2024/1/11(木)のゾンビ論文 ヒットなし
ゾンビについて書かれた論文を収集すべく、Googleスカラーのアラート機能を使っている。アラート設定ごとに、得られた論文を以下にまとめる。
アラートの条件は次の通り。
「zombie -firms -philosophical -drug -biolegend -gender -narrative -network」
「zombie -firms -philosophical -xylazine -biolegend -gender -narrative -network」
「zombie -firms -xylazine -biolegend -DDoS」(取りこぼし確認用)
検索条件は次の意図をもって設定してある。
「zombie」:ゾンビ論文を探す
「-firms」:ゾンビ企業を扱う論文を排除する
「-philosophical」:哲学的ゾンビを扱う論文を排除する
「-drug/xylazine」:ゾンビドラッグに関する論文を排除する
「-network」:とにかく情報科学の論文を排除したい
「-DDoS」:ゾンビPCを扱う論文を排除する
「-biolegend」:細胞の生死を確認するゾンビ試薬を使う医学の論文を排除する
「-gender」:ジェンダー学の論文を排除する
「-narrative」:ゾンビ映画・小説などを評論する論文を排除する
検索条件2は「-drug」と「-xylazine」の差分を見るためにある。また、検索条件1と2には一般性の高い排除キーワードが含まれているため、それらが不必要にゾンビ論文を排除していないかを確かめる。
今回、それぞれのヒット数は以下の通り。
「zombie -firms -philosophical -drug -biolegend -gender -narrative -network」ゼロ件
「zombie -firms -philosophical -xylazine -biolegend -gender -narrative -network」ゼロ件(差分ゼロ件)
「zombie -firms -xylazine -biolegend -DDoS」一件(検索条件2との差分は一件)
検索条件1はゼロ件だった。
検索条件1「zombie -firms -philosophical -drug -biolegend -gender -narrative -network」(ヒットなし)
今回は検索に引っかからなかった。
検索条件2「zombie -firms -philosophical -xylazine -biolegend -gender -narrative -network」(ヒットなし)
検索条件1との差分を調べ、「-drug」が「-xylazine」よりも論文を排除しているか確認する。
今回はヒットがなかった。
検索条件3「zombie -firms -xylazine -biolegend -DDoS」
上記の条件で誤ってねらいのゾンビ論文を取りこぼしていないかチェックするために、こちらの検索結果もチェックしておく。ただし、ゾンビ企業とゾンビ試薬、ゾンビPCは排除されるように設定してある。
ゾンビ細胞を除去すれば、老化した心血管系を活性化できるでしょうか?
原題:Can removal of zombie cells revitalize the aging cardiovascular system?
掲載:European Heart Journal
著者:Seyed Soheil Saeedi Saravi と Mark W Feinberg
ジャンル:生物学
「-drug」および「-network」で排除。細胞は傷ついたり劣化したりするとアポトーシスというプログラムによって自死する。しかし劣化したにもかかわらずアポトーシスに従わない細胞も存在する。そんな老化細胞に関する論文。
老化細胞はゾンビ細胞と呼ばれることもあるため、検索に引っ掛かった。タイトル通り、心臓周りの血管から老化細胞を除去して活性化(=若返りのようなもの?)を試みたらしい。
まとめ
検索条件1はゼロ件だった。
三日連続でゼロ件。そもそも取りこぼし確認用にも一件しかヒットしていない。このレベルが続くのならば、アラートチェックの頻度を週一に落としてもいいかもしれない。
今回はねらいの論文がなかった。