![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/127935916/rectangle_large_type_2_ced56834b196e27279bf8000cdc4e855.png?width=1200)
2024/01/16(火)日記。これ三拍子やん!。当たり前のことがすっぽりと。二次創作?。
毎回「風雪ながれ旅」の歌い始めのノリがよくつかめない。
イントロはオリジナルはアレンジが大仰なので、ギター1本でそのまま再現は無理として
シンプルに始めようとはするのだが、どうもどうやったらいいかわからない。
と思っていたら、ふと重要なことに何故か今ごろ気がついた。
「これ、三拍子(3/4)やん」
イントロの出だしはふつうに四拍子(4/4)で始まり、
津軽三味線がフリースタイルな感じで入ってきて、バックのストリングス系シンセをバックに三味線がフリーで高速なテンポで弾きまくられ、諸々入り乱れたようになったと思ったらAメロモチーフがインストで登場、歌につながる導入部へと入るここからが三拍子になっていてさらにそれが盛り上がっていって歌に入る。
なんか歌いにくい歌だなあと思って長年、自分で歌おうと思わなかったが、
このへんのアレンジの複雑な凝り具合が、無意識に避けてしまう理由だったのかもしれない。
北島三郎の歌は、その圧倒的歌唱スタイルだけでなく、
イントロが長くドラマチックで特徴的であるが、その嫌でもワクワクさせる高揚感作成装置とでも言うべき導入部が大ヒット曲「函館の女」からの「売り」でもあるのだろう。
(上方漫才のはな寛太いま寛大がよくネタで使っていたのを思い出す。)
フォーク出身の僕の技術では、このような歌謡曲や演歌をギター弾き語りで演奏する時、イントロをどう表現するかがいつも苦労でもあり楽しみでもある大きな課題なのだ。
で、とにかく基本の拍子が三拍子だと意識したら、なんとなく視界が開けてきた。
フォーク弾き語りなりに、その方向でシンプルにやろう。
いや、それにしても基本リズムは意識しないとあかんのだが、
そういう当たり前のことがすっぽ抜けるとは、だいぶボケとる。
たとえて言えば、運転するときにシートベルトをしてない、とか、
プールで泳ぐのにゴーグルを着けてないとか、
レジで支払い終わったあとでエコバッグを忘れたことに気づいたとか、
そういう老化現象のひとつであるかもしれん。
そろそろ「別れのブルース」のコードを拾いながら歌ってみることに。
だが肝心なメロディーが入ってないことに気がつく。
「窓を開ければ 港が見える」くらいは誰でも知っているが、そのあと。
全曲通した聴いたのは、ドラマ「ブギウギ」が初めてだったのだ。
子供のときに知らないうちに覚えていた歌謡曲演歌で
自然と全曲歌えるものもたくさんあって、それで今までしのいできたが、
とうとうネタ切れになり、最近はワンフレーズしか知らないようなものに挑戦しているのだが、
覚えていないことにはやはり理由があって、歌うには難しいメロディなのだった。
ちゃんと採譜して歌う稽古をしないとあかんが、それは苦手なのだ。
You Tubeにいろんな人のカバーバージョンがある。
淡谷のり子先生のがピュアな感じでもちろんいいのだが、
青江三奈のがエグくていい。ええなあ青江三奈。
男性版は德永英明。
ちあきなおみとか、他にもいろいろある。
みなオリジナルのメロディを忠実に歌っているかどうか、それすら僕には判別できない。
耳も頭も疲れている。
カバーってみなさん割と勝手にメロディやコードを変えたりするではないですか。
オリジナルを死ぬほど聴いて、体に入った後ならば、それはその人の新たな創作で、
それはそれでいいのだと、僕は思う。
二次創作?とはちょっと違うけど、そんなようなものだ。
というわけで、とにかく死ぬほど聴いて体に入れるところから改めて始めようと思う。
そして喉が疲れて筋肉痛になるほどくりかえし歌う。
これをしばらくくりかえす毎日になるだろう。