【ボクシング】圧倒的な力の差を埋めるには最適な選択を選ぶ他ない
どんな状況であっても。必ず最適の方法は存在する。
過去にも似たようなことを書いたかもしれない。
圧倒的な力の差を埋める方法。
5月6日、ボクシング スーパーバンタム級四団体統一、防衛戦。
井上尚弥とルイスネリ。
下馬評では9割以上が井上尚弥のKO勝利。
圧倒的な差をルイスネリがどう埋めるのか?
結果で行くなら井上尚弥のKO勝ちに終わった試合だが、内容としてはあわやという場面を最初に作ったのはルイスネリだった。
今までの相手は足を使って、ディフェンス重視で長期戦に持ち込むことを選択する中、ネリは手を出すことを選択。それもまだリズムができる前に早々に密着した状態からの一発(心臓止まるかと思った)。
ネリが勝つには早い段階で倒すしかないと言われる中、ダウンまで奪ってみせたのはネリは最適な手を打ったと言えるかもしれない。
そんなに最中、井上尚弥は2ラウンド目でダウンを奪い返し、危険なパンチをもらったにも、かかわらず、ノーガードや挑発を繰り返しながらトータル3度のダウンでノックアウト。
ガンガン出てくるネリのスタイルを考えるなら、逃げるよりも手を出して翻弄したのもまた最適な選択だったのかもしれない。
どちらの選手にもいえますが、東京ドームという大きなイベント、極限の中でそれをやってのけたメンタルに脱帽。
普段のトレーニングによる積み重ねという自信もあるのでしょうが、やはり凄いの一言。