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【全文無料】サバキZの基本をどこよりも詳しく解説

こんにちは。「きみのなわ。」と申します。
皆さんはサバキZというと、どのようなイメージをお持ちでしょうか?
よく耳にするのは「敷居が高い」、「難しい」という意見ですね。
そのようなイメージを払拭するべく、この記事ではサバキZの構築、回し方、簡単なプレイング解説をします。
この記事を読めば0からでもサバキZを回せるようになれます。
サバキZが気になる方、組んだけど回し方がいまいちよくわからないという方は、是非ご一読ください。

そもそもサバキZとはどのような効果なのか?

「サバキZ」という効果がどのような挙動をするのかわからない人向けです。
「もう知ってるわ!」って方は飛ばしちゃいましょう。

サバキZの挙動
1自分のシールドゾーンからカードが手札に加わる。
(シールドブレイクでも能力による回収でもなんでも構わない)
サバキZを宣言したいならば、シールドトリガーの宣言と同じようにシールドから回収されたカードだとわかるように手札に混ぜないようにしましょう。

2そのカードが「裁きの紋章」であった場合それを手札から捨てる。
(ここで「サバキZ宣言!」と声高らかに宣言しましょう。)
ここで捨てた紋章以外のシールドゾーンのカードは手札に加えてOK。
3そうしたら自分の手札から「サバキZ」と効果にあるカードの使用宣言をする。(捨てたカードの枚数分サバキZと効果にあるカードが使えます!)
という動きをします。

この効果、自分の裁きの紋章が手札から加わったら発動できるものなので、シールドブレイクされた際にはシールドトリガー→サバキZという順番で宣言します。

またS・バックと違い、「手札に加えられた時」に使える能力なので、「サバキZ」をもつカードと「裁きの紋章」が同時に手札に加わった場合、その裁きの紋章を捨てることで、同時に戻ってきた「サバキZ」を持つカードを使えます。

この2つは実戦でかなり重要ですので、絶対に覚えておきましょう。

ただ文章で読んだだけでは難しいと思うので、この説明で分からなかった方はyoutubeで「サバキZ」と検索し、実際の挙動を見てみましょう。

【サバキZ】サンプルリスト

オリジナル

《楯教の求道者 ザゼ・ゼーン》登場からはこの型が主流。
他にもアリガテ型、トライガード型、堅珠型…と色々ありますが、今回は割愛。
人によっては《剣参ノ裁キ》の4枚目が《集結ノ正裁Z》だったり、《トライガード・チャージャー》が別のカードだったりと多少の違いはあるものの、サバキZ初心者やリストがわからない方はとりあえずこのリストにすることを強くお勧めします。

アドバンス

アドバンスのサバキZはめちゃ難しいため、初心者にはオススメできません。
握る際はオリジナルサバキがある程度回せるようになったら挑戦しましょう。
ちなみにアドバンスのサバキZはちゃんと環境デッキに対してもかなりやれる知る人ぞ知る強いデッキです。


今回は「初心者向け」ということなのでオリジナルのサバキZを解説します。

【サバキZ】回し方

その前に

サバキZを回し始める上で一番大切なのはカードの効果を覚えることです。
「剣参ノ裁キではなにが回収できるんだっけ…?」とかを無くしましょう。

これらは最低限覚えるべきカードです。
この16枚の効果はしっかりと頭に入れましょう。
「いきなりそれは難しいよ~」って方もいるかもしれませんが、使ってるうちに覚えていきます。筆者がサバキZ使い始めたときもすぐ覚えれたので心配しなくて大丈夫です。

序盤

《正義ノ裁キ》、《憤怒スル破面ノ裁キ》や、《剣参ノ裁キ》などで手札を整えましょう。
《楯教の求道者 ザゼ・ゼーン》は強力なカードではあるものの脳死で出していいわけじゃありません。
理由は後述するプレイング解説にて。

手札が整ったら次のフェーズへ…

中盤

《転生ノ正裁Z》で《憤怒スル破面ノ裁キ》などが重なった盾を回収しましょう。
その時に盾から回収した紋章を捨てて、「サバキZ宣言!」と声高らかに言い、手札から《煌世主ノ正裁Z》を宣言!
《煌世主ノ正裁Z》の効果でDG2種のうちどちらかを出しましょう。
(状況によっては《煌龍サッヴァーク》や《無双の縛り達閃/パシフィック・スパーク》を出す場合もあるが、割愛)

《DG~ヒトノ造リシモノ~》を出した場合

サバキストからは「卵DG」と呼ばれることも

このカードの挙動ははっきり言ってかなり難しいです。

cipの効果解決順としては
1 同時に両者のシールドを割り、お互い割られた盾のカードを見る。

2 アクティブプレイヤー側の「S・トリガー」、「GS」、「S・バック」の宣言。
(ちなみにS・バックを宣言するときはこの時に捨てるカードを宣言)

3 非アクティブプレイヤ―の「S・トリガー」、「GS」、「S・バック」の宣言。

4お互いに残りの盾を手札に加える。
ただしこの後「サバキZ」を宣言するときは手札に混ぜず、盾から加わったカードだとわかるようにしましょう。

5 アクティブプレイヤーの「サバキZ」宣言。
サバキZの挙動を知りたい方はこの記事をちょっとさかのぼって「そもそもサバキZとはどのような効果なのか?」をご覧ください。

6 非アクティブプレイヤーの「サバキZ」宣言。

7 アクティブプレイヤーが宣言した「S・トリガー」「GS」「S・バック」「サバキZ」を好きな順番で解決。

8 非アクティブプレイヤーが宣言した「S・トリガー」「GS」「S・バック」「サバキZ」を好きな順番で解決。

(追記)
X(旧Twitter)のDMにて上記7、8での効果解決について質問をいただいたので補足します。
7と8で「S・トリガー」「GS」「S・バック」「サバキZ」を好きな順番で解決とありますが、もう少し詳しく説明すると

7 アクティブ側が宣言した呪文解決、クリーチャーを着地させる、GS見せてフリーズするまで(バフォロメア等追加効果は待機)を好きな順で解決

8 非アクティブ側が宣言した呪文解決、クリーチャーを着地させる、GS見せてフリーズするまで(バフォロメア等追加効果は待機)を好きな順で解決

9 アクティブ側の待機している誘発効果を好きな順番で処理。(エレメントのcip、オシオキムーン、バフォロメア等のGS見せた時の追加効果等)

10 非アクティブ側の待機している誘発効果を好きな順番で処理。(エレメントのcip、オシオキムーン、バフォロメア等のGS見せた時の追加効果等)

となります。

と少々難しいですが、これも慣れです。


《DG~ヒトノ造リシモノ~》のシールドを割る効果と、自身の盾にある裁きの紋章、メタリカに「S・トリガー」を与える効果が合わさることで盾にある紋章を使いまわせます。
(たまに盾からメタリカが飛んでくることも)

盾に重なっているドロー系の紋章でDG2種や《煌龍サッヴァーク》、《無双の縛り達閃/パシフィック・スパーク》を回収し《煌世主ノ正裁Z》でそれらを出すなどの動きが可能。
ドロー呪文でまた《DG~ヒトノ造リシモノ~》が拾えればそれを《煌世主ノ正裁Z》で出して、もう一回この挙動ができるためグルグルします。
《DG~ヒトノ造リシモノ~》によるチェインはサバキZの面白い要素の1つです。

それとこのカード、《正義ノ裁キ》と合わさることで凄い挙動をします。
それは後程、裁定解説の部分で触れます。


《サッヴァークDG》を出す場合

イラストが神

不用意に盾を割りたくないときは《サッヴァークDG》がおすすめ
cipでのおおむね3ドロー(《楯教の求道者 ザゼ・ゼーン》だけ回収できない)に加えて、終了時の紋章を踏み倒す効果で一気に相手とのリソース差が広がります
また終了時の破壊してドラゴンを出す効果は《煌龍サッヴァーク》で破壊を置換できるため、なんども使える点が魅力

ちなみに終了時の効果2つは好きな順番で解決できる。
これを使った小テクは後述するプレイング解説にて…


終盤

《DG~ヒトノ造リシモノ~》によるチェインや、《サッヴァークDG》の終了時効果などで《無双の縛り達閃/パシフィック・スパーク》や《煌龍サッヴァーク》、《偽りの王 ナンバーナイン》、《禁時混成王ドキンダンテXXII》を出し、完全ロックを目指しましょう。
オリジナルのサバキZは殴り勝つデッキなので、《偽りの王 ナンバーナイン》による呪文ロックなどを絡めて安全に殴りましょう。

【サバキZ】重要な裁定

《正義ノ裁キ》と《DG~ヒトな裁定ノ造リシモノ~》の裁定

結論から言います。自分の盾に《正義ノ裁キ》があり、盤面に《DG~ヒトノ造リシモノ~》がいる場合、《転生ノ正裁Z》で回収する裁きの紋章はすべて「S・トリガー」になります。

……???????

これどういうことかと申しますと、《転生ノ正裁Z》の盾回収効果に含まれる「ただし、その「S・トリガー」は使えない。」という効果が、《正義ノ裁キ》の「自分は、裁きの紋章を唱えられなくする効果を無視する。」という効果によって無視されます。
これによって《DG~ヒトノ造リシモノ~》によって付与された「S・トリガー」効果を使えるようになります。


使い終わった裁きの紋章を盾に張るタイミング


実際に例をあげると、《転生ノ正裁Z》で盾を回収し、「サバキZ」で《煌世主ノ正裁Z》を宣言。
この時まだ《転生ノ正裁Z》を盾に張り付ける効果は解決できません。
《煌世主ノ正裁Z》を使用し、使い終わった《煌世主ノ正裁Z》を盾に張り付けたあとにようやく《転生ノ正裁Z》を盾に張り付けます。

つまりサバキZというのは割り込み効果というわけです。
覚えておきましょう。

【サバキZ】簡単なプレイング解説

《楯教の求道者 ザゼ・ゼーン》を出すタイミングについて

先行
先2ザゼは最強です。
3t以降に紋章連打するだけでリソース差がかなり広がります。
鳥対面なんかは後2で出された小型の鳥を上から取って、《ハッター・ルピア》のハイパー化も阻止。
(返しのターンでのファイアハッターハンプは無理です。どの山使っても死です。)
ただドロー効果、タップ効果、無敵効果のどれを使うかは多少の慣れが必要です。

後攻
後2ザゼはどうでしょう。
返しのターンにハンプティを出されてみたらハンドが3枚になり、死亡。
ハッターからのメクレイドで突撃インタビューを打たれて、《楯教の求道者 ザゼ・ゼーン》を除去られながら展開される。もちろんザゼの分のハンドが1枚減っているためリソース勝負で勝てない
ハッターからのメクレイドでバルピアを出されたら《楯教の求道者 ザゼ・ゼーン》がバルピアの的になり、安全に展開、exターンをされる等々…

このように、《楯教の求道者 ザゼ・ゼーン》は確かに強力なカードですが、使い道を誤ってはいけません。
しっかり対面のデッキを見ていつ使うのが正しいのかを見極められるようになりましょう。

《転生ノ正裁Z》で拾う盾について(サバキ初心者でない方にも見てほしい)

2t目には《正義ノ裁キ》を打ち、手札には《転生ノ正裁Z》、《煌世主ノ正裁Z》、《DG~ヒトノ造リシモノ~》、その他1枚が!
気分も高揚。ウキウキな気持ちで3t目に《転生ノ正裁Z》を宣言!
回収するのは《正義ノ裁キ》を含む盾!

いったん落ち着いて考えてみましょう。
前述したように、《正義ノ裁キ》が盾に張ってあって、《DG~ヒトノ造リシモノ~》がいる状態での《転生ノ正裁Z》は最強です。
なので《DG~ヒトノ造リシモノ~》を出すときにはなるべく《正義ノ裁キ》を盾に残していたいのです。
よってこの場面では《正義ノ裁キ》を《転生ノ正裁Z》で拾わないで裏向き1枚の盾を拾うのが正解となります。(これを紋章ガチャと呼ぶサバキストも)

「でも非紋章引きたくないじゃん!」って意見よくわかります。
ところがサバキZのリストを見直してみましょう。なんと裁きの紋章が24枚も採用されているじゃありませんか!
確率は50%以上。
そもそも《正義ノ裁キ》が残っていないとあまりチェインが続かないため、どちらにせよ紋章ガチャをするしかありません。

割と必須テクなので覚えておきましょう。

ちなみに《煌世主ノ正裁Z》から《サッヴァークDG》を出す場合は《正義ノ裁キ》を回収しちゃって大丈夫です。
《サッヴァークDG》の終了時効果で打ち直したりできますし。

《サッヴァークDG》の終了時効果を上手に使おう

《サッヴァークDG》の終了時効果2つはどちらも好きなほうから使えます。
これを使った例として、青黒コンプ対面は《禁時混成王ドキンダンテXXII》を出してから《魂穿ツ煌世ノ正裁Z》でコンプを除去するなどの小テクがあります。
(ちなみに《魂穿ツ煌世ノ正裁Z》でコンプを除去した際は下に重なっているカードもすべて盾に送れる)

しかし《魂穿ツ煌世ノ正裁Z》ではなく、《煌世主ノ正裁Z》から《煌龍サッヴァーク》を出して効果無視されたコンプを除去ろうとしたら、コンプだけが盾に行き、コンプの下のカードは全て墓地に行きます。
(DOOM等例外あり)

おわりに

いかがでしたか?
まだまだ語り切れてない部分もありますが、サバキZの基本的な動きについては理解していただけたでしょうか。
なにか質問等ございましたらX(旧Twitter)にて@over_dose_kに気軽にDMしていただいて構いません。
むしろ質問内容を記事に足したりして、より良い記事にしたいためじゃんじゃんお待ちしております。

また、プレイング解説も書いたので気になる方は是非ご覧ください。


では良きサバキライフを👍

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