8月2日ばんえい大賞典回顧
予想結果は◎ー▲ー無でした。ブラックサファイアがあそこまで走れたのは予想外でした。
ということでここから各馬の動きを振り返ります。
1着:コマサンダイヤ
道中は好位追走で二障害は苦労しながらもひと腰、降りてからも止まらず歩き切るというここを目標に叩き上げた成果が出たレースでした。今シーズンから切れ味を手に入れましたが元々は歩き比べに強い馬なので今後が楽しみです。
2着:カイセドクター
道中は中団追走で二障害は前を見ながら仕掛けてすんなりひと腰、そこから力強く脚を伸ばしてコマサンダイヤに肉薄したあたりはさすが2歳戦で善戦してきた馬でした。次走以降調子落ちしなければばんえい菊花賞は本命候補となりえるでしょう。
3着:ブラックサファイア
道中好位追走から二障害はすんなりひと腰からの切れ味を発揮しあわや1着のとこでしたがこの馬の懸念事項である粘りがもうひとつ足りませんでした。とはいえやや重な馬場でのタフなレースでここまで走れたのは成長の証でもあるので今後を注視した方がいいでしょう。
4着:トワトラナノココロ
道中はいつも通り先行で二障害もひと腰とこの馬の競馬は出来ていましたがやはり粘りが足りずでした。しかし一時期1070kgまであった馬体重が減り続けて1t割ったのは心配ですね。これ以上馬体が減らなければいいんですが・・・
5着:コウテイ
やっとC級を脱したばかりの馬にはちと厳しいかと思いましたが二障害トップ抜けから5着とこの馬は着実に成長しているのが見えたレースでした。馬格はこの世代で一番なのでこれから古馬に揉まれればひと皮むける可能性は秘めているので今後に注目ですね。
6着:キョウエイリュウ
とかちダービーをトップハンデで勝ったとはいえ重い荷物を背負うと持ち前の切れ味が半減するようなので今後は高重量戦が最大の課題となるでしょう。とはいえ前々攻めて二障害はひと腰で上げているので決して調子が悪いわけではないので見限るのは早計です。
7着:エンゼルフクヒメ
道中はいつも通り後方でしたが先行馬に展開を作られてはお手上げでした。とはいえ二障害はひと腰で上げて止まらず歩き切っているので決して悪い内容ではないですね。まだばんえいオークスまで時間はあるので今回同世代古馬に揉まれたことが後々活きるはずと思いたいです。
8着:ゴールドハンター
普段は一障害越えるまで騎手が座らないといけない馬でしたが今回は早々に騎手が立ったので気性面の成長は見られましたが先行馬に展開作られた挙句二障害止まってはどうにもならなかったですね。末脚も最後まで歩けなかったのでこの馬に今日の展開は相当タフだったようです。
9着:サロマタイショウ
二障害はひと腰でしたが道中は付いて行くのに精一杯で二障害降りてからも歩き切れずと力不足は否めない印象でした。レースに参加できなかった悔しさを晴らすために古馬戦で仕切り直しですね。まだまだ伸びしろがある馬のはずですので。
10着:ダイナマイト
自己の競馬をさせてもらえず追走に苦戦してたのが全てでしたね。好調な先行馬が揃えばダイナマイトとて自分の展開を作ることは容易ではないということでした。敗因はハッキリしているのであとはどこまで地力を付けられるかでしょう。こちらも古馬戦で仕切り直しです。
以上になります。
個人的には勝利騎手インタビューで島津新がイレネー記念で勝った藤野俊一が「(コマサンダイヤは)島津さんに返します」と言っていたのを覚えていて「藤野さんに返してもらってよかったです。1回だけですが。」と答えて伏線を回収したのが印象的でしたw
次回重賞は8月16日で今シーズンからBG2に格が戻った夏の大一番ばんえいグランプリです。
ミノルシャープが勢いそのままに重賞3連勝か他馬が待ったをかけるのか注目の一戦です。