アレを始めてみたら想像以上に大変だった件について
日記を更新するのが随分と久しぶりになってしまったが
今回はタイトルにあるように『アレ』について記して行きたいと思う。
まず初めにアレとは何なのか先に答えを明かそう。
アレとは…
セルフポートレート
である。空間をあけることによって声を大にして伝えたつもりだが別に声を大して伝える必要性もないことにこうしてから気付く。
これを始めたことについては後に記すが、最も伝えたいことは…
セルフポートレートが想像以上に大変だった。
ということだからだ。
noteの仕様上、文字を一番デカくすると見出しになってしまうから結局こっちの方が目立って先の印象が薄くなってしまうのが気に食わない。目次を移動できないのがもっと気に食わないが、結論を先に言ってしまったのであとは順を追って書いていきたいと思う。
なので読み始めてしまった方はお付き合いいただければと思います。
始めた理由について。
単純に自分一人で総てが解決するので効率がいいと思ったから。
誰に被写体を頼む訳でもなく自分さえいればそれでいい。
今ポートレート撮影がしたいと思えば今できる手軽さ。
予定や時間を合わせたりする手間もなく時間に制限もない。
思い立ったらすぐにできるのでいいことしかないと思って始めてみた。
いいことしかないと思ったが…
実際問題ほとんどが逆だった。
”手間もなく時間に制限もない”と書いたが手間は死ぬほどかかる。
非常に難しい。撮る側と撮られる側の2役を自分一人でやる訳だから大変なのはちょっと考えたら分かるだろうという話だがアホなので分からなかった。利点を上げるならば
『納得が行くまで何時間でもやり続けることができる』
という点である。例えばケチャップまみれになるであるとか全裸で何時間も試行錯誤をしながらポージングをしたり、これは対人が居たならばそうはいかないと思う。というか依頼の時点で断られるし怒られると思う。
そもそもそんなことをしようと思わないって言うと話が終わってしまうのでナシで頼む。話を続ける。
でもセルフポートレートであれば断られないし怒られないのだ。
そう自分自身が撮る側と撮られる側だから何の問題はない。
どんな無茶振りにも応えられる!(自分の匙加減)
大人からも絶対に怒られない!(大人に怒られるのは嫌だ)
納得が行くまで何時間もやり続けることができる(最も重要)
じゃあ何故こんな利点しかないセルフポートレーを今までしなかったのだ
っちゅー話になってくるのだが、いや違うんです…
実は3年程前からやってみたかった。
のです。寝かせて美味く(上手く)なるのは漬物とウイスキーぐらいだと友人が言っていた通り本当に思い立ったら即行動すればよかったと思っています。しかし即行動しなかったのは
『性別を明かしたくなかった』
からという理由があります。これに関してここで触れるとさらに文章が長くなってしまうので割愛させていただきますがそういった理由が邪魔をしておりました。
漬物だったらさぞや美味しくなっていただろうと思います。
少し話が脱線したので元に戻すと
何がそんなに大変なのか?
というのは先に書いた通り『撮る側と撮られる側。この2役を自分でやる』ということがすべてなのだがこれを具体的に書くと…
①ピント合わせが本当に大変
②ガラガラヘビの交尾ぐらい時間がかかる
③無地10000万ピースのパズルを完成させるような根気が必要
という3点に集約できるでしょうか。
ガラガラヘビの交尾は世界で一番長いと言われているので比喩として使用しましたが…全然ピンと来ないかも知れませんね。
でもピントも結構合わないことが多いんです。シャレじゃなくて本当に。
もちろんカメラの前に三脚を立てるなどして先にピントを合わせてから撮るようにしていますが微妙に合っていないことも多々あります。何せ一人二役…撮りながら修正や確認はできませんのでこの点でも倍時間がかかります。
なので必然的に撮る枚数は増えます。これが上記にあげた②にあたる部分です。それにAF(オートフォーカス)を使ったとしても多少のピントズレは確実にあります。
自分の場合セルフポートレートを始めるまでAFをほとんど使用したことがなかったせいかMF(マニュアルフォーカス)で撮った方がピントが合っていることが多かったのですが…同じような方いらっしゃいますかね?
ピントが合っていなかった要因として、絞りや明るさも関係してきますがそれを考えてもMFの方がよかったので試行錯誤した結果、現在はすべてMFで撮影しています。
③はまあ…つまり本当に大変だよということです。説明が急に雑になりましたが、やってみたら分かると思いますのでやってみてください。
何枚か撮ったものを置いておきます。
“骨張った自身のカラダがおもしろく、それを撮りたかった”というのがあり裸の写真が多いです。着ていませんが、見えてません。安心して下さい。
それで結果どうなったのか?
に触れておくならばポートレート撮影の練習になるので被写体が居なくて困っている人や大人に怒られたくない人にはオススメの撮影方法です。
先にも書いた通り何の制約もなく、納得が行くまで何時間でもやり続けることができるのですから作品を作り込みたい人にはオススメです。
自ずとレタッチの方にも力を入れざるを得なくなるのでさまざまな勉強にもなります。レタッチを好まない人にはあまり関係のない話かも知れませんが、自分の場合はそうでした。
かなり長くなってしまいましたがここまで読んでくださりありがとうございました。作品は定期的にInstagramに投稿しておりますのでみていただけると嬉しいです。それでは、また。
ちなみに漬物は西利がおいしいですね(京都出身)