CDにおける帯の重要性
いらっしゃい間瀬。
ということで、このタイトル吸い寄せられた貴方は立派な「帯人(おびと)」ですね。
私が愛してやまないCDの帯について少し語ろうと思います。
1.CDの帯の意味とは?
CDの帯は単純に消費者の購買意欲を駆り立てるための「宣伝スペース」と言われています。
書籍なんかでも帯がついてて、よく著名人の宣伝文が書かれてますよね。
最近では又吉さん、少し前だと松本人志さんや太田光さんが良く書かれてました。
CDも同様で帯にそのバンドの特徴や音楽性、中にはメンバーの顔写真を載せてヴィジュアルをPRするために使われていることがあります。
それから「あったまキーンになればいい。(Silver~Rose/Keen Kiss Me)」や「能書タレル前に聞け!!(妖花/SEEK)」なんて名文句もありますね。
Klein Kaiser辺りも個性的で面白かったような・・・忘
あとは応募券が帯に付いているものもありましたね。
MegaromaniaやBAISER辺りかな。あれ切り取りたくなかったなぁ・・・
特殊なものでいえばCD裏に隠れメッセージが潜んでいることも。
これはテンション上がりますよね!この話はまた別の機会に・・・
2.帯がないCDはダメなのか?
これは前提論として語っておきたいのですが、CDには帯が元々存在するものとしないものがあります。
おそらく9割以上、メジャー流通に至ってはほぼ10割近くのCDに帯が存在しますが、配布CDや一部のインディーズCDには最初から存在していないものもあります。
黒夢「中絶(初回)」、SHAZNA「Dizziness」「Melty Case」、Laputa「眩めく廃人(初回)」辺りが代表的な元々存在しないCDです。
これらのCDがダメかと言われれば全くの「NO」で、あくまでも「元々存在するのに欠品しているものがNO」です。
では、なぜ欠品はNOなのか?
3.CDは美術品である
もうタイトルまんまなんですが、CDに何を求めるかで帯の価値は天と地の差になると思います。
CDに「音楽」を求めるか「音楽+美術品」として捉えるか。
個人的にCDは「音楽」として耳で楽しむのはもちろんなのですが、「絵画」や「彫刻品」のように美術品として目で楽しむ物でもあると思っています。
「音楽」だけであれば正直サブスクで十分で、そうではなく、部屋に飾って眺めることもCDの楽しみの一つなんですよね。
そうなると完品は必須で、もっといえば状態の良さなんかも非常に重要になってくるわけですよ。
90年代のヴィジュアル系が好きなのもこの美術品としての素晴らしさが一役買っているんでしょうね。
ただし「音楽」だけを求めて完品に拘らない人を理解できないわけでは全くないです。
むしろ、本来の楽しみ方だと思いますし、健全だとも思いますね。
4.ガッカリな帯
前項から繋がる話になりますが、美術品としての側面を求める以上、帯の状態にも非常に拘ります。
通販で中古CDを買うときはその状態はおろか、付属しているか否かもわからないことが多いですよね。
専門店になれば「帯の有無」について記載がされているので安心なのですが、届いてみて「ガッカリ」ということも少なくはありません。
代表的なのは「日焼け」「ツメ噛み」ですよね・・・もうこの言葉すら恐ろしい・・・
あと酷いのは「ミシン目分裂」これはもう涙が出ますね。
ところであのミシン目は何の意味があるのか・・・機械で大量生産するためなんでしょうかね。
5.中古CD屋における帯の見分け方
いやはや思いのほか内容が薄い!(笑)
ただ、ここまで読んでいただいた方に中古CD屋さんでの帯有無の見分け方を伝授いたしましょう。
まぁこれも大抵の方は知っている話だとおもいますが・・・
方法は簡単で、CDを優しく縦に振ります。
すると、ブックレットの上部に帯の頭が見えればSuccess!!
または、ブックレットの下部に帯のお尻が見えていてもSuccess!!
帯は大抵がブックレットの裏面に潜伏していますが、ブックレットはCDケースよりも当然の事ながら小さく作られています。
よって、縦に振ることでCDケースとブックレットの隙間(余白)に帯が顔を出してくる。という仕組みです。
ただ、稀にCDトレイの裏に帯を忍ばせるマニアックな収納をしている方もいるので、この場合は判断不能ですね。
あと、帯をCDケースに対して横に収納する方もいるので、その際は右の余白部分にも注目したほうがいいですね。
6.最後に
結果として帯有無の見分け方がメインになってしまいましたが、
CDは芸術品!
円盤、ケース、ブックレット、そして帯が揃ってこそ完成されるのだ!
ということを伝えたかったわけですよ。
そしてこの記事をキッカケに1人でも帯を大事にしようかな?と思っていただければ幸いです。
そして帯マニアの方は改めて自宅にあるCDの帯を眺めて一杯やってみてはいかがでしょうか?
それではま~た会う日までぇ~♪(Kra)