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上昇点と下降点の意味と解釈

太陽とアングルの5つの軸理論と合わせて利用することで、2人の出生図から相性を読み取る精度を恐ろしいほどに上げてしまう法則をご紹介致します。

個人の出生図を活用する際にも非常に役立つ内容なので、相性分析に興味がない方も是非どうぞ。普遍的な法則です。

3つの軸には上昇点と下降点がある

5つの軸のうち、以下3つには上昇点と下降点が定義されています。

  1. ASC-DSC軸

  2. Av-Vt軸

  3. ノード軸

これらの軸の上昇点と下降点は、

  1. ASC(上昇点)- DSC(下降点)

  2. Av(上昇点)- Vt(下降点)

  3. ドラゴンヘッド(上昇点)- ドラゴンテイル(下降点)

となります。

一般的には出生図の上昇点といえばアセンダント(ASC)を、下降点といえばディセンダント(DSC)を指しますが、アンチバーテックス(Av)もドラゴンヘッド(ノース・ノード)も交点の上昇側であり、バーテックス(Vt)もドラゴンテイル(サウス・ノード)も交点の下降側です。

これらには共通した意味がありますので、一括りにこれらを上昇点と下降点に分けて解説します。

上昇と下降の意味は後で解説しますので、まずは残り2つの軸を定義していきますね。


IC-MC軸は?

これらは占星術の定義上、上昇点と下降点という分類はしませんが、便宜上、上昇的か、下降的かという意味で、僕のサビアンシンボル分析論では分類していきます。

MCは、1日の中で太陽が最も高い位置へ正午ごろに到達するポイントです。

ICは、その反対側で、最も高い位置から最も遠い場所へ真夜中に到達するポイントです。

ですから、

4 . MC(上昇)− IC(下降)

とします。


太陽-地球軸は?

この軸を考えるには、太陽視点の出生図であるヘリオセントリック・チャートの地球とは何かを考える必要があります。

地球視点のジオセントリック・チャートは、この地球への適応の仕方だと考えてみます。

太陽は、ジオセントリック・チャートの中で全てを取りまとめるような役目があります。人生や運命のおおまかな航路を示し、その航路を進むことで、その人の人生は太陽のように輝きます。

一方でヘリオセントリック・チャートは、地球ではなく太陽から我々が住む地球とその他の惑星を眺めています。

地球の全ての生命の創造主とも言える太陽から眺めるチャートですから、地上の細かなことを示しません。ですので、4分に1度ずれて細かな個性や運命を設定するアングルの存在がヘリオセントリックチャートにはありません。

大いなる意志に従い、精神的な意味で可能性を広げるヒントが記されているのがヘリオセントリック・チャートです。ASCやMCなどのアングルの存在しない(ハウスそのものが存在しない)このチャートは、地上に適応するためのものではありません。

地球の位置は、ジオセントリックチャートの太陽のちょうど真反対となります。地上に適応しないが、精神的な可能性を拡大するためには意識すべきポイントが、太陽の真反対の地球にあります。

しかしヘリオセントリックチャートの地球は、地上で強烈に縛られてしまうエゴを捨てて成り立つものであり、ジオセントリックチャートの太陽と違って世俗的な成功なども意味しません。

やはりジオセントリックチャートの太陽は、地上で輝き成功するためには必要な要素です。地球は、その太陽の真反対にあります。地球は、ASCに対するDSCのような位置付けです。


この意味で考えると、

5 . 太陽(上昇)− 地球(下降)

と考えて良さそうです。


上昇と下降の意味がわからないと今ひとつ何を伝えたいのか分からないと思いますので、次に説明していきますね。

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