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あすなろの手紙~俳句を添えて~
これは、鶫さん、Alohaさんと紡ぐ公開の手紙です。多くの人に楽しでいただける内容だと思っていますので、是非ご一読ください。
橘鶫さん、Alohaさん
こんにちは。暑い日が続いておりますが、8月7日の立秋を過ぎ、暦の上では秋となりましたね。実りの秋、僕が一年でもっとも好きな時期になりました。もう少し暑さが和らいだら何をしようか、いまからそわそわしています。
さて、今回も質問に答えさせていただきますね。まずはAlohaさんの「noteクリエイターさんで注目しいる方」。
僕は最近あまりnoteでの交流ができておらず・・・
仲良くさせていただいていると勝手に思っているのは、鶫姉さん、アロ姉さん、らべさん、白さん、KaoRuさん、チズさんなどnoteの俳句を通じて出逢った人々です。
お二人ともよくご存じの俳句ファミリー以外で、ご紹介したいのは、碧魚まりさんです。碧魚まりさんとは、noteを始めた最初期からお互いフォローしてきました。学校の先生をされている碧魚さんの温かく、クスッと笑えるエッセイは読むたびに元気がもらえますし、食べ物エッセイは、香ばしい香りや口に広がる甘味が読んでいる僕に届くような、感性豊かな文章で書かれるので、いつも楽しみにしています。
続いて、鶫さんからの質問「フリットにしたい食材」は。
まずは、エビですね。無類のエビ好きなんです。笑
山育ちなのでエビとは本来無縁なんですが、いい時代に生まれました。スーパーに行けば新鮮で種類豊富なエビを購入できます。大学時代にバイトしていた結婚式場の厨房では、毎週のように伊勢海老をさばいていました。いつかのバイトの日、出席者に数人の欠席者がでて、伊勢海老が余ったことがあり、それを料理長がフリットにしてくれました(伊勢海老のフリット!)。いまでも舌の記憶に残っているほど、美味でした。ぷりぷりで、衣の味付けも絶妙でした。
あとは、野菜部門でもあります。「ふきのとう」です。山の春の味です。ふきのとうは天ぷらも美味しいのですが、フリットのしっとりとした衣のなかから、春の苦みがつまった、ふきのとうを味わうのが毎年の楽しみです。
そういえば、先日、夏祭りを近所でやっていて出かけました。そこで、鶏肉のフリットが売っていて食べながら、夜神楽を見ました。「夜神楽」は、冬の季語ではありますが、島根では年中やっているんです。演目は「大蛇」で、僕は小学校のころに神楽を習っていたので懐かしくなり、フリットをツマミにビールを飲みすぎてしまいました。
夜神楽の農夫は神になりにけり 清川鮎太
最後にお二人に質問です。神楽を久しぶりに見て聞いてみたいと思ったのですが、お二人は好きな日本の伝統芸能や技能はありますか?
夜神楽の興奮がおさまらない鮎太より