ウイスキーを女性に喩えるシリーズ #1(ラガヴーリン16年)
『長年連れ添った妻は、僕の最高のパートナーである。』
まるでスプーンを重ねるように横たわり、
暖炉のそばで身体を交わす。
木の燃える香ばしい薫り。
暖かく、やわらかな輪郭、
歳を重ねるごとに増えていくシワでさえ、
君の魅力の一部なのだ。
笑うと目が三日月になるのも、昔から変わらないね。
僕がなにかにつまづいているとき、
君は言葉ではなく、
身体を寄せ合うことで包み込んでくれる。
ぽっかりと空いた心の穴を、
秋にようなおだやかさで埋めてくれる。
時間が経つほど、どんどん君に惹かれていく。
君の横顔は、相変わらずきれいだ。
もし生まれ変わったとしても、
またこのひとにプロポーズしたい。
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愛する妻、ラガブーリン16年。
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