B2チームざっくり予習
はじめに
今季からB2チームで戦う事になった我らが信州ブレイブウォリアーズ。
どんなチームなのか、どんな選手が居るかも把握できてないので、どちらかというと自分自身の為にざっくり予習をしていきたいと思います。
青森ワッツ
昨年はプレイオフに進出。
ロスターを見てたらマックス・ヒサタケがおり、昨年は茨城ロボッツに所属していたので、2年連続でホーム開幕戦で相まみえる事に。
プレシーズンを見ている限り、マーティンが強い。ヒサタケが高い。池田が上手い。と軸がしっかりしている印象。
ディフェンスでは相手のパスに反応しすぎてフリーを作ってしまうケースが多い印象なので、ドライブから展開するよりはパス回しで展開したいなーと。
ウッドベリー、栗原、小玉などのスリーが決まってくると面白い試合になりそう。
追記
マーティン欠場で格上の佐賀との対戦では、91-66というスコアも仕方がないかな。
ヒサタケはP&Rの合わせが脅威な一方、1vs1の場面で勝利していた印象が無いので、この辺りの守り方の徹底。
今の状態なら勝てそうではあるけど、結局マーティンが出てきてフルメンバー相手となるとどうかな、という印象。
山形ワイヴァンズ
3シーズン目のジェームズ・ベルが主軸。
多分、チームコンセプトは信州に近いと思われる。
違うところがあるとすれば、ベルを有効的に使う為に去年までは鈴木だったり日本人ビックマンが多くいたんだけども、今年は帰化枠のアダムス、佐藤あたりで強度的にどうだろうかって印象。
シンプルにビュフォードとベルとの1vs1は分がありそうで、日本人ビックマンでも有利は取れそう。
追記
天皇杯ではファイティングイーグルス名古屋に102-78で敗戦。
相性的に、オマラ・バッツという重量級センターを擁するチームには相性が悪そうで、それがそのまま結果に表れた感じか。
ベルは強烈だけどやっぱビュフォードの方が上かなあと。
福島ファイヤーボンズ
実は昨シーズン、生で試合を観れたチームその1。
その時に印象に残ったのは加藤、多田、アイヴァナーカスの3人。
加藤は個人昇格してしまったけど、多田とアイヴァナ―カスは残留した様で、ここは強力だろうなという印象。
他にも、菅澤、笠井、王(元秋田)、菅野、林と脇を固める選手が多い。
おそらく、主軸にしたかったであろう外国籍選手と契約解除になり、外国籍選手2人体制のまま。
10/26、27と対戦するので願わくばそこまで合流して欲しくないなあ、と思ってる。
個人的注目は、林かな。怪我からの復帰を果たし、期するシーズンになるだろうと予想。
アルティーリ千葉
圧倒的な勝率でレギュラーシーズンを駆け抜け、殆どの選手を残留する事に成功し、新加入も機動力と高さを併せ持つポーターとベテランシューターの長谷川と隙が無い。
現時点の完成度では他のチームと比較しても抜きんでてる印象。
大崎、前田と元信州メンがいるので手の内が分かってそうで、嫌だなーという印象。
プレイオフに進んだとしても、出来れば反対の山に入って欲しいと今から思っている。
追記
やっぱ強い。
天皇杯では大阪エヴェッサに勝利し、名古屋ダイヤモンドドルフィンズにも92-84で敗戦も、1Qでは19-32と13点リードを得る戦いぶり。
連携という面では、現時点でやはり数段上かな。
アシュリー、ポーターという外国籍が連携の中で、最後を決めに来る流れは止めにくそうな印象。
ただ、ボールをいったん落ち着けてからオフェンスをする時に攻めあぐねている印象でしたので、ボールムーブをいかに邪魔できるか、というのが攻略の糸口か。(とか言いつつ、ボールが止まった状態のオフェンスなんてどこも苦手だろうけど)
富山グラウジーズ
日本人選手の入れ替えは殆どなく、新加入は藤永くらいかな?見落としてたらごめんなさい。
外国籍&帰化枠は総入れ替えで、インサイドめちゃつよフェルプス、B2屈指のダンカーのホワイト、点取り屋のケネディ。ワットさんはわかんないです。ワッツ行ったら面白かったのにとか思ってすみません。
フェルプスに対する答えをどう出すか、ってのが対富山のメインテーマになりそう。
インサイドの強さと機動力が両立している印象で非常にやりにくそう。
追記
めっちゃ強くない?なんか既に連携とか仕上がっていて恐ろしい事になってるんですが。
あと、ワットさん。わかんないとか書いてましたけど、普通にヤバいです。
インサイドではフェルプスとワットが制圧して、アウトサイドからのシュート力のあるホワイトとケネディとバランスがすごく良い。
そしてそれをコントロールする宇都に野崎。
大型補強と信州が騒がれてましたが、富山の補強もやっぱヤバかった。
福井ブローウィンズ
ほぼほぼサンロッカーズ渋谷やんけ!と思ってしまった。
チーム編成的には、1ビック2フォワードと信州に近い。
点を取れるガードの細谷
エリートシューターの田渡
泥臭い仕事が出来る渡辺、満田、小阪
と日本人のバランスが良く、ここに西野・木村がどう絡んでくるか。
アウトサイドではライアン・ケリーとペリー・エリスがいるが、インサイドのローソンは独力での展開が苦手そうなので、案外対策はし易そう。(とは言っても守りやすいかと言ったら別)
ローソンがファウルトラブルになった時の代役が少ないので、ビュフォードのアタックでローソンにファウルをさせたい。
というか、ここまで各チームのロスターをみてて外国籍ウイングと組ませる日本人ビックマンがどこも足りない中で、信州は渡邉、狩野がいて、ドンリー、小玉とインサイドも多少は任せられる選手が揃っているのは大分有利になりそうと思ったり。
追記
天皇杯では茨城ロボッツと対戦し85-77で敗退も、その茨城ロボッツはアルバルク東京と終盤まで競り合いをして惜敗という結果。
ケリー、ローソンの並びがとても危険な匂いがしたが、現時点で完成度は高く、これ以上の伸びしろはどの程度あるかは未知数。
ローソンが帰化した後に、横浜エクセレンスに期限付き移籍中のボイドを戻す。というムーブが発生したら恐ろしい事になりそう。
ベルテックス静岡
サイモンとブラントと元信州が居たりする。
川崎から増田を獲得したり、帰化枠のマーテルを獲得したりとオフには積極的に動いていた印象。
日本人、外国籍関係なしにスリーポイントシュート攻勢が印象に残るけど、今年は少し違う路線に進むのかな?と思ったり。
昨シーズンの外国籍だとローソンジュニアやブロープレーはスリーを多投するタイプだったけど、今年は外国籍はインサイドでしっかり戦えるタイプを集めている印象。
追記
天皇杯では群馬クレインサンダーズに91-76で敗戦。
昨季はスリーポイントシュートを重視していた印象でしたが、この試合の試投数は17本と控えめ。やっぱ路線変更を試みているのかなあ、という印象。
増田が12得点7アシストと躍動。ここをどう止めるかくらいかな。
神戸ストークス
外国籍総入れ替えなので、ここがどうフィットするか。
中西、カロンジと日本人&帰化枠のビックマンが他チームに比べて充実しており、チョンディー・ブラウンジュニアを主軸にしたいのかなーと思ったり。
B2時代にもよく戦った松崎、谷、道原の3人衆も松崎が引退して谷、道原の2人に。
とは言え、2人共まだまだスコアラーとしての衰えは無さそうで、日本人ウイング陣では金田も良さそう。
綱井、川島は信州に来ないかなーと思ったくらい個人的評価は高いし、PGに渡邊、山本と元信州メンもいたりする。
前評判は決して高くないけど、侮れないチームな印象。
追記
日本人ビックマンの中西。元信州メンの渡邊、山本。そして道原は天皇杯では出場せず。
そんな中で仙台に79-61と敗戦。4Qは10-20と盛り返しましたが、まあブローアウトの展開と言っていい感じ。
注目していたチョンディー・ブラウンジュニアは16得点も、スリーポイントシュートは0/7と1本も決まらず。
バンビシャス奈良
個人的に同郷の林がいるから応援したいチーム…なんだけど、編成的にどうなんだろうって感じが拭えない。
昨年もシューターが不足している中で苦戦していた印象なんだけど、オフの補強でそこが解決できたかと聞かれたら…という状況。
この編成だったら、インサイドをガッチリ守れればある程度失点は計算できそうな感じがする。
愛媛オレンジバイキングス
元信州の青木が居たりする。
外国籍ガードのスターク。アジア枠でフィリピンA代表歴もあるジェフリー・チウに日本人ビックマンの玉木と本田と外国籍ガードを運用する体制はしっかりと整えてきた。
その他の外国籍も武闘派のスパイクスに、スページングに貢献できるローソンジュニアとバランスがとれていて、それをコントロールするのはB2屈指のガードの古野と前評判以上に戦えそうな編成だと思う。
愛媛としては、戦い方は相手に合わせて起用して守りつつ、外国籍ガードを使ってイニシアチブを握るっていうのが理想的な形かな。
天皇杯の初戦、リーグ戦では第2節と直近の対戦が多いので信州がどう戦うかだけど、おそらく信州的には相性のいい相手だと思う。
追記
天皇杯で信州と対戦。
兎にも角にもスタークが恐ろしい。ぶっちゃけ、彼が出てくるまでは信州ペースで「楽勝だな~」なんて余裕かましてたんですが、そんな余裕も吹っ飛ぶことに。
スリーポイントシュート7/11含む35得点。プレイタイムは25分でこの数字。
スタークがハンドラーをする中で、信州のディフェンスが彼に集中しすぎて、愛媛のシューター陣がフリーになるというオフェンスの循環が生まれる事に。結果、19/37(51.4%)という高確率でスリーポイントシュートを決められて大いに苦戦。
スタークの活躍が上振れでなく、標準だとしたら非常にヤバいチームになるだろうなあと。
ライジングゼファー福岡
実は昨シーズン、生で試合を観れたチームその2。
ほぼほぼシーホース三河やんけ!と思ってしまった。
信州と福岡、お互いに明確なアドバンテージを持っていて、ぶつかり合った時にどういう結果になるか読めないチーム。
最大火力はおそらくB2でも最強クラスで、オフェンスだけだったらB1でも戦えるレベルにあると思う。しっかりと連携が組めたら、という但し書きは付けるけども。
スミスとバーレルの同時起用だけはしっくり来てないけどアギラールと出ている時は、対戦相手目線ではどうしようもない感じがした。それくらいアギラールのバランサーぶりが厄介。
でもまあ、會田、中村、西川、橋本、加藤と元三河メン多くね?という感想が一番です。
追記
天皇杯でバーレルが松葉杖を使うレベルの怪我をしてしまったのが不安材料か。
まだまだチームが仕上がってないのか、オフェンスでもディフェンスでも噛み合っていない印象がある。
そういう意味でも、バーレルの怪我は連携を深めたいチームにとっても痛手で、信州としては連携不足のまま臨むであろう開幕4節目の試合が重要になりそう。
熊本ヴォルターズ
我らがウッドベリーの古巣。
クラークの身長をみて、178しかない!と2度見した。ここまで身長が低い外国籍は記憶にない。
田中、磯野と身体能力系ガードと、シューターの山本は厄介そう。
マクリーンがインサイドで戦う時に信州がどう守るか。ディフェンスでも前からプレッシャーをかけてボールを奪いたい意思を感じるので、ハンドラー陣が冷静に対応してくれれば勝機は見えてくるか。
追記
天皇杯では長崎ヴェルカと対戦し96-89で敗戦。ただ、1Qの大量失点があったもののその後の2~4Qでは全て熊本が上回っていた。
マクリーンはやはりインサイドで強く、そしてクラークも13アシストと躍動。
アジア枠のタイラー・ラムが18得点と、ここも厄介そう。
鹿児島レブナイズ
B3からの昇格組。
アンソニー・ゲインズジュニアが大分ヤバそう。個人的にはビュフォードとマッチアップする事も含めて、今シーズン1番楽しみな相手。
駒水、武藤と日本人ビックマンが充実しているし、リチャードソンもB3では確か帰化申請していた記憶があるので、シーズン中の伸びしろもありそう。
信州と明確に違う点はシューターの層かな。
ビュフォードがゲインズジュニアからアドバンテージを取れて、ヘルプディフェンスを呼び込めるとスリーを狙いやすいし、仮にビュフォードがゲインズジュニアを止められなくても、こっちはある程度スリーを捨てつつ厚めに守れそうな感じがする。
追記
天皇杯では千葉ジェッツと対戦。
立ち上がり、9-0のランと先制パンチを決めたが、その後は自力に勝る千葉に引き離されて敗戦。
ゲインズジュニアが強烈。脇を固める選手については、千葉が相手と考えるとやれることが少なかったのは仕方がない一面もあり、この試合だけで評価をするのは時期尚早かな。
現時点でのパワーランキング
ここまで紹介したチームに、我らが信州ブレイブウォリアーズを追加した14区ライブでB2リーグはレギュラーシーズンを戦い抜きます。
てなわけで、この時点での順位予想を地区ごとに書いていきたいなと思います。
東地区
1位アルティーリ千葉
2位富山グラウジーズ
3位信州ブレイブウォリアーズ
4位福井ブローウィンズ
5位山形ワイヴァンズ
6位福島ファイヤーボンズ
7位青森ワッツ
1位はアルティーリ千葉。主力メンバー残留に、新加入メンバーも力があって、なおかつ天皇杯でも結果を残しているとあっては1位に置かざるを得ないかなあ。
そこに続くのが富山グラウジーズと信州ブレイブウォリアーズと予想。
富山はもっと下の予想だったんだけどもこちらも天皇杯を見て完成度の高さと、やろうとしているバスケに合致した外国籍選手と帰化選手の獲得が出来た事からフロントとの連携も良さそう。
信州を3位に置いたのはシーズンを通しての結果予想という事から。
フルメンバーで戦い抜ければもっと上も目指せるけど、絶対に揃わないだろうと思ってます。それでも、個のタレント力では抜けているチームなのでこの順位に。なお、怪我人がそれほど出ずにシーズンを戦えれば1位じゃね?とも思ってますが。
4位は福井ブローウィンズ。評価は高いし、選手もB1経験者を揃えていて強いと思うんだけども、天皇杯を見た感じ伸びしろはどこまであるんだろう?と率直に思いました。
完成度は千葉に及ばず、富山と信州はこれからの伸びしろがあるって事でこの順位に。
5位は山形ワイヴァンズ。継続路線の強みとベルを主軸にしたバスケは強力ですが、言ってしまえばそれだけとも。
ここまでがワイルドカード予想。
今年のワイルドカードは全て東から出るんじゃないかなあと思ってます。
西地区
1位熊本ヴォルターズ
2位ライジングゼファー福岡
3位愛媛オレンジバイキングス
4位鹿児島レブナイズ
5位神戸ストークス
6位ベルテックス静岡
7位バンビシャス奈良
1位予想は熊本ヴォルターズ。天皇杯では2次ラウンドを突破した長崎に対して、1Qは大量ビハインドもそこからの2~4Qでは全て勝っている事から強いチームだなあと再認識。外国籍ガードを活かす為のアジア枠もタイラー・ラムが中々やれそうな気配があり、この順位に。
そこに続くのがライジングゼファー福岡。天皇杯前までは西の1位予想でしたが、中々に仕上がって無さを感じました。
とはいえ、選手層は厚いのでシーズンが進めば完成度も上がってきて、上位に付けるだろうと予想。
3位が愛媛オレンジバイキングス。天皇杯で戦った印象も強いですが、外国籍ガードのスタークが強烈すぎてこの順位にしちゃいました。