争点整理

　裁判を行う際に、まず最初に行うのが争点整理という手続きです。なかなか聞き馴染みのない言葉だと思いますが、争点整理とは、感情先行で行き当たりばったりの議論を防ぐために、どのような事実があったのか検察官と弁護人が事実に基づいて争点を整理していくものです。この争点整理で、判定結果の7割は予想できると言われるぐらい大切な手続きと言われています。

　私たちも信仰生活を送る上で、感情と事実を分けて整理することがとても大切だと思います。例えば、デボーションが最近できていないから、神様を遠くに感じてしまう。
 
もしかすると、救いからこぼれてしまったかもしれないと恐れている人がいるとします。しかし、聖書は「行いではなく、ただ恵みによって救われる」と語っています。その人が恐れていたとしても、これが事実なのです。

　感情も神様が作られたので、感情も大切だとも思いますが、私たちは思っている以上に感情に信仰が左右されているかもしれません。かっこいい音楽で賛美できているから自分も信仰があるかもしれないとか。

しかし、それは感情が高まっているだけかもしれません。いつも私たちが基準を置くべきなのは、一点一画も間違いのないみことばが語っている事実です。

今週もみことばにとどまることができますように。