームが一定かだんだん弱まる場合はしばらく観察していると寝に入る
寝かしつけのためにトントンしてしまうと、それは観察ではなくなってしまうので、できるだけ音や刺激はなくして観察に徹する
赤ちゃんが睡眠サイクルを習得するには2~3か月ほどかかるため、長い目を見て取り組む
夜中に目を覚ました時に再入眠させる方法
自分で再入眠ができるようになることが重要
寝始めと目が覚めた時を同じ環境にする
逆に、抱っこで寝かせた赤ちゃんは、夜中目が覚めた時も抱っこでないと再入眠してくれず、得られるまで泣き訴えてしまう
寝付くときに自分の力で寝れることが大切
赤ちゃんの体内時計を確立させる5つのポイント
ポイント1:朝は6~7時に起きて朝日を浴びる
体内時計を確立する必要があり、そのために日光でリセットする
リセットが重要なので、赤ちゃんが寝ていたとしてもカーテンを開けて朝日をしっかり浴びせる
光は目だけではなく、全身で感じられるので、目を覚ましていなくても自然と起きてくる
昼夜の区別をつけるために朝日をしっかり浴びて日中は明るい部屋で過ごすことが大切
ポイント2:暗くなったら部屋の照明を落とす
夕方以降に暗くなったら、部屋の照明を落として赤ちゃんの環境を暗くする
入眠の2時間前から夕方以降はデバイスの光を浴びないようにする
ポイント3:天井照明の下に寝かせない
夜の照明が明るすぎる場合がある、また天井照明は赤ちゃんの真上から光が降り注いでしまうので、間接照明を利用する
ポイント4:夜は遅くても8時までに入眠
理想は夜7~8時の入眠、昼夜の区別を覚えさせてあげる
ポイント5:昼夜の区別がついた赤ちゃんはお昼寝も暗い環境にする
体内時計が確立してくると「夜暗くなる=寝る時間」だと体が認識するようになる
脳の発達のためにも3歳までは毎日2~3時間のお昼寝を取り入れる
一人で眠るための睡眠環境の整え方
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睡眠前のルーティン
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長時間寝る子どもにする方法
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月齢別セルフねんねをするための3ステップ
ステップ1「日中の準備トレーニング」
ステップ2「夜の寝かしつけ」
ステップ3「ねんねトレーニング」
もし赤ちゃんが深夜に起きたら
赤ちゃんがさらに長時間睡眠できるようになる方法
7時間睡眠トレーニング
10時間睡眠トレーニン
Q&A
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