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桜の樹の満開の下で妄想
今年もいつのまにか桜が満開になり、もう散り始めている。
満開の頃の大阪城公園は、ものすごい賑わいで驚いた。
そして僕の印象では半分くらいが海外からの観光客だった。
パンデミック前のインバウンド状態が再びという感じだろうか。
それでもまだ大半はマスク着用である。
世の中はいつも混沌としているものだが、コロナ禍はさらに世界を掻き混ぜ、ロシアのウクライナ侵攻がそれに拍車をかけた。そして人々の暮らしは増々混乱を極めている。
いや、何度も言うけれど、そもそも世界は常に混沌状態なのだ。
だからこそ、静かで平和な瞬間を求める。
ひとときの安心を求める。
それが一般の庶民だ。
だが生きるためには多少の混乱は必要でもある。
生きるために理不尽なことにあえて巻き込まれることもあるだろう。
ストレスと回復のサイクルこそが人間を強くするのも確かだ。
それにしても、この3~4年はきつかった。そして未だその余波の中にいる。
さっさと次のステージに進んでいる人もいるだろう。
だがなかなかそうもいかない人もたくさんいるだろう。
コロナ禍の間、あなたは次のステージへの準備はしていましたか?
いずれにせよ、世界という海の表面は波も落ち着いてきたようだ。
もちろん局所的には絶望の淵にある状態もあるにせよ。
けれど、少なくとも大阪城公園にいたツーリスト達はひとときの静かな平和を享受しているようだった。
あなたは今どんな状態ですか?
世界という海の底の底はいつも混沌であり暗闇であるけれど、
僕たちはそんな水の中を生きる小さな魚なのだ。
泳ごう。我が鰭の動く限り。
泳ごう。我が鰓の開閉する限り。
泳ごう。我が鱗の堅牢である限り。
ほら海松や珊瑚が手を振っている。
それらに絡まって僕は踊ろう。
深海の花見酒。
僕はそんな状態です。