【Invereted Angel】よかったよ~の話
サバです。以前先輩にお勧めされたゲームをやったので感想を書きます。
あんまり上手に書けないかとは思うんですが、原作者の目にきっと留まると信じて書きます、届いてくれ~
一口で読める文章量です
ゲームシステム的な面白さ
ゲームシステムはかなり画期的でしたね。
同じ文章を読みながら、自分の中で生まれた想像で枝分かれしていくってすごく面白いし、思いついたとしてもようやったなって感じがしました。
構成めっちゃ大変だっただろうな~と思う。
AIを使用した判定には若干戸惑いましたし、AIが読み取ってくれないけど「ほぼ正解じゃん!」みたいな回もあったにはあったので、手放しで全部が良かったというとあれですが、めっちゃ楽しかった。
推理ゲームってどうしても一本道で用意された道をなぞるシステムになっていることが多いんですが、ある程度回答に幅があって、やがて決まった道に絞り込まれていくのが良かったです。
ルート分岐してからのAI判定もメーターが出てて「ちょっと掠ってはいるんだろうな」と推理の方向性を決める参考にもできたので、コンピュータを使ったヒント出しとして画期的だと思います。
読み物としての面白さ
ぶっちゃけ語りたいのはここ。もうね、神です。俺が読んできた物語の中ではマジで五本の指に入る。chocolateのやつがもうほんまに神。
友達とみんなでああでもないこうでもないと推理しながら回答にたどり着く遊び方をしていたんですがもうこれが楽しくてね~。
上でも話したんですけど、物語を枝葉のように分岐させていくという構成は大変難しいと思います。僕も趣味で文章を書くことが昔からあったんですが、これを思いついて作品として完成させるのって二重の難しさがあると思うんですよね。
しかも単調なまま数を増やすんじゃなくて、ひとつひとつにちゃんといい物語があるじゃないですか。マジですごいと思う。ルート確定してからもひと悶着あって一筋縄では話が進まないところも最高でした。
二転三転するのってあんまり好きじゃないんですけど、この意味わかんない構成をしていながら不思議と話には一貫性と説得力があって、確かにそうかもってなって読む手が止まらないんだよな。悔しい~俺もこういう文章を書けるようになりてえ!
別の人で申し訳ないんですが、僕は西尾維新という作家が好きで、迂遠な言い回しや言葉遊びの秀逸さ、上手に話を広げて纏める技術、どれをとっても最高だと考えています。
この作品の良さも概ねそれに近いというか、もちろんこの作者さんの味がするんですけど、ただやっぱり支持層が被るような何かがあって、ガチで面白いもうほんまに、もう偉そうな言葉いっぱい使おうと思ったのに、結局ツイッターみたいなこと書いてるな、マジで面白かったです。
まとめ
めっちゃよかった。アプデ待ってます。