『再び女たちよ!』伊丹十三著
『再び女たちよ!』伊丹十三著 (新潮社)
おすすめ C
読み始めてからのスピード B
読み返したい B
総合 B
感想 伊丹十三のエッセイは痺れるくらいカッコいいんだよな。前作の『女たちよ!』がおもしろかったので、期待して読んだが、期待を裏切らないおもしろさだった。日常の所作に美学を見出す伊丹十三の視点は、今読んでも全く色褪せず、むしろクラシックとしての普遍性すら獲得しているといえる。おすすめの項目の評価が低いのは、私の性癖には刺さりまくるが、読み手によって好みが分かれるだろうと思うからである。
好きな言葉:要するに男というものは女に惚れられたいのではなく、いや、無論惚れられることもいいのだが、しかし、それにも増して女に惚れたいのである。
注釈 評価の尺度
おすすめ:
たくさんの人に薦めたい A
最低1人は薦めたい人が思いつく B
薦めたい人が思いつかない C
読み返したい:
3年以内に読み返す A
死ぬまでに読み返したい B
もう読み返さないかも C
読み始めてからのスピード:
数日以内に読み終わる A
1週間以上1か月未満 B
1か月以上 C
総合評価
上の3つの評価を平均したもの。