感動するウイスキーの呑み方『アイス・パラリシス』の手順
『ストレート』
『オンザロック』
『トワイスアップ』
『ハイボール』
『水割り』
etc.
ウイスキーには、さまざまな呑み方がある。
さて、今回ご紹介するのが、
『アイス・パラリシス』という呑み方。
おそらく、これを聞いたことがあるひとはいないはずだ。
なぜなら、私が命名した呑み方だからである。
この呑み方を、ウイスキーを楽しむすべてのひとに体感していただきたく、大袈裟にも固有名詞をつけてみた。
だれでも簡単にできる呑み方なので、
ぜひともお試しいただきたい。
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『アイス・パラリシス』の手順
用意するもの
・お好きなウイスキー
・テイスティンググラス(なければ通常のグラスでも)
・コップ
・水
・氷
① テイスティンググラスに、ストレートでウイスキーをいれておく(ひとくち分でOK)
② コップに大量の氷をいれ、そこに水を加えてキンキンの冷水をつくる
③ その冷水を、口の中に15秒ふくませる
④ 口の中が冷えて感覚が麻痺したのを感じたら、水をすべて飲み込む
⑤ ①で用意したストレートのウイスキーを少量呑んでみる
以上
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ようは「ストレート」の呑み方に手順を追加しただけなのだが、実際にやってみると驚くほどに味が変わる。
口の中が冷えて感覚が麻痺しているから、本来ストレートで呑む時に感じやすいピリッとした刺激がなくなり、代わりに「香り」を強く感じることができる。
さらに、口の中に残っている水が「トワイスアップ」の役割を果たすので、ウイスキーが舌に溶けて、じわっと広がる快感を味わうことができる。
はじめてこれを体験したときは、とにかく感動した。
呑み方でお酒は変わるというが、こんなにもシンプルな「セッティング」でここまで変わるというのは驚きである。
ちなみに、アイス・パラリシス(Ice Paralysis)とは、日本語に訳すると『氷麻痺』。
ぜひともお試しあれ。
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