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J.GARDEN56に参加します。①初めての同人誌印刷編
どうも。初めての同人誌印刷、初めてのサークル参加で浮かれポンチ(死語)な冬木です。お庭参加についてのあれこれを書こうと思ったのですが、長くなりそうなので分けます。今回は初めての同人誌印刷編。
これまで私は、一人でちまちま書いた作品をweb上にあげているだけの、イベントには全く縁のない人間でした。(ぼっちだしね! あ、でも最近はちょろっと腐友もできたよ!)
が。今年の春庭で、夕凪さんのご厚意で『ソラの〜』を委託&お手伝いを体験させていただけまして、それがすごく楽しかったのです。(その節はありがとうございました!)
そして、7月に『ソラの民と蒼銀の王子』第4巻が出て、ようやく完結!
そこで、お庭楽しかったしサークル参加してみようかなぁ……この4冊の素敵お表紙を並べたいな……と、膨らんだ妄想と欲望のままに、秋庭申し込んじゃいました。ふふ。
さらに、せっかくだし今まで出してたKindleのペーパーバック版だけじゃなくて、同人誌印刷デビューもしちゃう???と、調子に乗りました。
そうしてよくわからないなりに、人から聞いたり、ネットでオススメされたりしていた印刷会社さんのサイトをいろいろ見て検討した結果、今回は京都の印刷会社、ちょ古っ都製本工房さんにお願いすることに。
決め手は、一冊からお願いできて、具体的な金額まで出せる個別の見積もりフォームもあること。入稿方法もシンプルでわかりやすかったこと(指定サイズのPDFにするだけ。アップローダーもあり)。ですね。
あと、なんかこじんまりしてて頼みやすそう(初心者のアナログ人間にはここ大事)。そしてお安い!
ちょ古っ都さんは小規模な小説サークルさんにはありがたい印刷会社さんだな。という印象。
今回印刷屋さんデビューするのは、ここnoteにも載っけてる『visual basic』。同人誌にするにあたってweb掲載分を加筆修正&書き下ろし2篇を加えた140ページの連作短編集となります。
皆さんが作られている煌びやかなカバーイラストの「文庫本」に憧れはあるものの、今回は短めで厚さもないし、美麗イラスト表紙でもないしなー。と、地味にA6判(文庫サイズ)の小冊子にすることに決定。(そもそもちょ古っ都さんのメニューにはカバー付きの文庫本はなかった)
そして、ラフ原稿が書き上がった時点で、とりあえずお試しで一冊だけ発注してみることにしました。初めての同人誌印刷なもので、表紙画像の発色とか質感、あと本文ページの文字間行間、余白の感じとか、自分の作ったデータが印刷されて本になったら、どんなふうになるんだろう? と、気になったので。
思ってた仕上がりと違ったら、本番の発注前に調整とか変更もできるしね。
そうしてとりあえずの発注・入稿後、原稿の見直し、推敲・校正を進めながら初めての一冊が届くのを待っておりました。
そして、送られてきた冊子をワクワクドキドキで開けてみれば――。
案の定やらかしてました!「字、ちっさ!!!!」笑
![](https://assets.st-note.com/img/1725286927-Gzpcv7of2nJ56H8wyQOTlAa3.jpg?width=1200)
画面上で見て確認しただけで入稿したので、思っていたより文字がかなり小さかった。画像では大きく見えるかもですが、A6判(文庫サイズ)でこの文字はあかん……。老眼鏡なしで読めん!笑
でもそれ以外は、とっても良い感じでした! 紙の質感とか、手のひらサイズのちんまり感とか、とって可愛くて気に入ってます。自画自賛。
よし! じゃあいよいよ次が本番!ということで、今度は一旦うちのプリンターで本文を印刷してみて実際の文字の大きさを確認。よし、これで大丈夫!(なはず)最終の発注するぞ!という段階になって。ふと。
新しいお話を書くほどの時間はないけど……日にち的にまだ少し余裕があるよね? ……そういえば、去年Kindleに上げた『Reset』の続編、ペーパーバック化は無理でもここならお手頃価格で作れるんじゃない? 一緒に発注したら同梱してもらえるし……などと魔が差してしまったのです。
(注文があってから1冊ずつプリントして発送までしてくれるKindleペーパーバックはどうしても単価が高くなり、そしてページ数が少ない本ほど割高感があるので……。※Amazonのペーパーバックってどんな感じ?という方は、去年の記事↓をご参照ください。)
――で。魔が差した私は、とりあえず見積もりだけでもしてみる?と、続編の大体のページ数を出し、判型は『Reset』に合わせてA5判で〜。とか妄想膨らませながら見積もりページでぽちぽちしていったら、え、こんな金額で出来るん?(VBと同じ部数で見積もりしてみた)え、なら一緒に発注しちゃう? えっと今発注したら、入稿の締め切りは……うん。いける!!! ――と、勢いで発注してしまいましたとさ。
そうして早速、ちょ古っ都さんに入稿すべく、Kindleに上げてた続編『Seventeen years later.』を同人誌用の原稿フォーマットにコピペして中身をチェックして……気づいてしまったのです。(ここからちょっと話が逸れます。興味ない人は下の段落飛ばしてね)
え、こんな短いのに誤字あるし、人称も乱れてるやん!!! 優悟の一人称なのに、地の文で「優悟は〜」とか書いてる箇所をいくつか発見……。
そういえば、これ去年「あ、もうすぐ『Reset』発行一周年だ!」ってなって突発で書き上げたんだった。(最初三人称だったのを、最終的に一人称に変更。ちゃんと校正したつもりだったのに……涙)って言い訳! ひーん、ごめんなさい。すみません。伏してお詫び申し上げます。
とりあえず、慌てて全体を修正・改稿して先にそっちを上げ直しました。
だがしかし、残念ながらもうすでに電子書籍を購入してくださっている方に修正は反映されないし、unlimitedでお読みの方も再DLしても何故か最初にDLしたバージョンのままという仕様(だよね?まだ)。
と、こんなこと↑を書いている間に、突然AmazonのKDPカスタマーサポートからメールが来ました。
どうやら上記と同じようなこと書き込んでいたツイートをご覧になったらしく、要約すると、自動では反映されないけど必要な要件を提出して申請して貰ったら再ダウンロードできるようになるよ!という内容でした。
うおおお。なんか愚痴って申し訳ないっす! さーせん!!!!涙
でもその申請、割と手間がかかるというか面倒くさい感じなので(こら!)今はちょっと時間ないけど、そのうち申請するね!(要約)とお返事しました。
なので、なるべく早急に再DLできるように要件を整えて申請しまっす!
別に細かいことは気にしないぜ。の方はそのままでもOKですが、そう、気になってたんだよね!という方は再ダウンロード出来る用になるので、しばしお待ちくださいませ。
あ、でもお庭来られる方は、紙の本は修正済みなのでぜひそちらを! って、火事場泥棒みたいな商法……(例え下手か)
と、そんなこんなでワタワタしつつ、どうにか『visual basic』と『Seventeenn years later.』の入稿も終え、気がつけばもう9月!
『ソラの民と蒼銀の王子』(荷葉ふみ名義)も7月にようやく最終巻が出て、お庭に向けての『ソラの〜』のペーパーバック発行作業も無事終了。KDPから4巻の校正用コピーも届きました!
![](https://assets.st-note.com/img/1725323378-VCkB0lW1cHG5Mg3y7TNSOI8f.jpg?width=1200)
めっちゃ美しい〜!!!! 最高!!! 電子書籍発行の時、表紙イラストデータいただいた時から「これぜったい紙本で欲しいやつ!!!」と思っていたので!!! 硝子さんありがとう〜〜〜!!! 愛してる!(暑苦しい)
そうして仕上がりを確認して訂正後の最終データを入稿。もういつでも発行できる状態となりました。
あとは既刊本も合わせて何冊取り寄せるか(ペーパーバックは再販可能な著者用冊子が好きな冊数発注できます)という段階となり、予約フォームを作成。
KDPの著者用冊子は、当然家に届くので、お庭の宅配便受付期間に間に合うように逆算して発注かけないと……ご予約の締め切り早くて(9/10)ごめんなさい!
そのあとお品書きの作成に取り掛かり、一応順調にお庭準備は進んでいたのです。が。
Xにも書いたのですが、勢いで発注した『Seven〜』、部数でやらかしていました。
『visual basic』の方は、これが本編で読み切り短編集だから、初見の方もお手に取りやすいかな。と思うし、余った分はいつか続きが出るかもだからその時まで置いとけばいっか。そんなに場所取らないし。あと、あんまり部数少ないと単価が上がっちゃうしな。と、それなりの部数(私的に)を発注したのですが。
なんと『Seven〜』までその部数で発注してました!!! マジか!
これ続編なので、これだけ読んでも???だし。本編の『Reset』を紙本で持ってらっしゃる方にしか需要がないのに。そして青城さんの美麗イラスト表紙でもないのに。こうなったら……『Reset』と一緒に売るしかないな!!!
本当は家にちびっと残っていたBOOTHの在庫を持っていくだけのつもりだったけど、『Seven〜』とのバランスを考えて『Reset』も発注することにしました。
薄い『Seven〜』はともかく、本編『Reset』は厚い。『ソラの民〜』も全巻厚い。そしてA5判。それを全部家から送って、売れ残ったらそれをまた家に送り返さねばならない羽目になるけれども! あ、ちなみにちょ古っ都さんは直搬入してないので、そっちの分も一旦家に届きます。よって搬入分全部家からお庭に送ることになります。わはは。
でも大丈夫! 当日は友人(腐ってないカタギ)もお手伝いに来てくれるから! 二人とも老体だけど、きっと頑張れる!(すまん!)
あ、でも体力以前に、1スペースに二人座って、そこに段箱置くスペースはどれくらいあるんだ?問題もあるね。わはは。
そもそも初参加で7種類持ってく(6種類がA5判)とか、欲張りすぎだよね! レイアウトどうすんだよ。
あ、一応ここにもお品書き貼っておきますね!
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/153024447/picture_pc_17d7f9c8c2a69041e15212bd5fa823e6.png?width=1200)
ということで結論!
普段からイベント会場に直搬入できる印刷屋さんで、美麗カバー付き文庫本を発行しているサークルさん大正解!(当たり前のことすぎて泣く)
小説の場合特に厚くなりがちだし、冊数持っていこうと思えば文庫本サイズが一番効率が良い。それにカバーをつければ表紙イラストも映えるし商業っぽくなるしカッコいい! そりゃみんなそうするよね!!!
でもでも、同人誌作り楽しかったです! またやりたい。
って、まだ届いてないので、ちゃんと本になるのかな。とドキドキ状態ですが。あとは神頼み。どうかちゃんと出来ていますように……。
なんかただの愚痴みたいなウダウダ話になっちゃいましたが(毎回か)、最後までお読みいただきありがとうございました!
次回は、J.GARDEN56に参加します。②で〜。(多分)