ウイスキーを女性に喩えるシリーズ #4(ニッカ カフェグレーン ウイスキー)
『女性は、意外性そのものである。』
夏になると、飛び出すように海へと向かい、
太陽に照らされる君の肌は、健康的に焼けていた。
手首についている金色の装飾品は、
君を押し殺すことなく、見事に全体と調和している。
周りからの視線を跳ね返すほどに、
身体にはしなやかな曲線が引かれていた。
焼けた肌、黄金、曲線。
なぜかわからないけれど、
その姿はクレオパトラを連想させるのだ。
太古の時代に、世の男を魅了させたあの女性を。
けれども、これは彼女の一面に過ぎない。
海だとあんなにもエネルギッシュなのに、
街中だと、ひっくりかえしたようにシャイである。
「今日は爪がきれいだね」
なんて褒めたりすると、
途端に頰を赤らめてしまうほどだ。
こういう意外性に、僕はとことん弱いのかもしれない。
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しなやかさというのは、やわらかさでもあることを忘れてはならない。
ニッカ カフェグレーン ウイスキー。