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夫を育ててくれた人
二代目リンヌエルの夫、ドゥーガルくん。
日向で農作業をする妻に優しい心遣いを見せ、農地の野菜をせっせと手入れをし、近衛騎兵を夢見て努力を続ける素晴らしい旦那様です。
そんなドゥーガルくんを育み、支えてきたのが舅のボードワンさん。
孫の誕生を間近に控えた夏の盛り、ボードワンさんはガノスへ旅立とうとしていました。
夫の両親は、二人ともガノスへ旅立ってしまいました。舅を看取り、顔を青くした夫の手を取って我が家へ帰ります。
ドゥーガルくんが一人で朝を迎えなくて良かった。結婚していて良かったと、そう思いました。
この頃、リンヌエルは母がいつ旅立ってしまうかと毎日怯えていました。きっとドゥーガルくんも同じだったでしょう。
この優しい、芯の強い夫を支えてあげたい。そう思うリンヌエルなのでした。