ウイスキーを女性に喩えるシリーズ #15(カヴァラン)
『まるでゴーギャンの絵のよう』
フランスの画家、ポール・ゴーギャンが描いたタヒチの女性の絵を見たことがあるだろうか。
種類は多数あるが、全体としては青や緑をベースとした暗めの色調の中に、花や果物の鮮やかな色が入り込んで、なんとも不思議な雰囲気を醸し出している。
女性たちの表情は決して明るくはないものの、原住民女性の穏やかな性格や美しさを見事に表現している。
「名状しがたい彼女たちの素朴さ」
「恥じらいなく裸で動き回ることができる」
タヒチの女性を数多く描いたゴーギャンはこう語っている。
なんとも閉塞的で、宗教的で、神秘的な空気感。
文明が発達して便利な世の中になってきたせいか、このような「在り方」の貴重さが身に染みてくる。
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楽園への旅、かぐわしき大地、素朴で美しい女たち。
カヴァラン ソリスト シェリーカスク。
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