信州ブレイブウォリアーズ ホーム最終戦を終えて
もう優勝で良い!
さて、そんな書き出しをしてしまったが、まあ優勝はしていませんし、そもそもCS出れませんし、ホーム最終戦は負けてます。
が、僕が言いたいのはそんな事ではありません。
シーズンを通し、怪我人が多くロスターは揃わない。
おそらく、ロスター全員がそろって戦えた試合は10試合も無いのかもしれません。
それでも試合に出る選手たちは必死にプレイし、僕らに感動を与え続けてくれました。
例えば、ホワイトリングで行われた天皇杯での対FE名古屋戦。
ウェインを欠く中で、マックは前日の試合で首を痛めていました。それでも「ただ痛いというのと、怪我をしているのは違う」と試合に出場し、見事試合を勝利に導きました。
この日も、選手は限界を超えていました。
3点リードの場面で、リバウンドを取り切る脚も残っていなかった為、ただひたすらにスリーを浴び続けていたのが象徴的でした。
シーズンが始まったばかりの10月から信州は、毎試合そんな戦いを続けていました。
だからこそ、このホーム最終戦で限界を超えてしまったのでしょう。
エナジーは確かに感じました。前日に負けているからこそ、ホーム最終戦だからこそ。5200人の大観衆の前で勝利を届けたいという思い。
そして、ほぼ勝敗が決した場面でダンクに挑んだマクヘンリーの姿。
最後、プレッシャーを与えマイボールにするためにコートに飛び込んだ三ツ井の姿。
それでも、身体がついてこない。
試合終盤、膝に手を置き、肩で息をする。──こんなシーンは良くあります。
が、信州の選手たちは序盤も序盤、2Qで既にこうした姿を見せていました。
そんな状態で勝てる見込みはなかったのかもしれません。
ただ、僕はこうも思います。
勝つ事がすべてなのか、と、
結果は敗戦。シーズンでも目指すべき所にはたどり着けなかった。
試合後のセレモニーでは、選手はブースターへの謝罪を口にしました。
勝利という結果を、CS進出という結果を出せなかった選手たち。
しかし、僕らはそんな事よりも大事な事を選手から貰っているはずです。
たとえ選手が揃わなくても、諦めずに戦い続けるその姿勢こそ、一番尊い事なのだと。
だからこそ、声を大にして言いたい。
そんな選手たちだからこそ、僕らブースターが彼らを誇りに思っている事を。
さいごに
先ずは今シーズン、戦い抜き、僕らに感動と勇気を与えてくれた選手に精一杯の感謝を。
そして、来シーズン、新たな戦いに挑む、信州の勇敢なる戦士たちに願いを込めて。
WE ARE WARRIORS
この言葉で終わりたいと思います。