薫風
今年の春は過ごしやすい気温が続いている。朝の散歩も気持ちが良い。ちょうどいまは世間でGWと呼ばれる大型連休の終盤だ。わたしにはほとんど関係がないので、いつもの毎日となにも変わらなかったりする。
この大型連休、Twitterでは全国の観光地や主要駅の「混雑」「人多すぎ」などのトレンドが賑わっていた。各地の大混雑や何時間にも及ぶ大行列の映像を見るたびに「そりゃ、そうでしょう」としか感想がでてこないよね。土日祝しか休めない仕事も多いから仕方がないことかもしれないけど、あれほどの芋洗い状態の人混みは見るだけでうんざり。せっかくの連休、せっかく来たんだからなどの「せっかく」に取り憑かれてエネルギーを消耗しているひとも多いんじゃないかな。わたしはというと何らかのトラブルを想定してしまう癖があるので、コントロールができてない過度な人混みがとても苦手だ。
noteでいろんな写真を見ていると、わたしと同じ写真が趣味というくくりの中にはいろんなパターンがあった。写真が好きなひと、カメラが好きなひと、レンズが好きなひと、ボケが好きなひと、フィルムが好きなひと、それぞれの理由や価値観の語りがあったりして面白い。
最近は「くらし」のカテゴリーを見ることが多く、日々の出来事を通して得たノウハウやヒント、知らない花の名前や美味しそうな料理とスイーツ、猫のもふもふ、なかなか行く機会に恵まれない海外旅行の写真、海外の猫のもふもふ、ちょっとしたその国の文化や食習慣など知ることも面白いよね。
この面白さはどこから来るのだろうと考えたときに、朝の散歩中に見つけた何かに「おっ!」て写真を撮る感覚と似ている気がした。世の中のいろんなことをスナップの感覚で探しているのかもしれない。興味を持つか持たないかは、そのときのひらめきみたいなもの。気楽に気分次第でランダムに楽しめるのが趣味の良さではないか。
読書や映画鑑賞が代理経験に例えられることが多いけど、noteで日々の暮らしや趣味の活動を読むのもまた代理経験だ。これからもnoteを通じて、知らない世界に触れることができたらいいなぁ。
というわけで、4月の写真をまとめたら柏餅が食べたくなった。
おしまい