比較的簡単なパターンの親知らずを抜いた話

鯖女です。

ここ1ヶ月で、親知らずを2本抜いた。
親知らずに関してはひどい話ばかり聞くので、比較的簡単なパターンだった私の体験談をここに書いておきます。簡単とはいえ、抜いた後ちょっと苦しんだのでやっぱり抜歯は辛かった。そんな話です。

読むのが面倒くさい人は最後のまとめだけ読んでね。

※抜歯の難易度はかなり個人差があるようです。あくまでも「こんなやつもいたんだな」程度に受け取っていただくのが良いかと思います。



まず、私の親知らずは4本ともほぼまっすぐ生えていたので、日常生活では特に痛くもないし抜く気はなかった。ただ、微妙に歯茎に埋もれていたので、3年ほど通っている歯医者さんには「食べかすが溜まりやすい状態だから、虫歯になるリスクがあるだけで生やしててもなんのメリットもないよ。抜こう。」とずっと言われ続けていた。でも現状特に困っていないし、怖いから無視していた。

しかし今年8月、ついに右上が虫歯になってしまったため先生に強制的に抜歯の予約を入れられた。

ものすごく憂鬱な気持ちになったが、虫歯になったのは自業自得だ。しょうがない。逃げられなくなった私は8月末、戦いに挑んだ。

1本目の抜歯 その1:麻酔が効かなかったのが辛い

金曜日のPM19:30 仕事終わりに歯医者へ。

まっすぐ生えているからそんなに難しくないし、痛くもないよ。と言われていた私。
ビビりつつも麻酔を打ってもらっていた時、「あれ?いつもの痺れる感じがしないな?」と思った。気のせいかしらと思いつつとりあえずそのまま続行

「じゃあ抜きます〜」と先生がペンチで歯を挟んだとき、もろに感覚が残っていて焦った。ちょっと揺らされただけでめちゃめちゃ痛かった。全力で左手を垂直に挙げた。

そのあともう一回麻酔をするも、全然効かない。また左手を垂直に挙げる。痛みと不安で私の機嫌は最悪だった。「なんか最初の麻酔全然しびれなかったんですよね。思ってたより大変だよ。」と先生に当たり散らした。

たしなめられつつ3回目の麻酔を打った。(かなり長めの注射)
やっと効いてくれたようで、歯は痛くなかった。が、ペンチでゴリゴリ工事される衝撃がすごい。口の中を男性の全力の力でゴリゴリガガガガッとされている。麻酔が効いていない部分にも力がかかるのでそれが痛い。思っていたのとは違うタイプの痛みだった。

押される力に負けないように耐える首や顎も辛い。


1本目の抜歯 その2:すんなり抜けた

ゴリゴリ工事されること(おそらく)3分。顎関節症気味の私は口を開けたままの状態が辛くなってきた。そんな時「ガガガガ、ガッ!!!!」っと突然工事が終わった。

「抜けたよ」と歯を見せられた。思った以上に早かった

傷口は、歯1本分とても綺麗に穴が空いている。
歯茎を掘り起こして傷口がぐちゃぐちゃになるイメージだったから、これにはビックリした。助手さんが、担当してくれた先生は抜歯が上手だと言っていた。

小さく丸めたガーゼを噛んで圧迫止血。30分は噛まないといけないらしい。抗生物質と胃薬と痛み止め(ロキソニン)、消毒用のうがい薬をもらって帰宅。食事は3時間後からOKらしいが、晩御飯は事前に食べておいたのでその日は何も食べなかった。

麻酔が切れた後は違和感があるものの痛くはなく、1本目の抜歯に関しては結局痛み止めは1回も飲まなかった
翌日は一応おかゆや豆腐などを食べていたが、その後は顔を左にかたむけながら普通にお肉を食べていた。

ちなみに治療費は保険適用で約2,800円だった。


2本目の抜歯 その1:1本目よりさらに早く抜ける

麻酔が効かなかったことが辛かったものの、思ったよりすんなり抜けて安心した私は、右上につづいて右下も抜くことに。

およそ1ヶ月後の月曜日PM20:00 仕事終わりに歯医者へ向かった。
前回痛みがなかったので、翌日も仕事がある平日に予約を入れた。
結果的に、これは失敗だった。

麻酔をし工事開始。今回は1回目の麻酔でしっかり効いてくれた。
先生いわく「上の歯より、下の方が痛いかも」とのことだったが、前回のなんでもなさを知っていたので「麻酔さえ効けば大丈夫」とかなり楽観的になっていた。実際、1本目と同じか、それよりも早くにすんなりと抜けた。

またガーゼを噛んで同じ薬を処方される。もう2回目なので慣れたものだ。スッキリした気持ちで電車に乗った。


2本目の抜歯 その2:めちゃ痛い


しかし、電車の中でだんだん傷口が痛くなってきた。
噛んでいるガーゼでは吸い切れないほどの出血をしているのが感覚的に分かった。血の味がしてとても気持ちが悪い。痛みで気分も悪くなってきた。めまいと頭痛がめちゃしんどい。

途中下車も考えたが、座っていた私は立ち上がることもしんどくなってしまい頑張って乗り換えの駅まで耐えた。
すぐにトイレにかけこみ、口の中の血を吐き出した。もう30分は経っていたのだけれど、出血が止まってなかったので新しいティッシュを噛んだ。顔が腫れていた。

その日はスーパーの特売日だったから帰りに寄りたいと思ってたんだけど、体調が悪すぎて食事のことなど考えられず急いで帰宅。安売りが大好きな私にはありえない行動だ。帰ってすぐに痛み止め(ロキソニン)を飲んだ。

痛み止めを飲んだら少し落ち着いたので、流れ出た血液を補わなければという気持ちで、柔らかく作ったチーズリゾットを食べた。


2本目の抜歯 その3:翌日に熱が出る

1本目の抜歯の時は何があっても大丈夫なように週末に予約を入れていたのだが、今回は調子に乗って月曜日に抜歯してしまった私。

翌朝、めちゃくちゃ頭が痛かった。傷口も痛い。
あんなにすんなり抜けたのになぜ....と思いながら急ぎの仕事があったためだるい体を引きずり出社。
会社に到着して気づいた。体の節々が痛い。熱の時の感覚だ。

すぐに体温計で熱を測った。
平熱35.8度程の私が、37度だった。高熱ではないが微熱でもない。

ロキソニンを家に忘れたため、会社にあったバファリンプレミアムを飲んでみたものの、効果があったようなないような。辛いことに変わりはなかった。仕事を休みにしておくべきだった。
昨晩食事をしたから、傷口に菌でも入ってしまったのかな...と答えのない後悔。
久しぶりの発熱は思ったより辛かった。


2本目の抜歯 その4:2日後はちょっと落ち着いた

抜歯から2日後の朝、起きたらまだうっすら熱の感覚があった。
自宅に体温計がないので測っていないが、たぶん微熱くらいだと思う。
朝からロキソニンを飲んでその日も出社。

昼にはすっかり薬が効いて、痛みもだるさも吹っ飛んだ。
ランチはコンビニのサンドイッチと肉まん。顔を左に傾けながら普通に食べれた。傷口も割と落ち着いている。やっと抜歯の辛さから抜け出せた。


まとめ

* 簡単なタイプと言われていた私でも、2本目を抜いた直後〜翌日は傷口の痛みと熱のだるさで辛かった。

* でも腫れたのは抜いた直後の数時間だけで済んだし、傷も3日経てば落ち着いていたので本当に楽なタイプだったんだと思う。

* 簡単と言われていても油断せず、抜歯の翌日は仕事を休みにしておくべきだった。

* 先生の言う通り、上の歯より下の歯の方が抜いた後痛かった。

* 腫れるからマスクを持っていけばよかった。

* バファリンプレミアムより処方されたロキソニンの方が効いた

* ロキソニンを飲めば熱も痛さも引くからとても助かった


そんな感じです。
無事乗り越えた今はとてもスッキリした気持ち。左の2本は、虫歯にならないように大切に残しておくことにしました。

これから抜かれる方は油断することなく、でも不安になりすぎずに頑張ってください。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?