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今さら魔法科高校の劣等生の(自分なりの)楽しみ方がわかった
◆はじめに
スーパーであふぇくしょんな寝正月を楽しんでいるのは誰でしょう。そう、私です。
前期のアニメ消化の一環として、さすおに2期を見ていました。
1期やっていたころは「お兄様強すぎ」「厨二臭が強い」と散々な評価でした。実際、一期を遡ってみているのですが苦行と言わざるを得ない。放映当時もちょろっと見て「うわキツ」と思いましたね。お兄様、あんたどー見ても劣等生じゃないやろ。
で二期も余り気乗りしないで見ていたのですがあれ?実は面白いぞ?と考え直してきました。
いや待て、CV日笠の女性キャラが可愛かっただけで、何かの気の迷いの可能性もあります。(石田加奈のキャラデザが良いのは一期からだろ、いい加減にしろ!)
で劇場版も視聴したらむしろこっちも面白い。(公開は二期より前だが、時系列は二期より後)
一期は相変わらずクッソつまらないのになんでだ?というわけで理由を色々考えてみました。
*とは言ったものの、相変わらず人を選ぶ作品なのは間違いないので、もしこの記事を見て視聴して「つまんねーぞ!」と言われても責任は取れません。
◆2期、劇場版がツボに入った理由
・敵が安心の外道
同情とか全くしなくて良いので、容赦なくぶったたいていい。
劇場版は開始20分くらいで「あぁ容赦なく倒していいな」とわかる。
逆に一期の中盤までは学園が舞台なので、お兄様の強さが生かせていない感じがあった。相手も学生なので人殺しなど容赦ない戦いができず、茶番感半端ない。
・2期、劇場版で敵がインフレしてきた
というよりようやく強くなってきた感じ。でもまだまだ弱い気もする。というか味方陣営が強すぎる。この辺、ワンパンマンはヒーローに苦戦させることで上手くカタルシスを引き出している。
・どことなく古いジュブナイル小説感がある。
これは1期にも言えることだと思います。
自分が子供のころ読んでいた、青い鳥文庫とか菊地秀行のエイリアンシリーズのような、主人公が万能で冒険する小説を思い出します。この辺は佐島先生自身も言及していた。(Wiki情報なので、要確認)
ライトノベルというと中高生向けなイメージが(私の年代的に)強いが、実は小中学生が読んだほうが楽しめる気がする。メタルヒーローシリーズとか古い特撮のノリ。ただ、小難しい設定と読みづらい文体を乗り越えてもらう必要がある。ここはいただけないよね……
・絶妙なシリアスな笑い
ダースベーダーお兄様、ギガドリルブレイクお兄様とかちょくちょく笑わせにくる。狙ってやってるのかわからないが、非常に良いセンス。
・話が007っぽくなってきた
軍の機密情報とかアメリカ軍との戦いとか、やたらスケールがでかくなってきた。昔のソノラマ文庫のような展開。ただ古臭く感じる点でもある。
◆参考・関連書籍
・レンズマンシリーズ
持っていればスーパーパワーを持てるレンズを持った宇宙飛行士が、悪の組織と戦うスペースオペラ。クソ強いデカレンジャーと思っていただければわかるか。正直何と戦っているのかわからない時が多い。
古典的名作で、実は日本でもアニメ化もしている。見たことないけど、
「火星のプリンセス」など、俺TUEEEEE系は国境も歴史もまたぐ良い例。
ただ昔の小説な上、小難しい単語と解説が大量に並んでいるため、非常に読みづらい。この難解な文体含め、佐島先生結構影響をうけているのでは。
・さすおにボタン(劇場版公式HP)
まさかのさすおにボタン。実況のおともに。公式頭おかしい……
5回押すごとに早見のボイスが流れる。
◆つまるところ
実はこのシリーズ、対象年齢が普通ラノベを読む層よりも低めに設定されていたのではないかと思った。小学生高学年~中学生くらいなのでは?
まぁそもそも中高生はラノベ読むんでしょうかね。
最後に「さすがです、お兄様!」と言って締めたいと思います。