話の巧さとは
この人話が長いな、、、
と感じることがありますが、
ただ、話が長くても内容が入ってくる人と、入ってこない人がいます。
いくつかポイントはあるのでしょうが、
違いの一つに主語と述語の距離感があります。
先日、ある案件で2名で訪問した販売店担当からそれぞれ同一内容の報告をもらいました。
販売店Aさん
お客様Aに先日行ったんですけど、なんか文句言われて困りましたー。
前に入れてもらった製品だったんですけど、事務の担当の方が休んでいて、その人しか使い方を覚えてなかったみたいで、サポートセンターにも連絡なかったんですよ。連絡してくれればいいのに。
だから、使えてなかったみたいで社長は自分たちの問題でもあるからってクレームにはなってないんですけど、入れても意味なかったかなーって愚痴ってて。申し訳ないんですけど、一回お客様に連絡入れてくれませんか?
販売店Bさん
お客様Aに先日行ったんですけど、社長に先日入れてもらった製品の件で文句を言われました。
お客様内でサポートセンターの電話番号を共有されていなくて、担当の方が休んで使い方がわからず利用できなくなっていたみたいです。
お客様側も連絡しなかったのが悪かったとは思っていますのでクレームにはなっていませんが、社長さんとしては入れて正解だったかな?と疑問を持ってしまっています。
一度、お客様にフォローの連絡入れてもらえませんか?
全体の長さはどちらもなんですが、Bさんのほうがあっさり話が入ってきました。
話の一文が違うんですよね。主語と述語の距離が近くなります。あと、Aさんは事実以外に自分の感想が入ってくるので、さらに一文が長くなります。
上の二人、Aさんが上司なんですよね。
自分は話が上手いと思っているタイプの営業さん。おしゃべり好きなのでしょうが、その分、長くなってしまうタイプのようです。
盛り上げる話をするのと、仕事における情報共有は異なるので、話の巧さとは勘違いされやすいようです。
自分も気をつけねばと思います。