📝さばえまつり事務局レポート # 06
2024.0720 at 鯖江市役所
第6回寄り合いを開催しました!
前半に寄り合い・後半に岩手県遠野市より富川岳さんをお呼びしてのYORIAITALKの二本立て。
また、今回の寄り合いには、さばえまつりオリジナル音楽制作を担当してくださる馬喰町バンド 武徹太郎さんも飛び入り参加!
(武さんはこの日から1週間、フィールドワークの滞在スタート!)
前半の寄り合いでは、会場装飾やレイアウト、全体企画について、武さんも交えて議論は白熱🔥
「オープンマイクを会場内に設置して、常に音楽が流れるお祭りにしたい!」
「エントランスにもステージを設けて、公園外の人にも注目してもらおう!」
など、もうすぐそこまで迫っている祭り当日の景色づくりが本格化してきました。
秋に向けて、装飾制作のお知らせもしていきますので、お手伝いできる方お待ちしております💪
寄り合いの後半は、先人の活動を通じて新たな可能性を模索する場“YORIAI TALK”。今回は、岩手県遠野から富川岳さんをゲストにお迎えしました。
富川さんは2016年に遠野に移住し、翌年独立。作家・プロデューサーとして「地域文化×デザイン」を軸に活動し、地域プロデュースや小学校の演劇、縄文文化の企画展、ツーリズム、ガイド、本の執筆など幅広い分野で活動を展開しています。
今回は「遠野物語」と「しし踊り」というテーマを通じて、地域の内に深く根ざしつつ、地域の内外を繋ぐ取り組みについてお話しいただきました。
遠野物語は異界の民話伝承や怪談、逸話を集めた説話集です。富川さんが初めて遠野物語を読んだ時は、10ページ読んだところで読み進めるのを諦めてしまったとか。そんな時に地域史研究科大橋先生との「戦慄的」出会いから、遠野物語の面白さにのめり込み、なんと7年以上も月1回以上のフィールドワーク・勉強会を続けてこられました。2023年には『本当にはじめての遠野物語』を自主出版されています。
しし踊りは400年前に遠野に伝来した郷土芸能で、富川さんも踊り手として活動しています。遠野の内と外を繋ぐ取り組みの一つとして、遠野巡灯篭木(トオノメグリトロゲ)があります。遠野巡灯篭木は、郷土芸能や遠野物語を感じることのできる文化体験プログラムのことで、県内外から多くの人が参加しているそう。このプログラムの運営には、遠野の人に加えて、遠野に興味がある東京のアーティストやクリエイターが運営として関わっている点が特徴です。「企画やデザインを通して、地域資源を持続的に生かすための循環をつくる」と富川さんがお話しされていたように、 地域の内と外を巻き込むことで、遠野を面白がる人が増え、経済的にも遠野にメリットをもたらすことができる、そんな仕組みを作られている取り組みだと感じました。
富川さん、素晴らしいお話をありがとうございました!
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