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【スト6】ルーキー~シルバーぐらいの人の対戦を見てて思うこと

はじめに

はじめまして、GIYA(ぎや)と申します。
最近流行りに流行っている2D対戦格闘ゲームStreetFighter6(以下スト6)ですが、プロゲーマーのみならず著名なストリーマーやVtuberの方々もこぞって配信で行っているのを見て始めた人もいるでしょう。
それに加えモダン操作という令和最高峰の超絶神システムの存在も相まって、「格闘ゲームに興味あったけどこれを機に買いました!」「自分も配信でやってみよう!」「格闘ゲームやったことないけど挑戦してみよう!」という方々もきっと多いと思います。
僕も普段配信をしたり、逆に配信を観たり、Discordサーバー等の格ゲーコミュニティで対戦したりする中でそういう方々の声をよく耳にします。
その中で最近始めたばかりの初心者の方々の対戦を拝見することがあるのですが、そこで感じた「ルーキー~シルバーぐらいの人が勝ててない原因」を(本人に直接言うと下手をすればクソアドバイス余計なお世話誰もお前に聞いてないわおじさんになってしまうので)自分の思考整理も兼ねてnoteにまとめていこうと思います。

じゃあ偉そうなこと言ってるお前はどのくらいの実力なんだよって話ですが、C春麗のマスターMR1700~1800ぐらいです。僕よりもっともっと強い人が「いやこれは違えだろw」って言ってたらその人の言葉を参考にしてください。

本題

「何がわからないのかもわからない」っていう悩みを抱えてルーキー~シルバー帯で苦しい思いをしてる人は多いと思います。もちろん個人差はありますが、実際ゴールドからはみんなゲームの勝手をある程度理解してきてすんなりプラチナ以上まで上がっていく人が多いように感じています。
格闘ゲームはある程度のセオリーがあるので、セオリーの概要をふんわりと知っておくだけでも急激にランクが上がったりすることもあります。でも結局それって知識だよね?座学だよね?自分だけじゃ辿り着くのは難しいよね?って話なので、そのセオリーの「いったんとりあえずこれ!」の部分を書いていきたいと思います。

その1【それ使って大丈夫な技?】

スト6にはいろんなキャラがいます。いろんなキャラがいればその数だけさらにいろんな技があります。必殺技やSAも含めたら目が回りそうなぐらいいっぱいあります。
いろんな技を相手にビシバシ当てて先に相手の体力をゼロにした方が勝ち!が格闘ゲームではありますが、そのまま使うだけでは相手に当てるのが凄く難しい技もあります。そういう技はだいたい用途が決まっていて、「その用途通りに使えるとめっちゃ強いけれども、使えないと大ダメージをもらう大きなリスクを背負うよ」っていうパターンが多いです。
例えばリュウやケンの昇竜拳、ルークのライジングアッパー、キャミィのキャノンスパイクのような上にすっ飛んでく技があります。めちゃくちゃかっこいいしダメージも高いし技の出も早いから結構相手に当たってくれてあ~格闘ゲームたのし~~~!!ってなります。

でも仮に、そのかっこいい技がガードされてたらどうなるの?って話です。

格闘ゲームには「ガード」というものがあります。
相手と逆方向に進むと相手の打撃をガードしてダメージを受けずに済むというものです。ありとあらゆるかっこよくて強い技のダメージをゼロにするこの「ガード」、最強です。

例で挙げた昇竜拳やライジングアッパーやキャノンスパイクのような技は、めちゃくちゃ強い代わりに、ガードされると相手の目の前とてつもなくデカい隙を晒してしまうことになります。
隙がデカいということは、隙が出てる間はガードが出来ないので相手の攻撃が確定してしまう(格ゲー用語で反撃確定、略して反確って言うことが多いです)ということです。
相手が攻撃ボタンを押したら100%絶対にダメージを受けてしまうとんでもない状況になります。SAやCAなんて使ってきたら体力が一気に無くなって大ピンチです。えらいこっちゃ。

例で挙げた技はほんのごく一部ですが、シルバーまでの方は結構こういう隙のデカい技を気合でぶん回してるのをよく見受けます。
こういう隙のデカい技を振り回すのを控える、理想を言えば用途を知って正しく使う(でもこれは難しいので後々で全然大丈夫)ことがまず大事だとも思います。
極論ではありますが、ダメージを確定でもらう場所を減らせば相手との体力に差をつけることができるため、勝率に直結します。

SA(画面の下にあるゲージを使って出す技、ウルト)なども演出が派手でめちゃくちゃかっこいいしダメージも高いですが、もちろん隙がめちゃくちゃにデカいです。
ここぞ!ってときに狙う必殺技なので注意が必要ではあります。

その2【ガードを使おう】

上記のその1で「隙のデカい技はガードされると危ないから気を付けようね」という話をさせていただきましたが、今度は逆の話をしていきます。
つまり「相手の隙のデカい技に痛い技を叩き込め!」ということです。かっこいい技、強い技、こっちも使うので相手ももちろん使ってきます。ということは相手も隙をさらけ出すタイミングが絶対にあるってことです。

じゃあどうやってやるの?って話ですが、ガードしましょう。
その1でガードについて少し書きましたが、ガードはガード不能の投げと画面端を背負った時のインパクト以外全てのダメージをゼロにする最強のシステムです。本当に最強です。

ものすごーーーく極論ではありますが、「相手が隙をさらけ出すまでガードし続けて、確定する攻撃だけを叩き込めば一方的に相手にダメージを与えられる」ということにもなります。

ですがこれはあまりにも極論なので、投げやインパクト以外にもしゃがみガードではガード出来ない中段攻撃など例外も沢山あります。相手側もこれを駆使してこちらのガードを崩してきます。
そうなってくると「じゃあただガードしているだけじゃダメなんじゃないの?」「なにが中段でなにが下段なのか覚えられないよ!」という疑問が出てくると思います。

結論から言うと、基本的には下段ガード(しゃがみガード、斜め後ろ入力)をしておけば大丈夫です。
2D対戦格闘ゲームの攻撃には上段、下段、中段と3つの属性がどの技にも付与されています。しゃがみガードはこのうち上段と下段の攻撃をガードすることができます。
いろんなキャラがいていろんな技が数多くある中で、実は中段の攻撃はそもそもあんまり数が多くないです。キャラによってはジャンプ攻撃以外の中段攻撃を持っていないキャラもいます。
また中段攻撃は基本的に攻撃が出るまでに時間がかかる技が多かったり、ドライブラッシュを使ったり色んなめんどくさいことをしないと当てたところでコンボができなかったりするので、最初のうちは怖がらなくて大丈夫です。
一方、下段攻撃はリーチが長かったり、アシストコンボにいけたり、攻撃の隙も小さかったり、出が早かったり、種類も多かったり、全キャラ必ず持っていたり。めちゃくちゃ便利で強い使いやすいものが多いので、必然的に多用されます。
無論、しゃがみガードは上段攻撃も同時に防ぐことができるので、相手の主要な技の多くのダメージを無効化することができます。(なので「ガードをする=しゃがみガードをする」ってニュアンスで話す人も強めのおじさんには多いです)

また、これも極論にはなりますが、ガード以外の行動は全部相手の攻撃が当たったら確実にダメージになる状態になるので、ガードをしていないとずーーーーーーっと無防備な状態です。(もちろん一部例外もあります)
なのでむやみやたらに動いたり、攻撃ボタンをガチャガチャ押すだけでは実は隙をさらけ出してしまってることも少なくはないです。

なので「相手の隙がデカそうな技」をガードするまで「しゃがみガード」をして様子をうかがって、相手の隙に攻撃していこう!を基本にすると、今より勝率が上がるかもしれないです。

じゃあ隙のデカい攻撃ってなんだよ!!っていうのは、書き出すとキリがないので最初のうちは昇竜拳とかライジングアッパーみたいな上にすっ飛んでく技はだいたい隙がめちゃくちゃデカいから大攻撃が絶対当たる!って覚えておけばいいです。
あとはSAも演出が終わった後は自己強化するタイプの技以外は基本的にどれも隙がめちゃくちゃデカいので、ガードしたらしっかり大攻撃をブチ当てて相手にどちらが上かを理解させましょう。(これも一部例外はありますが)

蛇足ですが、立ちガードは相手と逆方向に向けて移動するとガードになるため、相手が何も攻撃していなかったらどんどん後ろに下がって自分からしんどい画面端まで下がってしまいます。(ラインを下げる、とも言います)
ですが、しゃがみガードをすると後ろ歩きせずその場にしゃがんだ状態になるので、相手の攻撃を防ぎつつラインを維持することもできます。最強か?

その3【対空で自分のターンを掴もう】

相手にジャンプ攻撃を当てるととても大きなダメージを与えられます。ガードされても着地してから投げに行けたり、次の攻撃を立て続けに繰り出したり。また遠い距離から一気に近づいたりなど、ジャンプという行動は自分に有利な状況を作り出すのに非常に有効です。
でもそれは相手も同じこと、ダメージを与えるためにジャンプをして近づいてきます。

そこで行うのが「対空」です。ジャンプ攻撃はすごく一方的なものに感じますが、その2で説明した最強行動である「ガード」がなんとジャンプしている空中では一切使えません。一度空中に移動してしまうとその間はずっと無防備な状態になります。
つまりジャンプで飛んで近づいてきた相手に、対空に適した上方向に強い技を繰り出すことで一方的に打ち勝つことができます。

これがなぜ大事なのかという話ですが、ジャンプ攻撃は上記で説明した通りとてつもなくリターンが大きい行動です。通してしまえば相手に大チャンスを与えてしまいます。でも対空攻撃を空中の相手に当てることで、相手にチャンスを与えずに相手をダウンさせることができます。相手はダウンするので今度はこちらから攻めにいくことができます、つまり攻守が切り替わりこちらのターンにすることができます。

各キャラそれぞれ対空に適した技が必ず用意されているので、トレーニングモードの対空練習で飛んできた相手に対空攻撃を当てる練習をして対空筋を鍛えていきましょう。対空に関しては日々の練習がモノを言います。マスター以上の上手い人でも出ない人はとことん出ないです。僕も出ません。

モダンであれば難しいコマンド入力は不要ですが、クラシックの場合ややこしい必殺技コマンドを入力する必要が出てきたりもするので最初のうちは上方向に強い通常技(ルークやケンのしゃがみ強P、春麗の立ち中Kのような技)でしっかり対空していきましょう。まずは飛んで来たら落す、これが癖付くと非常に強力な武器になります。


まとめ

以上3点が、ルーキー~シルバー帯から勝ち上がれない人に目立つ行動でした。
もちろんこれが全てではないですし、他にも大事なことは星の数ほどあるのが格闘ゲームのしんどい所ですが、やりがいのある所でもあります。実際ここに書いてあるようなことはあんまりできてないのにコンボだけやたら上手くてプラチナまで行けちゃってるわこの人すげえ………みたいなパターンの人も全然います。
フレームがどうだのドライブラッシュを使ったコンボだのシミーを使えだの詐欺飛びがどうだの、始めたばかりの赤ちゃん同然の初心者に意味不明な呪文を使ってくる大した強くもない癖にイキってるクソガキとオッサン共の戯言に萎えてしまう人を多く見かけるので、それよりももっと根本的で簡単な部分を知っていただければと思いnoteにまとめました。

もっと具体的な話をするとそれぞれが使っているキャラや対戦相手のキャラによっても大きく違ってくる場合もあったりします。もう少し上達したならしゃがみガードをしていればすべてが解決するわけではないですし、相手も隙の小さい技で賢く立ち回る人も増えてきます。
あくまで、始めたばかりで右も左も分からない初心者の方々が上達するヒントになれば幸いです。

極力格ゲー用語を使わずに書いてみたつもりではありますが、僕もそれなりに格ゲーに漬かってしまった哀れな人なので、どこか文章で無意識に漏れ出しているところはあるかもしれないです。
初めてnoteに文章をまとめたので読みづらかったかもしれませんが、ここまで読んでいただきありがとうございました。
「もっと重要なことが抜けている」「もっと他に大事なことがあるだろ」という意見がありましたら教えていただけると非常にありがたいです。

またなにか気まぐれで文章をまとめることがあるかもしれないです。


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