【下書き】女児アニメの挿入歌の話

もう随分前になるが、Twitterまんがか何かで女児アニメが好きな男子が主人公の話を見た。主人公は強面ながらもかわいいものが好き、みたいな内容だった気がする。本題はそこではない。
彼はオタクなので内なる声で大好きな女児アニメについて語る。その中の一文が目に留まり、今日まで記憶にこびりつき続けている。
要約すると、内容は「女児アニメの挿入歌は子ども向けなだけあり簡単な言葉が選ばれているため沁みやすく感動する」というもの。
漠然とこの言葉に違和感を覚えながら生きてきたが、最近この違和感に対する答えが大方見つかったので備忘録的に記しておこうと思う。

まず、女児アニメの挿入歌に簡単な言葉が使われがちという点。これには自分も同意する。簡単というか、少女たちの目を引いてワクワクさせるような「トキメキ」とか「夢」とか、特定の頻出な語彙が多い印象だ。

そして、女児アニメの挿入歌は感動するという点。これにはかなり個人差があるだろうが、自分としては同意である。というより禿同と言った方が正しい。ただ、この感動は本当に平易な言葉によるものなのか?というところが肝要だ。

何故感動するのか?と問われると、やはりアニメの内容によるものが大きいように思う。挿入歌である以上は歌詞やメロディ、振り付けもそのコンテクストを十分に受け継ぐ。本編の感動を音楽によってそのまま回想できる。楽曲を披露するシーンが見せ場となるアイドル系の作品だと殊更この効果は大きい。だがそこには言葉との関連は見出せない。寧ろ作品内容を表すためなら難しい詩的な言葉を使うべきだろう。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?