見出し画像

67.ジェントルマンさぶ坊っちゃん

さぶちゃんウチに来て約5ヶ月。
最近は暑いからか、いつも↑↑こんな格好で寝ています。油断しすぎ〜笑

さて、今日は病院へ行きます。
お腹の虫とフィラリアの親虫がやっつけられたかどうか、診てもらうためです。

M病院はこれで3回目。
初めての時は家族全員で往復バリケンでした。
2回目はバリケン無しで、さぶちゃんは車の後部に。そしてフォーメーションの真ん中を自分で歩いて、車から診察室まで行きました。
診察が終わると私ひとりが会計待ちで残り、3人とさぶちゃんは再びフォーメーションを組んで、歩いて外へ出て、そのまま近くの公園にお散歩へ。(ちゃあんと💩とオシッコもしたよ)

3回目の今回、息子と私しかいなかったのですが、これまでのさぶちゃんと、最近の成長したさぶちゃんを鑑みて
「さぶちゃん、大丈夫じゃない?
 行けそうだよね?」
ということで、2人と1匹でいざ決行です!

車のハッチバックを開けると、さぶちゃんは自らぴょんと乗り込みます。
すっかり車のお出かけが大好きになっています。うれしいね〜笑

病院に着いたら、フォーメーションは組めないけど、3人一緒に車から降りて、受付へ。
さぶちゃん、お散歩のように落ち着いて歩いてくれます。
うん、いい調子。笑

ところが、受付をしていると、
突然診察室から大きなゴールデンちゃんが出てきて、フレンドリーにダイナミックな動きでさぶちゃんの方に向かってきました。
私はびっくりして、さぶちゃんを引いてよけましたが、ゴールデンちゃんはさぶちゃんに少しぶつかって、わっさわっさと通っていきます。飼い主さんは元気で力持ちのゴールデンちゃんにちょっと振り回されるように外に出て行きました。
さぶちゃんは私の足元でプチパニック、少しエビになってしまいました。
「さぶちゃん!大丈夫!大丈夫!ゴールデンちゃん、遊ぼうって言ってたなぁ。もう、出て行っちゃったよ〜。大丈夫、大丈夫、大丈夫やで〜!」
と撫でながら座らせ、足で挟むとだんだんと落ち着いてくれました。

あ〜、良かった〜……

それにしても、さぶちゃんは、相当驚いただろうに、唸りも怒りもせず、攻撃的な面をまったく出しません。
(鉄のゲージを破壊するほどのパワーを持っているのに、ですよ!)
本当にジェントルマンです。


外は暑いので、名前を呼ばれるまでの間、待合室でさぶちゃんも一緒に待つことにしました。
(大丈夫かなぁ〜?)

待合室には猫ちゃんが2家族、ダックスちゃんが1家族、います。
さぶちゃんは落ち着かない風で帰りたそうにしていましたが、
「大丈夫、大丈夫やで〜」と、なだめているとベンチに座った私の足元に座りました。

そして周りの誰かが動く度に少しずつベンチの下、奥の方に入っていきます。
完全に怖い時の体勢になっています。

さぶちゃんはお散歩中でも、いつでも、本当に怖い時、イヤな時は寝っ転がります。手足を投げ出して、頭を地面に付けてペタンと寝てしまうんです。
今、さぶちゃんはベンチの奥の方でペタンと寝ています。
「さぶちゃん、怖いよなぁ〜。でも、大丈夫、大丈夫。大丈夫やで〜。ほら、みぃ〜んな何もしないやろぉ〜?お利口やなぁ〜。大丈夫、大丈夫」
話しかけて撫でると、震えていないし、目もひん剥いたりしていないので、怖い、というよりも、
用心して様子を伺っている、
という感じになってきました。

さぶちゃんは、吠えたり唸ったり暴れたりせずに、大人しくベンチの下にいます。
大きな体で、寝っ転がって、目だけキョロキョロして、じっとベンチの下にいるさぶちゃんを見て、周りの人達は「お利口だね〜」と微笑みかけてくれます。ほんとに、おりこう!!

名前を呼ばれたので
「さぶちゃん、先生のとこ行くよ!」
と声をかけると、さぶちゃんはスッとベンチの下から出てきて、診察室の方へスタスタと歩いていきます。
周りの人や、にゃんこさんやワンコさんのことは、さほど気にしていない様子で、チラリと見るだけです。
「なに?!この落ち着きは?
 さぶちゃん、
 なんてジェントルマンなの?!」

さぶちゃんは診察台の前まで歩いて行くと、先生の顔を見上げて座ります。
「なに、この落ち着いたおりこうな
 おぼっちゃまは?!」

抱きあげて診察台に乗せるとさぶちゃんは伏せしました。


先生がにっこりして
「さぶちゃん、すっかり慣れたみたいですね。おりこうだね〜」
と褒めてくれました。

看護師さんに腰のあたりを持たれて、後ろ足から先生が採血をしても、さぶちゃんはじっとしています。

本当に落ち着いています!
ジェントルマンです!!

こんなに紳士的なおぼっちゃまを連れている私は、なんだか誇らしい気持ちでいっぱいです。
すごいなぁ〜。さぶちゃん。
気品すら感じるよ。涙涙


さてさて、
持っていった💩の検査と、血液検査の結果が出ました。

💩からは、新たなお腹の虫は見つかりませんでした!
やった〜!!
お腹の虫、撲滅できました〜!


血液検査の結果は………

残念……

まだフィラリアの親虫を退治できていませんでした……

再び、全身にいる子虫を強い薬でやっつけてから、1ヶ月間、親虫を弱らせる薬を飲んで、1ヶ月後に検査です。
これを繰り返していくしかありません。
親虫を更に強い薬で一度にやっつけてしまうと、心不全や肺障害を起こす可能性があるため、ゆっくり慎重に戦わなくてはいけません。
1日2回、2錠ずつのお薬を毎日飲んで、長期戦の覚悟でがんばっています。

最近のさぶちゃんは、
お薬が美味しくない事に気付いてしまったので、カリカリフードの中から、お薬だけを、ものすごく上手にペッと出します。笑
だから、ソフトジャーキーに、お薬をめり込ませて先に食べさせて、ちゃんとごっくんするまで付きっきりのごはんタイムです。
そのせいか、ごはんのカリカリフードも、食べ始めは一口ずつ口元に運んであげないと食べません。

私以外の他の家族がいたり、外の音が気になったりすると、1人では食べられなくて、、、全部、最後まで手であげないといけない事も……笑

「箱入りおぼっちゃま養成中」では
ありますが、お食事のお世話までは
想・定・外〜〜〜〜笑笑笑
(甘やかせ過ぎ??笑笑笑)




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?