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『おかえり 横道世之介』感想

『おかえり 横道世之介』吉田修一著 中央公論社

おすすめ B
読み返したい B
読み始めてからのスピード A
総合評価 B+

あらすじ:『横道世之介』の続編。24歳の世之介は留年し、就活に乗り遅れ、池袋の安アパートで、バイトをしながらぷらぷらしている。舞台は90年代前半の東京。人を巻き込み、人に巻き込まれるなかで流れていく、世之介のダメダメながらもいとおしい1年間を描く。

感想:一作品目の『横道世之介』は映画は見たが、小説は読んでいない。だからこの本を読みながら、ずっと高良健吾のパーマ頭を思い浮かべていた。みんなが世之介の良さに気がつくのは、世之介が亡くなった後というのが、なんだかせつない。

注釈 評価の尺度

おすすめ:
たくさんの人に薦めたい A
最低1人は薦めたい人が思いつく B
特に誰かに薦めようとは思わない C

読み返したい:
3年以内に読み返す A
死ぬまでに読み返したい B
もう読まなくてもいいかな C

読み始めてからのスピード:
数日以内に読み終わる A
1週間以上1か月未満 B
1か月以上 C

総合評価
上の3つの評価を平均したもの。


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