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【厳選9種】日本酒のマイベストまとめ

新政 No.6(S-type)**

日本酒好きなら知らぬ人のいない新政酒造。
その中でも、No.6は特に手に入りにくくなっている。
No.6には、「N」「S」「X」の3タイプがあるが、Sタイプがオススメ。
生酒特有のプチプチ感と新政のユニークな香りをバランス良く楽しめる。
(※厳密には、No.6はこの他にも限定版として存在する)


而今 八反錦 無濾過生

これもまた入手困難。
芳醇な香り、フルーティーでコクがある味。
お店で置いていたら真っ先に注文したくなる。
完全なる偏見だが、而今好きにわるい人はいない気がする。


農口尚彦研究所 山廃吟醸酒

「日本酒作りの神」とも呼ばれる杜氏・農口尚彦氏の名がつけられた酒造。
この日本酒の「旨味」の強さは、他の日本酒と比べると群を抜いていた。
鼻に残る香り、豊かなコク。
ワインでいうところの「フルボディ」の日本酒である。


七賢 なま生

七賢にはファンの多い「絹の道」や、プレゼントに人気の「スパークリング」などいろんなシリーズがあるが、コアな七賢ファンが愛するのはこのシリーズ。
七賢らしいあの香りを残しつつ、フレッシュさを楽しめる一本。
価格もリーズナブルなので、飲んべえまっしぐらである。
ただ、流通量は少なめ。


加茂錦 月白

加茂錦酒造の若手杜氏がプロデュースする、通称「荷札酒」。
目を惹く斬新なラベルだけでなく、味自体もモダンでハイクオリティ。
次世代の日本酒業界を担う日本酒の1つである。
見つけたら、無意識に手に取ってしまう魅力がある。


黒龍 垂れ口

「黒龍」といえばキレのある辛口の印象が強いが、「垂れ口」においては、日本酒の枠を超えるレベルのフルーティさを持ち、その香りは「メロン」そのもの。
本当に米だけでつくっているのか疑うレベルの期間限定酒である。
年末あたりに出荷されるので、要チェック。


裏ちえびじん うすにごり生

ロゴをそのままひっくり返した「裏」ラベル。
ちえびしん特有の、ジューシーで長く残る香り。
うすにごりなので、米の甘みが強く感じられる。
夏酒というのもあって、心地の良い微炭酸。
ソロで呑んでも良し、つまみと合わせても良しのオールラウンダーな一本である。


十四代 本丸

日本酒を普段呑まない人でも、「十四代」の名前は聞いたことがある人は多い。
「日本におけるナンバーワンの酒造はどこか?」と聞けば、ほとんどの人がこの酒造を挙げるかもしれない。
公開されているHPや連絡先情報さえなく、まさに「幻の日本酒」である。
18年の年月をかけて『龍の落とし子』というオリジナル酒米を自社開発するなど、日本酒作りに対する心意気はもはや別次元。
すべてにこだわり、研究し尽くされた日本酒の完成形とも言えよう。
ブルゴーニュワインの「ロマネ・コンティ」が流通すると同時に値上がりするがごとく、この十四代も原価で取り扱っている酒屋はほぼない。
個人で手に入れるのはほぼ不可能なので、取り扱っている居酒屋を探して訪れるのが確実。
一度は呑んでいただきたい日本酒である。


新政 紫八咫

新政の中で、一般流通がされていない超希少なシリーズ。(頒布会でのみ手に入る)
人生で一番旨いと思った日本酒。
圧倒的深み。
蒸留酒のようにずっと香りがつづく。
その秘密は、「再仕込み貴醸酒(※)」という仕込みによるもの。
酒屋で売られていることはほぼない。
取り扱っている居酒屋は、日本中探しても数件しかないのであろうか。
もし手にするチャンスがあれば、是非ともご賞味いただきたい日本酒である。

通常、日本酒は「米と水」で仕込む。
その過程で、水の代わりに日本酒を加えて仕込む方法があり、これでできた日本酒を「貴醸酒(きじょうしゅ)」と呼ぶ。
そして、紫八咫はさらにその上位互換。
なんと、日本酒のかわりに貴醸酒をつかって仕込むのだ。(これを「再仕込み貴醸酒」という)


あとがき

近年、海外でも日本酒を呑めるようになってきたが、とはいえ日本酒は繊細な飲みもの。
火入れしている日本酒は輸出できても、生酒の輸出はまだまだハードルが高い。

日本酒が一番うまいのは、もちろん日本。
日本に生まれてきたのだから、日本酒を楽しまない手はない。

上記でも紹介した日本ナンバーワンの日本酒・十四代。
これをつくる高木酒造には、幻の中のさらに幻のシリーズがあるのをご存知だろうか?

その名も、
「龍泉」「龍月」「双虹」

2019/10/06現在、Amazonで「龍泉」の価格をみてみると、

なんと、50万円越えというレベルである。

もはや笑いも出ない。

がしかし、この龍泉。
数年前までは、まだ20万円そこらであった。(それでも高いが。笑)

とすると、これからもどんどん価格が上昇していくことは目に見えている。
50万円でも、今がいちばん安いのだ。

DRCが出すロマネ・コンティのように、100万円を超える日もそう遠くないのかもしれない。

人生で、死ぬまでに呑んでみたい日本酒である。

50人くらい同志を募って、ひとり1万円ずつ出して、ワンショットの龍泉を分かち合うのもわるくない。(ガチで募集中)

もし、この『龍泉会(仮)』にジョインしてみたい、というクレイジーな日本酒好きの方は、是非とも声をかけてください。笑

というわけで、あとがきは以上!
本記事に載せている日本酒については、気まぐれで更新したりします。
最終更新日:2019/10/06

みなさんも、楽しい日本酒ライフを。
お酒は二十歳になってから。

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