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PHANTOM NIGHTMARE収録『RR』新規解説

初めての方は初めまして、知ってる方はこんにちは。
気が向いたらデッキ解説をたまにしたりしてます『サバキチ』と申します。
今回はタイトルの通り10月28日(土)発売の新パックに収録されるRR(レイドラプターズ)の新規について解説をします
まず新規に何が入るのか? と言うのについては下記動画、公式X(旧Twitter)ポスト(旧ツイート)をご確認下さい。


・RR-ノアール・レイニアス

効果モンスター
星4/闇属性/鳥獣族/攻1600/守 500
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが召喚・特殊召喚したターンの自分メインフェイズに、
自分フィールドの「RR」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターとはレベルが異なる「RR」モンスター1体をデッキから手札に加える。
(2):墓地のこのカードを除外して発動できる。
自分フィールドの「RR」モンスターのレベルを全て1つ上げるか全て1つ下げる。

基本1、あるいは0

対象としたRRとレベルの異なるRRを手札に加える効果と、墓地除外しフィールドに存在するRRのレベルを上下させるカードです。
新規の中では若干評価が落ちるもののフォース、ミミクリー、ネストを使わずに一部RRを直接サーチできるためそれでもそれなりに評価対象となります。
新規公開後、色々評価をされてますが概ね「ブルームは入るけどこっちは入らない」「これじゃ黒咲さんじゃなくて咲さん」「いきなり麻雀やるのやめろ」といった評価かと思います。

評価を落としてる大きな理由が「初動でレイダーズナイトを作れない」なのですが、既存や今回の新規を踏まえるとこの評価は正しくもあり、そして同時にやや誤っているとも言えます。

まず第一に、レイダーズナイトになれないのであればならずにフォースから入ればいいだけではあります。
勿論、一枚初動にはならないのですがそもそも新規後のRRは1枚初動で動くテーマではなく、安定した2枚初動で動くテーマ。と言うのが正しいです。

新規前からRRを触っている方なら分かると思いますが、RRはXテーマにも関わらず実質3枚初動でしか動けないテーマでした。それが今回の新規によりトリビュートが1枚初動に、それ以外も2体出せればそれが初動になるテーマへと変わりました。
その観点から考えるのであればノアールは十二分に優秀な初動札であると言えるでしょう。
また、ノアールの価値は初動として使うのではなく、初動からの展開ルートに絡めた際だと思われます。こちらについては、また後ほど。

・RR-ブルーム・ヴァルチャー

効果モンスター
星4/闇属性/鳥獣族/攻 300/守1900
このカード名の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できず、
この効果を発動するターン、自分は闇属性モンスターしか特殊召喚できない。
(1):自分フィールドに鳥獣族モンスター以外の表側表示モンスターが存在しない場合に発動できる。
このカードと「RR」モンスター1体を手札から特殊召喚する。
(2):自分フィールドにモンスターが存在しない場合、
このカードを含む自分の墓地のレベル4以下の「RR」モンスター2体を対象として発動できる。
そのモンスターを守備表示で特殊召喚する。

基本3

発動するターン闇属性しか出せないがフィールドが空、あるいは鳥獣のみの際に手札から自身とレベルを問わずにRRを同時に特殊召喚する効果、フィールドが空の時自身とレベル4以下のRRを墓地から蘇生する効果の二つを持ちます。

流石に文句なしで強いカードで召喚権を切らずにフィールドに2体供給できる初のRRモンスターです。
RRのデッキから汎用レベル4を軒並み叩き出し、それでなおデッキの出力、安定性を跳ね上げています。
このカードを重ね引きしたとしても問題なく出力できるのも評価を上げています。

フィールドが空の時自身含めたレベル4以下のRR蘇生も地味ながら便利で、ルーストのことも考慮すると返し切られた際でも目を残せる効果だと思います。
総じて3入れない理由が本当に全くないと思えるほどに強いです。

・RR-ライジング・リベリオン・ファルコン

エクシーズ・効果モンスター
ランク13/闇属性/鳥獣族/攻4000/守3500
鳥獣族レベル13モンスター×5
(1):このカードがX召喚した場合に発動できる。
相手フィールドのカードを全て破壊する。
その後、このカードが「RR」Xモンスターを3種類以上素材としている場合、
この効果で破壊したモンスターの元々の攻撃力の合計分のダメージを相手に与える。
(2):フィールドのこのカードは他のカードの効果を受けない。
(3):1ターンに1度、このカードのX素材を3つ取り除き、
自分の墓地の「RR」Xモンスター1体を対象として発動できる。
エンドフェイズまで、このカードはそのモンスターと同じ効果を得る。

基本1

あまりにもド派手すぎる上にとうとうランク13まで到達してしまったおかしいカード。
X召喚成功時に相手フィールドを更地にし、RRXが3種素材にある場合元々の攻撃力の合計分ダメージを与える効果、他のカードの効果を受けない効果、X素材を3つ取り除き墓地のRRXの効果を追加する効果を持ちます。
基本的には後述予定の新規RUMで相手ターンに出して妨害札としても使うカードですが攻めに使ってもかなり強いカードです

基本的にはおそらく1の効果をメインで捉えてる方が多いでしょうがこのカードが暴の化身足り得ているのは3の効果もこのカードの強さに大きく貢献しています。
一見重いコピー効果ですが、盤面に2素材のRRXを用意して出した場合、アーセナルをコピーすることで2回攻撃することが可能となります。
こちらも後述しますが、新規ランク5のXを使えば5300にまで攻撃力が上昇するため、このカードのみで10600ダメージを出せます。おかしいだろ。
しかも仮に詰めきれなくてもデッキリクルート効果もコピーしてるため隙のない動きとなります。これアーセナルがおかしい部分結構担ってないか?
総じてRRに求められていた大型としては完璧かと思われます。と言うかありとあらゆる全てがカッコ良すぎる。最高。

・RR-ブレイブ・ストリクス

エクシーズ・効果モンスター
ランク5/闇属性/鳥獣族/攻2000/守2500
レベル5モンスター×2
このカード名の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
(1):このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。
デッキから「RR」魔法・罠カード1枚を自分フィールドにセットする。
(2):このカードが鳥獣族モンスターをX素材としている場合、
このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。
デッキから「RUM」魔法カード1枚を手札に加える。
(3):このカードを素材として持っている「RR」Xモンスターは以下の効果を得る。
●このカードの攻撃力は、自身のランク×100アップする。

基本1だけど2でもいいのかな…

恐らく今回の新規の中でRRの動きに最も革命を起こしたカード。仮に他の新規が存在していなかったとしてもブッチギリで強いです。
RR魔法罠をセットする効果と鳥獣を素材にしてる時のみRUMをサーチする効果、そして素材となってる時ランク×100打点を上げる効果、この全てが強いです
RR魔法罠セットはうららが効かないため当てられる誘発が限られます、ただし展開ルートの都合上こちらの効果を使えないことも多々。使う場合はRRUMをセットすることが多くなると思われます。

そして鳥獣が素材にある時のみRUMをサーチする効果、こちら9年経って初の単体でRUMをサーチできる効果となります。この効果によりスキップをサーチ、アーセナルへランクアップすることで更なる展開が可能
そして出したアーセナルを素材がある状態で墓地へ送ればさらに展開が伸ばせます。
このルートを取れることの利点はワイズにうららを当てさせない、と言うプレイが純構築のRRでなくとも可能になったことでしょう。
ワイズを出す際、ファジーを墓地へ送りワイズ1ファジー2でチェーンを組むことでワイズにうららを当てられなくするのはRRを使っているなら既知だとは思われますが、それと同じようにワイズ1アーセナル2でケアすることができます。

アーセナルから出すのは個人的にはアルティメットがおすすめです。Gのケアが出来なかったとしてもそこまで辿り着ければアルティメットの効果でどれだけドローされてもそのターンはもう何も出来なくなります。
ケアルートなどで出した場合はフォースでサーチも手だと思います。
またアーセナルへランクアップした際、アーセナルから出すのをノアールにすると展開をかなり伸ばしやすくなります。
ストラングルとはお好み、個人的には2枚初動ルートでも使いやすいのでノアールがベストかなと思います

そして最後の効果ですがこの効果はライジングリベリオンやアルティメットなどの他のカードの効果を受けないカードの打点を底上げできること、また先ほども触れましたが忘れられがちなアーセナルの素材の数だけ攻撃が可能な効果などにかなり貢献します。特にライジングリベリオンの5300打点、と言うのは何か強い意図を感じますね。

改めて本当に強いです。ただし恐らく今後ここがマスカンとなってくるのでケアは怠らないように。

・ЯRUM-レイド・ラプターズ・フォース

速攻魔法
このカード名はルール上「RR」カードとしても扱う。
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):自分・相手のメインフェイズ及び相手バトルフェイズに、
フィールドのモンスターを含む自分のフィールド・墓地の「RR」Xモンスター2体以上対象として発動できる。
その2体以上のモンスターのランクの合計と同じランクを持つ
「RR」Xモンスター1体をX召喚扱いでEXデッキから特殊召喚し、
対象のモンスターをそのX素材とする(対象のモンスターがX素材を持っている場合、それらも全てX素材とする)。

基本1

フィールドのRRXを含むRRX2体以上を使い、その合計のランクを出すRUMです。
基本ライジングリベリオンを出すカード。
フィールドに1体は必ず要求してしまう関係上ラヴァゴ系にはかなり弱い物の通して出せさえすればほぼ勝ちます。
またフィールドのRRXが保持している素材はそのまま引き継ぐのでライジングリベリオンの3の効果のためにもできれば2素材のRRXを盤面に残して置きたいところですね。

・RR-ルースト

永続魔法
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):「RR」モンスターがEXデッキから自分フィールドに特殊召喚された場合に発動できる。
デッキから「RR-ルースト」以外の「RR」魔法・罠カード1枚を手札に加える。
(2):自分の墓地・除外状態の「RR」モンスター3体を対象として発動できる。
そのモンスターを好きな順番でデッキの下に戻す。
その後、自分は1枚ドローする。

基本1

EXからRRが出さえすれば反応するサーチ効果と墓地除外状態のRRモンスターを戻して1ドローする効果を持ちます。
サーチも勿論強いのですがこのカードの本質は3戻し1ドローにあります。
ファントムフォースによって除外されたカードを戻す、展開に使ったRRを戻す。これらをできることがかなり強いです。
上の方で触れている展開途中で封殺効果のためにアルティメットを出したあと、このカードを素材にするなどで墓地へ送ってしまえばEXに補充できますし、そうなればまた改めてアーセナルの効果で出すことも可能です。
かなりカツカツなRRのEX事情改善に一役買っており、地味ながらも非常に有用だと思います。
強いて懸念点を挙げるならデッキに戻すのはコストではないため、うららやうさぎで妨害されると戻せないとこです。気をつけよう。

・RR-グロリアス・ブライト

通常罠
このカード名の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使えない。
(1):自分フィールドに「RR」モンスターが存在する場合、
相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる
(自分フィールドに「RR」Xモンスターが存在する場合、
代わりに相手フィールドの表側表示カード1枚を対象とする事もできる)。
そのカードの効果をターン終了時まで無効にする。
(2):墓地のこのカードを除外し、
自分の墓地・除外状態の「RR」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを手札に加える。

基本1

概ねアビス効果とそれにおまけが付いているカード。RRを場に要求しますが表側モンスター無効、Xであれば魔法罠も無効と非常に有用です。
RRUMなどを使うなら最優先で確保したいカードであることを念頭に置くといいです。と言うのも、RRUMは墓地のカードも対象に取るため墓穴を撃たれると不発になります。それをケアするためにこのカードをサーチし、墓穴に撃たれたら墓穴を対象にしてやりましょう。
重ね引きされてたりとか、一滴でケアされたとかそう言うのはもう諦めましょう。
墓地から除外してRRモンスターを回収する効果は地味ながら除外からも回収できるため、なんらかの理由でケアしきれなかった際などは回収してあげたりも視野に入れましょう
個人的には盤面ががら空きになってないならブルーム回収がよいと思います(逆にがら空きならブルームからスタートが良い)

いかがでしたでしょうか。発売日前日ではありますが長年使ってきた目線からの評価ですので、それなりに役立つのではないかなと思います。
勿論、発売後に評価が変わり、枚数変動が起こる可能性も大いにありますが採用枚数についてはプロキシを使い、知人の覇王魔術師と対戦したところ4-2で勝ち越し(負けた時は手札事故、後攻で誘発を引けなかったのパターン)までしたのでかなり自信を持ってオススメします。

それではみなさま、よいRRライフを

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