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あすなろの手紙〜俳句を添えて〜

これは、鶫さん、Alohaさんと紡ぐ公開の手紙です。多くの人に楽しでいただける内容だと思っていますので、是非ご一読ください。


橘鶫さん、Alohaさん
 とても暑い日が続いています。お2人はいかがお過ごしでしょうか?僕は小まめに水分を取りながら、なんとか草刈りや消毒をしています。

 今回も質問に答えさせいただきます。まずはAlohaさんから「子どもの頃に好きだった絵本」は?
 「三びきのやぎのがらがらどん」が印象に残っています。簡単なあらすじは、三匹のやぎのがらがらどんは、山の草場に行こうとしました。途中の谷川の橋の下には、大きなトロルが住んでいて、やぎたちを食べようとします。けれども、小さいやぎのがらがらどんは、次にもっと大きなやぎがくると言って逃れ、二番目やぎも、もっともっと大きいやぎがくると言って助かります。最後にやってきた大きいやぎのがらがらどんは、トロルを倒して、谷川に突き落とししました。三匹のやぎはそのまま橋を渡り、草原で草を食べました。
 印象的だったのは、絵の迫力と爽快なストーリーでした。小さい頃は単純な勧善懲悪だと思っていましたが、今ではただ力の強い者が勝つというストーリーにも思えてきて、絵本の奥深さを感じます。

 続いて鶫さんから「道具へのこだわり」はありますか?
 ちょっと違うかもしれませんが「栞」です。本の栞。いくつか持っているのですが、本の内容と気分に合わせて使い分けています。この使い分けにこだわりを持っています。
 最近のお気に入りは恐竜博で友人が買ってきてくれた栞です。本の内容とはリンクしていませんが、なんとなくこの本にはこの栞が合う!と言うのを探して使っています。
 いつから新刊についてくる紙の栞をやめたのか思い返してみると、小学生の頃に母が手芸で作ってくれた栞がきっかけだったかもしれません。布に犬の刺繍がされたものと、四ツ葉のクローバーの押し花のラミネートされたもの。この二つはいまでも実家にとってあります。
 読む本は変わっても栞は変わらない。栞は僕と一緒に読み進みてくれる大切な存在です。

燃えよ剣栞はさみて夏の夜      清川鮎太

 司馬遼太郎生誕100年なので久しぶりに読み返しています。ちなみに燃えよ剣に使っている栞は、菜の花の刺繍の栞です。

さて、最後は僕からの質問。
 お2人は寝る前に読みたくなる本はありますか?僕は、時代小説が読みたくなります。池波正太郎や浅田次郎などを寝る前に読むと、粋な江戸人の風を感じられて好きです。
特定の本ではなくジャンルでも構いません。教えてください。

こんがり焼けた鮎太より

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