2024/02/07(水)日記。母を病院へ。レストランが。悲しいことばっかり。
母を病院へ連れて行く。半年に一度の検査。
母が検査室に入ったあと、ひとりで廊下で座って待つ。
病院の中は暖房であったかい。窓からの日差しで暑いほどに。
ロールカーテンを下ろす。
30分くらいかと思っていたら、1時間もかかった。
特に退屈もせずにぼんやり過ごせる自分に、もう半分死んでいるのかな?と思う。
母出てきて、なんかおかしい、と思ったら、杖を検査室に忘れてきたようだ。
受付に言って持ってきてもらう。
そう。毎回必ずなにかしら中に忘れてくるのだ。しょうがないが。
ちょうど昼時なので、病院のそばのレストランへ行くつもりだった。
なんと臨時休業!
あることを思い出した。
僕が子どもの時、我が家はほとんど外食というものをしなかったが、
ごくたまに、たとえば姉の誕生日のときだけは、あるレストランへ食事に行った。
ハンバーグかなにかで、すごく贅沢な気分だった。
その後、僕が結婚したすぐの頃、僕と妻と僕の母親の三人で、
ちょっとしたお祝いをしようと、そのレストランへ行くことになった。
僕にとっても30年以上ぶりだった。
わくわくしながらたどり着くと、臨時休業だった。
それを思い出した。
悲しい、と言ってもたいしたことはないが、「かなしいときー!」と、「いつもここから」のように叫びたくなるくらいの悲しさではあった。
しかたないので、隣のカフェに入った。
実はそこの方が僕にはお気に入りだったのだ。
入り口に貼り紙がしてあって、あと数日で店を閉めるとのことだった。
母と病院帰りにこの店に来ることももうないのか、と思うと、
こちらも、「かなしいときー!」と叫びたくなった。
帰りはバスで、と停留所まで歩き始めたら、雨が降ってきた。
ずっとかなしい。
どうせにわか雨だよ、すぐ止むよ、とバスに乗った。
降りてもまだ降っていた。
実家まで母を送る道、公園にあった大きなクスノキが全部切られて更地になっていた。
万博の材料にするのかな?と思ってしまう。
今日はRCサクセションの「悲しいことばっかり」を聴こう。
あ、CD持ってなかった。
サブスクに入っているかな。
誰も帰って来ないので、RCではなく、昨日のサザンの茅ヶ崎ライブを最後まで見ることにした。
これは元気が出た。
栞のテーマ、真夏の果実、LOVE AFFAIR、盆ギリ恋歌、ミス・ブランニュー・デイ、みんなのうた、などなど。
豚の角煮を作りながらサザンを見ながら、家族の帰りを待つ。
角煮美味しい美味しいと食べてくれた。
かなしくない。