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おしゃれが好きだと気づくこと

それまでは負担だと思っていたことが
環境を変えてみるとポジティブなものになることがある、と思う。

オーストラリアに1年居て、いろんな自分を知ったけれど
その中におしゃれが好きな私がいた。

うわさに聞いていた通り、トラリアの皆さんは基本的にパーティとかそういうソーシャルな場を除いて、本当にカジュアルだ。パジャマでカフェやレストランに行くし、ジャージでハイブランドの路面店に入っていく。(ネットでたまに見る中学校でファッションセンスが止まっている、みたいな方が山ほどいる感じだ)

特にアルバイト先におしゃれしてくる同僚なんてまずいなくて(私の場合はカフェやレストランなど)みんな寝起き1分、みたいな雰囲気で出勤する。
髪もまかず寝ぐせ頭でやってきて、おはよ~て言いながら髪を束ねるしTシャツ短パンでクロックス、みたいな感じだ。(だからこそパーティとかでがっつりメイクしておしゃれするギャルたちが最高に可愛くて、その姿を見るのが好きだったりもした。)
私もその環境にすっかり慣れて、眉毛だけ書いてリップも塗らず変な色の靴下で出勤してた。

日本にいた時は常に誰かに見られている気がして、「仕方なく」自分を着飾っていた。洋服も本当はカラフルが好きなのに、みんなが着ているシックな色の服を着て変に目立たないようにしていたし「ださい」と思われたくない気持ちが凄く強かった。面倒でも必ず髪を巻いていた。

あと今だから言えるけど、元カレが大人キレイ系が好きだったから頑張ってエレガントな服を着ていたし彼の好きなロングにしていた。(次は彼女に自分の好きな雰囲気を纏わせたりしない、尊重できる人と付き合いたいと思う。その当時日本で着ていた服を見ても今は全然ときめかない。)その時は自分がそういう服が好きだと信じて疑わなかったけど多分違う。恥ずかしくて認めたくないけど、そういうところからも好かれたくて必死だったんだと思う。よく頑張ったね。もう好きにしていいからね。

そんな環境から「頑張って」着飾る必要のない場所に行って、洋服やアクセサリー、ヘアスタイルやメイクで自分を表現することが好きだと知った。自分が好きだと思うものを身にまとうこと、きゃわちいアイテムに出会った時のときめきが大好きだ。

あとこれを書いていて気付いたけど、今自分が出かけるときに「この服派手すぎるかな…」とか「こんなの他人に変な人だと思われちゃうかな…」みたいな心配を一切しなくなった。可愛いと思えるものに囲まれることがうれしくて、用事がある前日はいつもコーディネートのことを考えてうきうきしている。

良い変化だな、と思うしこれからもそんな自分でいてほしい。
ファッショナブルなおばあちゃんじゃなくても、たとえ、ザ日本のおばあちゃんみたいな小豆色ゴムパンツスタイルでも、それを「歳だからこういうのを着ないと…」とかそういう感情じゃなくて「それが良くて」着ているばあばになっていてほしいなと思う。

明日は何を着ようかな。

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