ベールを脱いだ古民家。
グッドモーニングのトキオカです。
ひょんなことから築230年の古民家を譲り受け、
それをリノベーションしていくことになった
僕たちグッドモーニング。
古民家内部の公開イベントも無事に終わり。
今回は公開イベントの準備を進めて行く中で明らかになった
古民家のあれこれについてご紹介します。
床の下からいろいろ出てきた
今回のイベントに合わせて、従来あった畳と床を一度撤去し、
新しくコンパネ材によって床を仮設しました。
その際、もとあった床の下に面白いものを発見。
これは多分コタツだったのではなかろうかと。
中に熱源(おそらく豆炭?)を入れて、
暖をとっていたのではなかろうかと推測されます。
こちらも同じくコタツの跡かな?
ちょっとよく分かりませんでした...。
真ん中あたりの石に囲まれた空間に
おそらく野菜の貯蔵庫として使われていたのではないかと。
今でいう床下収納ですね(笑)
地面の方が温度が低いという特性を活かしての、
自然の貯蔵庫です。
あえて、鴨居は低めに
古民家の内部は、お客さんをお迎えする「ハレの間」と
普段家族が過ごす「ケの間」に分かれています。
そのうち「ケの間」の作りが質実剛健であるのに対し、
(僕たちからするとこの質実剛健さが
カッコよかったりするんですが...)
「ハレの間」には床の間がおかれ、
柱や鴨居なども丁寧に加工がされていることに気づきます。
また「ハレの間」については、
「ケの間」よりも鴨居が低く造られています。
これは屋内で万が一、刀を使った斬りあいが始まった際に、
刀を大きく振りかぶることができないようにする
工夫だったといわれています。
実際に230年前に斬りあいが行われるような場面が
あったかどうかは分かりませんが、なるほどなぁと。
斬った生首を...?
また「ハレの間」にはいくつもの床の間が造られています。
上の写真をご覧いただくと、
左側の床の前の上段に、モノを入れる収納スペースがあります。
このスペース、
戦で斬りとった敵の生首を入れる場所だといわれています。
なんと。生首を。
こちらも230年前に実際に使われていたのかは
分かりませんが、武家造りとされる形式だったことは
間違いがなようで。
敵の生首を見ながら祝賀パーティーが行われたのでしょうか...
(酒が進まなそうですが...)
今回、一旦改修を行ったことにより、
現況のままでは分からなかった、
いろいろなことが分かりました。
また折につけてお伝えしていきたいと思います。
イベントも無事に終了し、
これからいよいよ古民家の解体が進んでいきます。