豊かな食卓 (10/23)
群馬での暮らしを始めてから、何が変わったかといえば、それは間違いなく食生活です。
なにも農業を始めたわけではないので、これすべてわが家の上に住むご一家の恩恵の賜物にすぎないのですが、とにかく新鮮な野菜類に事欠かなくなりました。
上のお宅はネギ農家なのですが、チャレンジ精神旺盛で、サツマイモやサトイモ、ダイコンといった根菜類や、葉物、果物、はてはお花まで、なんでも手掛けていらっしゃいます。
そのお母さんが、都会から引っ越してきてまごついているわたくしを心配してくれて、しょっちゅう顔を出してくれます。そのさいに、
「うちの畑でとれた粗悪品。捨てるよりは、と思って」
とか、
「誰々さんから頂いたんだけど、食べたことないと思って」
とか、
「知り合いの農家が作ってるのをいただいたんだけど量が多いから」
とか。
こちらは物珍しさもあって農作業をお手伝いさせてもらっているだけなのに、それを気にかけてくれ、その見返りにと、いろいろとお裾分けをくださいます。
小鉢がたくさん並ぶ食卓…
その結果、食卓が豊かになっていくのです。
もともと料理が得意ではないだけに、しっている野菜も、見慣れない野菜も、すべてネットでしらべて、なんとか調理しています。
この日は、先日収穫した里芋を煮っころがしに、ふつうより大きくて平たいモロッコインゲンを鰹節と一緒に炒めたもの、以前に自分で漬けてみた紫蘇の醤油漬け、お母さんが手掛けたズイキの酢の物、水菜のお浸し、みそ汁にはふんだんにネギをいれ、古くなった納豆とすりおろした山芋でとろろ納豆を添えて…。
もう盛りだくさん!
年齢的に肉もさほど欲しなくなったし(といいながら、先日高崎まで大量に肉を買いにいきましたけど)、こんな生活が続けば、買うのはお米だけ、なんてことになるかもしれません。
とにかく取れたての旬の野菜類を、心行くまで堪能しました。
ごちそうさまでした!
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