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Lo-Fi Hiphopにハマって、そのうち聴くだけじゃ収まらず作り始めちゃった話
いきなり宣伝で申し訳ないんですが、弾き語りサボテンの陰でこっそり活動を続けていたローファイサボテンのアルバム『Hirameki drowsiness』を、12月10日にリリースしました。
Lo-Fi Hiphop"的"オリジナル曲を10曲収録しています。
じっくり聴いてもいいし、何か作業するときのBGMにしてもいいし、ぶっちゃけ弾き語りサボテンのアルバムより使い勝手がいいです。
※「BOOTH」「bandcamp」という2つのサイトから購入できます(「bandcamp」は全曲フル尺で試聴もできます)。
Lo-Fi Hiphopとの出会い
そもそもLo-Fi Hiphopに目覚めたきっかけは、Youtubeチャンネル「ChilledCow」でした。
どういう手順で知ったのかは忘れましたが、このチャンネルが24時間エンドレスでLo-Fi Hiphopばかりを流す「lofi hip hop radio - beats to relax/study to」というライブ配信をしており(今も配信され続けています)、それを聴いて「こんなジャンルがあるのかー、なんだかすっげえ心地いいなあ」とこのジャンルのトリコになったのです。
その後、作業用BGMとしてしばらく聴き続けているとき、ふと「あれ?もしかしてこれ、俺でも作れるんじゃねえの?」と思うようになりました。
とりあえず手探りで作り始める
Lo-Fi Hiphopを作り始めたころの曲は、音楽制作ソフトに入ってたループ素材を組み合わせるだけで作っています(これを作曲と呼んでいいのかは置いといて)。
作業用BGMとして使われることを意識した動画「【30min】Virtual Peyote - Lo-Fi HipHop Mix」で使用している曲のほとんどは、音楽制作ソフトに入ってたループ素材を組み合わせるだけで作ったものです。
この手法で何曲か作ったあたりで組み合わせるだけの作業に飽き、次第にループ素材に頼らない作曲スタイルになっていきます。
ジャンルの背景を知ってから改めて作り出す
まずは自分の好きな曲をLo-Fi Hiphop化してみたりしました(もちろん、原曲のフレーズも自分で打ち込む)。
その次に、そもそもLo-Fi Hiphopとは何なのかを調べました(遅い・・・)。
このジャンルの生みの親とされる人物は二人いて、そのうちの一人が日本人であること。
日本での知名度の低さに対して、海外にはこのジャンルのファンが多いのはなぜか。
昔懐かしいアニメーションとセットにされがちな理由。
歴史を学べばその成り立ちがわかり、自然と作り方も見えてくる。
以降、おもしろいように曲作りが捗りました。
気づいたら何曲も作れてた
フレーズを思いついたらそこから膨らませて1曲、目が覚めた瞬間に頭のなかに鳴っていた音を捕まえて1曲、ピアノを弾きながら思いついて1曲、曲作りするぞという気持ちでギターを手にとって1曲、などなど。
そうやってできていったたくさんの曲のなかから、今回は10曲を厳選して収録しています。
普段の弾き語りサボテンとはまったく違うコード使いで、当然ながら雰囲気もまったく異なります。
Lo-Fi Hiphop"的"としているのは、作っていくうちに「Lo-Fi Hiphopの本流」から逸れ始めている気がしたから。
じっくり聴いてもいいし、何か作業するときのBGMにしてもいいし、ぶっちゃけ弾き語りサボテンのアルバムより使い勝手がいいと思います。(2回目)
ぜひ聴いてもらえるとありがたいです!
・・・とペヨーテが言ってました。