沼魚沼沼。~ポケモンSVにおけるラグラージ所感(おまけつき)~
どうも、サビぬきです。
この記事はアドベントカレンダー23日目の記事です。
シリーズ初のオープンワールドの最新作、ポケットモンスター スカーレット・バイオレット。
自由度の高い散策ができ、グラフィックも大幅に向上し、シリーズ最高傑作との声も名高いストーリー性から大変話題になりましたね。
一方で、ちょいちょい顔を出す些細なバグ、妙に不親切な仕様のレイドバトル、無駄に多いテラピースの消費数などで、物議を醸す要素もありました。
中でも最大の物議を醸したポイントといえば、そう。
"ラグラージが実装されていない" ことでしたね。
これは由々しき事態です。
全俺が泣きました。
一応、代わりの相棒枠(?)として。
なんかちいさくてかわいい竜、シャリタツとかいう寿司。
あとその子分。
こいつらのモチーフ、関係性がサビぬきさんに刺さり、初期はシャリタツ&ヘイラッシャを擦りまくりました。
※詳しくは以前の記事を参照。
しかしやっぱり、ラグラージが恋しい。
早くラグ寿司デッキ握りてぇ〜な〜。
ラグラージに寿司食わせてぇ~な~。
……そしてそんなこんなで12/14。
ポケモンSVのDLC、藍の円盤のリリースにより、ようやくラグラージがパルデアの地を踏みしめる事ができました。
ここまで長かった……本当に長かったですね😭
では早速、SVにおけるラグラージの強化要素を見ていきましょう。
でもその前に。
SV以降の #リピボ級で知り合った方は、サビぬきとかいう名前からシャリタツのイメージが強い方もいるかもしれません。
なので、まずはなぜラグラージが推しなのかについてさっくり軽〜く解説してから、強化要素や対戦における考察など掘り下げていこうかなと思います。
なんでラグラージが推しなの?
サビぬきさんとラグラージの出会いは遡ること21年前。
当時ジャリボーイだったサビぬきさんは、ミシロタウンでミズゴロウと出会いました。
進化してヌマクローになり、水地面という当時珍しい複合タイプで、水タイプでありながら電気が全く怖くないという性能がまず気に入ったみたいです。
某橋の下でなんか緑のトカゲみたいなやつ?にシバかれながらもキャモメのつばさでうつでなんとか突破、その後120番道路らへんで遂に進化。
"水陸両用で活動可能な、なんか力強いお魚さん"
ということで大変にお気に召したんですってさ。
以後、20年経っても変わらない、最推しというポジションになりました。
20年変わらず推し続けるって凄くないですか?
私はポケモンの他にハゼ科魚類を愛好しているのですが、一番最初に好きになったハゼはハゼ科魚類であるムツゴロウが一部モチーフに含まれているラグラージだったのかもしれません。
ちなみに小学生当時から熱帯魚の飼育にそこそこのめり込んでいた(親の影響)のですが、当時好きな魚はハゼ科まったく関係ない魚でした。
その後なんやかんやで生物が分布域によって微妙な違いを表現したりすることがあるのを学び、
・分布域で異なる表現を持つ種や固有種がいる(地域限定的な要素があるやつ)
・淡水棲(熱帯魚や金魚の飼育設備を流用できる)
・日本に分布する(I like japanese wabisabi.)
・ハゼ科(←この条件設定にラグラージが絡んでいる)
すべての条件を満たす魚種として、ヨシノボリとかいう魚にスポットが当たったのはまた別のお話です。
生物に対する解像度が上がると、推しに対する解像度も上がるのが、なんかまた楽しかったりします。
ラグラージの見どころ
まずはわかりやすい見どころとして、見た目を掘り下げていきましょう。
point1 頭部と尾部のヒレ
ラグラージを鑑賞する際にまず着目したいのは、ヒレです。
頭部も尾部も、なんかスジみたいなやつ入ってますよね?
これは鰭条といいます。
SVで解像度が上がったことにより、なんかゴム板みたいな質感をしていそうなことが新たにわかりましたね。
ラグラージは魚(ムツゴロウ)モチーフか、両生類(ウーパールーパー)モチーフかという議論があったりしますが、実際のところはそれらモチーフをなんかいい感じにミックスしているのでしょう。
このうち、魚要素が色濃く現れているのがこのヒレなのです。
point2 外鰓
ラグラージを鑑賞する際に外せないポイントはまだあります。
それがこの外鰓。
こちら現実にいる生物では、両生類や一部の古代魚の幼生に見られる器官です。
外鰓は呼吸器官であり、水中での呼吸を手助けする役割があります。
多くの種では成体になると消失するのですが、一部の両生類ではこれを残したまま成熟するやつがいます。
たとえばウーパールーパーはその代表です。
幼生の形態のまま成熟するやつらは、専門用語で"ネオテニー"と呼ばれます。
ラグラージのデザインのうち、両生類的要素が色濃く現れている部位と言えるでしょう。
サビぬきさん的にはラグラージは魚類的であって欲しいので、両生類的要素はまぁ。
point3 胸鰭
ポケモンずかんによると、太い腕と書いてあります。
じゃあやっぱ腕かも。
でも先端のあたりなんか平べったいし、腕っぽく発達した胸鰭だと思います。タブンネ。
基本四足歩行、二足歩行も可能というのがラグラージの行動様式です。
比較して、現実のムツゴロウは胸鰭の筋肉が地上でも活動できるよう、一般的なハゼ科魚類よりもだいぶしっかりしています。
図鑑説明等でやたらとパワーを主張されるこの腕は、ムツゴロウのしっかりした胸鰭の筋肉に由来しているのかもしれませんね。
point4 後脚
ヌマクローの時は丈夫な足腰について言及されていましたが、ラグラージは特にそーいうの無いみたいです。
後脚は魚類において胸鰭が相同する器官ですが、ハゼ科魚類ではこの胸鰭は吸盤状になる種が多いです。
これはムツゴロウも例外ではありません。
したがって、後脚に関しては両生類的モチーフ由来となるのでしょう。
point5 顔
顔がいい。
全くキモくなどない。断じて。
あと、過去にキモクナーイとネタにしたことのあるそこのキミ。
キミは次の沼魚杯(ラグラージのみ参加可能な仲間大会)強制参加ね。
point6 ラグケツ
完全に一致🥰🥰🥰
ラグラージの図鑑説明
ラグラージの生態を理解するべく、各バージョンの図鑑説明をここで振り返ってみましょう。
ルビー
めっちゃパワーがあって、めっちゃ目が良いらしい。
サファイア
波とか潮風ってことなので沿岸にすむらしい。
岩で巣を作るらしい。
エメラルド
巣は海沿いにあるらしい。
ジェットスキーと互角のスピードで泳ぐ、とのことで、時速でいうと90~100km/hぐらい?
だいぶ速いな、オイ。
FRLG・バイオレット
アームハンマー!
SVでハードプレスを新規習得したのも多分これが理由でしょう。
砂浜に巣を作るらしい。
DP・BW・BW2・Y・BDSP
大型船を引っ張って泳げるレベルのパワーとのこと。
座礁してもラグラージが居れば大丈夫・・・ってコト!?
HGSS・X・スカーレット
とりあえず腕がめっちゃ強いらしい。
総括すると?
要するにとりあえずめっちゃパワーがあって、腕っぷしが強くて、大きな岩が転がってる砂浜に巣を作るらしい。
”ぬまうおポケモン”とはこれ如何に。
でもそういやポケモンスナップではジャングルに暮らしていた気がするな???
SV種族統一対戦におけるラグラージの強化要素
さっくりとラグラージの魅力を理解したところで、お次は対戦要素について。
基本的にSVの対戦において有用な技のみピックアップします。
あくまでも同種族ポケモンのみで対戦する種族統一対戦環境を前提としており、ランクマッチ想定ではない点にご留意ください。
もし #リピボ級 をご存じない方は、セイムビートみたいなルールをイメージしていただければと思います。
追加技
ひやみず、こわいかお、どくづき、テラバースト、うちおとす、はたきおとす、ウェザーボール、ハードプレス
大きいのはどくづき、テラバーストでしょうか。
ひやみず、はたきおとすも優先度は今のところ低い印象ですが、もしかするとどこかで出番があるかもしれません。
全体的に、”小技に磨きがかかった”印象ですね。
ウェーブタックルは貰えませんでした。
あとしめりけもそのままでした。じめじめ。
没収技
どくどく、ねっとう、いばる、メロメロ、アイアンテール、ばかぢから、ダイビング、ふるいたてる、DDラリアット、ものまね
他にもありますがめぼしいところではこのぐらいでしょうか。
一番痛いのはねっとうですが、それ以外はそう頻繁に使う技ではないので、あんまりダメージは無いと言えます。
テラバースト、どくづきの習得は大きいので、それと引き換えと考えたらトントン。
悪い交換条件ではないように思えます。
引き続き有用そうな技
※汎用性の低そうな技は省略します。
水
物理:クイックターン、アクアブレイク、たきのぼり
特殊:ハイドロポンプ、なみのり、ひやみず
地
物理:じしん、じならし
特殊:だいちのちから、マッドショット
基本的にメイン技は上記から選択となるでしょう。
サブウェポン
氷
物理:れいとうパンチ、ゆきなだれ
特殊:れいとうビーム、ふぶき
毒
物理:どくづき
特殊:ヘドロウェーブ
岩
物理:がんせきふうじ、いわなだれ
サブウェポンは上記+テラバーストを中心に組み立てていくことになるでしょう。
採用優先度は氷>毒>>岩 と考えています。
変化技
ステルスロック、あくび、ほえる
いわゆる昆布とかいうやつ。ラグラージの基本戦術ですね。
ほえるが技マシンに戻ってきたので、覚えさせやすくなったのは◎です。
ビルドアップ、のろい、ドわすれ、あまごい
バフ枠。
のろいはゴーストテラスと組み合わせると「呪い」に変更できるので、面白い動きができそうです。
みがわり、ねむる
使う場合はビルドアップと組み合わせたい。
その他の技
カウンター、ミラーコート
いわゆる反射技。
この技の存在が、ラグラージに対し安易に草技を撃たせない理由になります。
”使用する可能性がある”というだけで一定のブラフ効果があります。素直に撃たれると割と負けたりもします。
がむしゃら
襷やこらえると組み合わせて耐久型を無理やり突破するのに有用です。
SVではダイマックスがなくなったので、以前より有用性は増していそうな気がします。
すなじごく、うずしお
拘束技。テラスタルやあくび、積み技と組み合わせると悪用できそうに見えますが、果たして・・・?
テラスタル考察
ラグラージは素早さが低く、4倍弱点を持つのでこれをカバーできるテラスタルとの相性は今のところ良いものと思われます。
無:🤔 微妙。はかいこうせん撃ちたくなる。
草:🙂 草半減は良い。対水意識ならありかも。
炎:🙂 対草に優秀。切り返しよりも技範囲優先なら、優先度の高い選択肢。
水:🙂 激流を活かす型はコレ。一致テラス採用するなら、雨激流水テラスくらいまでやりたい。実質リンドにもなる。
電:🙂 技範囲優先ならありかも。対水なら草でよさげ。
地:🤔 水に比べると一致テラスの旨みが薄い。
飛:🙂 対草に優秀。地面無効も偉い。氷弱点増えるのだけは欠点。
虫と対応範囲がやや被るので、入れるなら択。
岩:🤔 対飛行を厚く見るならあり?
毒:😊 対草に優秀。ついでに妖見れるのが良い。複数入れても良いかも?
闘:🤔 使い所があまり思い浮かばない。
超:🤔 使い所があまり思い浮かばない。
虫:😊 対草に優秀。つよい。まともに虫テラスを使いこなせる数少ないポケモンだと思います。
飛行とは択。
氷:🙂 スカーフ型ならあり?S厚めなど、被弾しない前提なら強そう。
龍:🙂 水、草半減は偉い。げきりんは諸説。
カッコいいので使ってみた差はある。
氷弱点になる点はダメ。
悪:🤔 使い所があまり思い浮かばない。
DDラリアットが残っていれば……。
鋼:😊 耐性が優秀。格闘と地面を抜群で通してしまう点に留意。
妖:🙂 竜無効が優秀。地味に毒鋼は裏のラグラージで受けることができるため、種族統一戦でありながらサイクル回せるようになるのも優秀です。
虹:🙂 Sに振る型ならアリ?相性有利の相手に対し押し切るときには有用かもしれません。じならしやこごえるかぜからS逆転、畳みかける方にも有効そうです。
という訳で今のところの評価は
虫≧飛>毒>鋼>炎>虹>水>その他
な印象です。虫と飛行は択です。
毒は2枚いても良い気がしています。
まだ対戦数が少ないので、今後の使い込み具合によっては変わるかもしれません?
持ち物考察
😊:きあいのタスキ、リンドのみ、とつげきチョッキ
SVではリンドのみが強そうな印象です。
どこからテラス草→テラバーストが飛んでくるかわからないので、草テラバの奇襲による恐怖に怯えて夜しか眠れません。
🙂:こだわりスカーフ、こだわりメガネ、オボンのみ
剣盾と違ってテラスタルにより一貫性がとれるとは限らなくなったので、剣盾より優先度低めな印象です。
🤔:たべのこし、イバンのみ、ラムのみ、おんみつマント、メンタルハーブ
なんか使えそうな枠。色々試してみたいところです。
残飯みがわりビルドは剣盾と違ってダイマックスで瞬間火力を出せなくなったので、今のところ微妙かも?という評価になりました。
レンタルパーティー(おまけ)
この先は君の目で確かめてくれ!
とゆーわけでレンタルパーティーを置いておくぞ!
#リピボ級 で自由に使ってみよう!
対戦動画
だいたいこんな感じで動かします。
プレイングについて詳細は割愛。
困ったら、「なんとかなれーッ!」の精神で立ち回ることが重要です。
vsジャローダ
vsミライドン
vsガオガエン
これらの対戦は #リピボ級 にて行われています。
リピボ級についての詳しくは、以下のアカウントを参照してください。