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M-1が終わった、年の瀬だなあ

去年末を外国で過ごした唯一の後悔といえば、M-1をリアタイ出来なかったことってくらいに私にとっては年中行事のこの番組。

今年は大学チングと大きいテレビ付きのエアビを借りて、皆でドミノピザを頬張りながら観戦した。

敗者復活戦から視聴して、マユリカが上がったことがあまりにも嬉しくて、ああもうすっかりマユリカファンになったんだなと自分を俯瞰的に見たりもした。うなげろりんを聞いていると阪本さんが落ち着いていて、中谷さんがうるさいなと思うけど漫才では二人とも気持ち悪くて、キモダチって言いえて妙だなあと思う。「急いで負けに来たってことですか?」あれはあまりにも名言だったし、不憫な時が特に輝くマユリカから学ぶことは沢山あるなと思う(適当な物言い)

例えば炎のボケの方、あまりにも友達になりたい存在だったな。

本戦はもう、あまりにもドラマだった。
阿部一二三さん、あんたってすごいよ。そりゃオリンピック連覇するわ。オリンピックチャンピオンが放つ力と影響力ってすごいんだなと思った、あんな順番になるなんて、だれが予想したかしら。

正直令和ロマンから真空ジェシカまでのあの時間、ほぼ記憶がない。いや、ネタはちゃんと覚えているんだけれどあっという間でなんだか夢の中にいるみたいだった。

始まる前からなぜか、連覇するんだろうなと信じて疑わない私がいた。ファンだから期待している、とかではなく、まあきっとそうなるんだろうなと思っている感覚。因みに私は令和ロマンのファンではないと自負している。ファンというほど詳しくはないけれど去年のM1以降のコンテンツはだいたい全部見た。付き合うならけむたんか?くるまさんか?という討論も私の中ではまだ終わっていない。

令和ロマンの一本目はとにかくワクワクして面白くて、身近な話題で4分間ずっとけらけらけらけらしていた。純粋に面白くて最高だったし、あんな勢いと内容量でかまないの凄いな~とかも思ったりした。きっとこの一年、私では想像できないような様々な角度から様々な人に様々な言葉をかけられてきただろうし、心身ともにストレスのかかる日々だったんだろうと思うけど、本当に純粋にまた出てくれてありがとうって思った。すごかったなあ。

その余韻に浸る間もなく、大好きなヤーレンズがやってきた。全力おてんばおばさんの大ファンとしては、もちろん大前提超面白かったけど、私の知識不足かちょっとついていけなかった瞬間があって少し悲しかった。でもやっぱりテンポよくて、ずっと楽しくて、お二人の世界観が好きだなあと思った。俺たちのともこ姉さんが、この私の感覚をしっかり言語化してくださって、審査員ってすげ~ともなりました。ともこ姉さんの言葉を借りてもよいのなら、もっとしょうもないやーレンズ氏がまた見れたら嬉しいな。でも今年も出てくれてうれしかった。ありがとう、ヤーレンズ。

つぎの真空ジェシカ、とんでもなかった。初めて彼らを見た時のワクワクと爆笑がまた帰ってきたような、なぜか懐かしい気持ちになった。ボケの大渋滞で休む間もなかったのに、覚えているフレーズがたくさんあって凄いなと思った。気づけばM1の常連として毎年のように現れる二人、どうやらとっても奇人なお二方も、お二方なりの苦労や苦難があっただろうに、やっぱり出てくれてありがとうという気持ちになってしまった。私は誰なんだ。

そのあとは令和ロマンが最終決戦に残るように、とにかくそれを祈りながら見続けた。正直毎年ある、「あ、この人たちめっちゃすべってる…」みたいなのが本当に一組もなくて驚いた。皆さんおしなべて面白くて、気持ちが中だるみすることなく見れたのも個人的にうれしかった。

スタバの閉店時間が迫っていることもあって、全組へのコメントはできなさそうで残念だけどバッテリィズとんでもなかった。はじめてお目にかかったけど、あまりにも予想のつかない展開で泣くほど笑ってしまった。

伏線回収系、社会への問題提起系などの頭使う系とか、漫才師の方が笑ってほしいポイントが明確系(リズムネタなど)が苦手な私にとって、あまりにも楽しい漫才だった。初めて見たのにめっちゃ好きになった。

あと今回は審査員の皆さんも素晴らしかったなと思う。お客さんと同じ目線でコメントしてくれるともこ姉さん、冷静に分析する山内さん、愛のある言葉選びでやさしくずっしりしたコメントの若林さん、さすがNSC講師!と言わんばかりの的確な批評をする石田さん、ずっと顔色が悪くて正直めっちゃ心配だった哲夫さん、いてくれるだけで安心する大吉先生と礼二さん、そして意外とちゃんと評価する柴田さん。ネタの後にコメントを聞くと解像度が上がって、自分の気持ちも整理できるような感覚がなぜかあって、すごいな~ってなった。

最終審査では、やっぱり令和ロマンがダントツで面白かったし最後は泣いた。けむりさんがアタフタしたあたりから最高で、あまりにも面白かった。前回王者だから、とかそんなことではなくて普通にめちゃくちゃ面白かった。

だからこそ優勝が決まった瞬間は喉が加ピカぴになるほど叫んだし、うれしかった。お二人の心境なんてわからないけれど、あの安心したような表情がぐっと来た。二人が望んだ結果に、二人が描いていた未来になっていたらいいなと思った。本当に良かったし嬉しかったな。

一緒に見ていた友達と「れいろまが優勝したら絶対くるまの本買おな」って言ってたのが実現して今手元にあるので、これを読み進めるのも楽しみ。

長々と駄文を自己満で綴ったけれど、毎年必ずおなかが痛くなるほど笑わせてくれるM1ありがとう。M1に携わるすべての制作陣、出演者のメイクさんスタイリストさんマネージャをはじめとする裏方の皆さん、人を笑わせることにあほみたいに真剣に取り組んでいる漫才師の皆さん、本当にありがとう。令和ロマンのお二方に置かれましては、今年も本当にありがとう。あなたたちのおかげで、毎日に笑いが添えられて、私も頑張って生きよ~と思えて、しんどいときに笑うことが出来たと思います。

これから、どんな未来が待っているかなんて誰にも分からないですが何よりも二人が幸せだといいな~なんて思っちゃいます。

M1が終わった、年越しだ~~~~~~

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