2023/06/02(金)のゾンビ論文 ゾンビのボットネット
ゾンビについて書かれた論文を収集すべく、Googleスカラーのアラート機能を使っている。アラート設定ごとに、得られた論文を以下にまとめる。
アラートの条件は次の通り。
「zombie -firm -philosophical -DDos」(経済学・哲学・情報科学のゾンビ論文避け)
「zombie」(取りこぼしがないか確認する目的)
「zombie -firm -philosophical -DDos -company」(-companyの効果を図るため)
このうち、「zombie -firm -philosophical -DDos」の内容を主に紹介する。ただし、この検索キーワードで不必要にゾンビ論文を排除していないか、「zombie」の内容も確認する。また、4月まで経済学のゾンビ論文の排除を目的として「-company」を設定していたが、その効果があるのか改めて測定する。
それぞれのヒット数は以下の通り。
「zombie -firm -philosophical -DDos」一件
「zombie」一件(差分ゼロ件)
「zombie -firm -philosophical -DDos -company」ゼロ件(排除一件)
「zombie -firm -philosophical -DDos」は情報科学が一件だった。
検索キーワード「zombie -firm -philosophical -DDos」
モバイルセキュリティ強化に関する文献レビュー
一件目。
原題:Literature Review of Mobile Security Enhancement
掲載:International Journal for reserch
著者:Rakesh Kumarを筆頭著者として四名
ジャンル:情報科学
zombieの単語が出てくるのは次の一文。
それはDDoSという攻撃なのでは…?DDoSは検索から除外されるようにしたはずでは…?
しかしこの論文にDDoSという単語はない。想像になるが、DDoSはサーバやウェブサイトを標的とした攻撃で、この論文はモバイルデバイス(≒スマホ?)を標的としたサイバー攻撃について論じるものらしい。その違いで「-DDoS」をすり抜けてきたのだ、きっと。
悔しい。七月は「-DDoS」を「-botnet」か「-bot」あたりに変更する必要がある。
ジャンルはもちろん情報科学。
検索キーワード「zombie」
このキーワードでは「zombie」ゾンビ論文がアラートに入ってくる。誤ってねらいのゾンビ論文を取りこぼしていないかチェックするために、こちらの検索結果もチェックしておく。
今回は差分はなかった。
検索条件「zombie -firm -philosophical -DDos -company」
ゾンビ企業には"zombie company"という表記もあることから、そういったゾンビ論文を排除するために設定した検索条件。
この検索条件では「zombie -firm -philosophical -DDos」にヒットした論文のうち、「company」の単語を含むゾンビ論文が排除される。その排除される論文が経済学の論文であれば、目的を果たしていることになる。
今回、排除はなかった。
まとめ
「zombie -firm -philosophical -DDos」は情報科学の一件のみだった。
特に語りたいことはない。上述の通り、悔しい。それだけだ。
今日はねらいのゾンビ論文なし。