【会話のズレ】知識格差
コミュニケーションにおけるズレとは、おそらく0にすることは難しいのですが、できる限り0に近づけたいと思っています。
ズレを生み出すものとして、
①知識格差
②反射
③思い込み
あたりが主なものとしてあげられますが、
その中の知識格差について、最近少し思ったことがあります。
それは、
経験豊富なベテランこそ、もっと勉強しろ
本来仕事において、経験値が経験知として、
経験豊富なベテランや上司、先輩が新人や後輩に教えていく。
スタンダードなことであり、基本業務においては大半の会社でこれは成立しているのではないかと思います。
新人教育の一環として社内教育制度や研修、教育のためのツールを導入するなんてこともありますが、立場や役割でその教育内容は異なります。
ただ、今の世の中の変化、新しいものが次々に入ってくる中で、その知識の差が逆転しているような機会も多くなってきているように感じます。
わかりやすいのは、流行りや新しい技術により生まれた製品の扱いだったりもするのですが、
昔ながらのやり方に固執や勉強不足などによって、業務関係する法律の改正への適応や社会的な状況への適応ができなくなった経験豊富な方々が、
もろに業務に関わる知識量という点でも若い方々にその差をつけられていく、なんてことは茶飯事になってきました。
そうなったときに、知識差が生み出すギャップが、本来教育する立場の上司がたりてないなんてケースになると、かなり厄介です。
その人にも立場やプライドがあり、部下や新人も当然気を使うので、相手がわかってなくてもそこを指摘しやすい間柄とは到底言えません。
若い人たちが、上司に相談して、自己学習と経験を高めていくことで組織が成長するというわかりやすい図式だったのが、
若い人たちが適応すればするほど、ついていけなくなったベテランと知識格差が生まれてズレが広がっていく図式になっている。
本来、今までの経験を今の業務に紐づけて、最大限に活かす方法を生み出すのが、ベテラン勢に求められるものですが、なぜか、諦めてる人っているんですよね。
わからないなら若い人にやってもらうとか、どんな会社にもいるみたいですね。
これは自分の仕事じゃないと言って、その反面、みんなで協力してと言ったり。
知識不足を補わずに業務から逃げてマネジメントをしようとすると、明らかに矛盾も生じます。
小手先のマネージメントスキルだけ磨いても、組織は回りません。
土台になる知識を、むしろ若い人たちに差をつけられないようにと、意識を変えないことには、その差は今後どんどん開いていきます。
私も若手ではないので、自己研鑽を重ねて、気を遣われるだけの、オッサンにならないようにしなければと思います。