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タイで買収!マッサージ屋のお値段

バンコクでマッサージ屋を買収しようと思い、価格交渉をしたところ、グロービスの『ファイナンス基礎』で学んだ理論を痛感することになりました。

ナナのマッサージ屋

デンマーク人夫婦がオーナーのナナのマッサージ屋で、「店を売る気はないか?」尋ねたところ、返って来た答えは「2,000万バーツ」。

月10万バーツ以上の利益が出ているなら、むしろリーズナブルな価格なのですが、私の第一感は「高い!」でした。

プロンポンのマッサージ屋

それというのも、以前、ジョン・マッケンロー似のフランス人がオーナーのプロンポンのマッサージ屋で、価格交渉をした際は、わずか「40万バーツ」だったからです。

企業価値は「将来キャッシュフローの割引現在価値の合計」に等しいので、赤字のマッサージ屋の価格は、店舗設備の処分価値に毛がはえた程度にしかならない、ということです。

後者の店は、毎月赤字を垂れ流していたようなので、とっとと売り払いたかったのでしょう。

海外での実物投資

ですが、本当に怖いのは、前者の店を買収することです。

旧オーナーが他所に新店舗をつくって、ごっそり店員を引き抜かれたり、旧オーナーに悪意はなくても、新オーナーの自分が店員の尊敬を集められず、ぽろぽろ辞められてしまうと、完全にお手上げです。

海外での実物投資は、できれば全資産の5%以内、Maxでも20%以内にとどめるべきでしょう。

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