リアルアラサー杯 mini in 関西 大会結果
はじめに
2025年2月10日(土)に関西難波にて開催されたリアルアラサー杯 mini 交流会の大会結果のまとめとなります。
特殊制限適用下の大会となります。詳細はこちら
優勝~4位
優勝
プレイヤー名:おおぬき(@oonk_ch)さん
デッキタイプ:猫OTK パンダバーン
Goatformatにも存在する《レスキューキャット》+《遺言状》を下地にした1kill及びビートバーン戦術のデッキが優勝となった。
今回《サイバーエンドドラゴン》が禁止となったため、メイン戦では早期に3000以上削りきると言ったような1kill対策のプレイングが全体的に手薄、もしくは無警戒なプレイヤーが多かった印象。
その点を逆手にとり、メイン戦から能動的な《遺言状》の起動により積極的に攻めるデッキ構築とプレイングが光る結果となった。
また、各種リクルーター+《貪欲な壺》によるビートプランにサイドスイッチし、相手の対策札を腐らせるといった大胆なプランニングも素晴らしい。
1killに固執しすぎない点と、環境的に《逆ギレパンダ》の通りが良かった点も追い風だったか。
準優勝
プレイヤー名:ガジェ山ガジェ男 / ふるむーん(@fullmoon_04yp)さん
デッキタイプ:寒波変異帝
古き良きデッキタイプである【寒波帝】を、独自のチューンでこの環境に合わせたデッキが準優勝となった。
寒波からの通し札を《サイドラ》《ゲドン》《偵察者》の3種、押し込み札にお洒落かつ実用性が高い《ブローバックドラゴン》を帝と共に採用するなど、明確な到達点を用意し、尚且つ《変異》パッケージ等により、ある程度の受け性能も確保している。
サイドにも《寒波》と相性の良い《阿修羅》、罠デッキ相手に更にこちらの動きを押し付ける《お触れ》、1kill対策の《クリボー》《ダストシュート》など、メインの動きを大きく阻害することのないカードチョイスが光った。
3位
プレイヤー名:うぉーたー(@namamizu2)さん
デッキタイプ:ダーク変異 変異カオス
予選全勝という戦績をひっさげた【変異カオス】がランクイン。
強気の《聖なる魔術師》3枚採用、打点兼変異要因の《シルバ》が特徴的な構築となっている。飛び交う《双子悪魔》に対して《深淵の暗殺者》と併せてデッキ全体で耐性を持っているのもポイント。
受け身になりがちな【変異カオス】系統のデッキにおいて《手札抹殺》や《混黒》といった、自分の動きを能動的に通すカードも採用されている。
特殊制限により有象無象のデッキが飛び交う環境であることから、サイドボードに《抹殺の使徒》を落とし、メインデッキの魔法・罠はかなり丸い採用になっている印象。サイド採用カードの役割もはっきりしており、得手不得手なく多くのデッキタイプに真っ向勝負を挑めるだろう。
4位
プレイヤー名:黒白雪乃(azuresnow8822)さん
デッキタイプ:フラガジェ
ガジェットの皮を被った殺意の高いフラ1killがランクイン。
1killの為には《ビッグバンシュート》という今まで必要としていなかった札が余分に必要となってしまった今回の環境であったが、『神器+増援+40枚構築6ガジェ』という特異なデッキ構築により、通常レギュレーションの【フラガジェ】の1kill精度を極端に落とすことなく、この環境に合わせたチューンを施したのは流石としか言い様がない。
デッキタイプの都合上避けては通れない事故により落としたセットも多かったようだが、今後、もしまたこの環境で遊ぶことがあるならば、他のプレイヤーに1killデッキの存在感を意識させる程度には爪痕を残した結果となった。
ベスト8
ベスト8-①
プレイヤー名:はじめ(@nocochoco8)さん
デッキタイプ:お触れホルス
《ホルス》成立をゴールとせず、あくまでもサブプランの1つとした構築。
各種リクルーターや《死霊》で継戦能力も高く、《ホルス》デッキの宿命であるピーキーな側面を緩和していると言える。
サイドボードの《スキルドレイン》など、一見してミスマッチのように思えるカードチョイスも、プレイヤーの地力の高さを表している。
ベスト8-②
プレイヤー名:さばえ(@sabae5280)
デッキタイプ:ネフティス変異 変異カオス
環境柄、《ネフティス》を退かすカードの少なさと対【ガジェット】戦における継戦能力を大きく評価して採用。常に事故のリスクはあるが、場にさえ出てしまえば非常に強力であった。【変異】デッキ使いにオススメしたい1枚。
ベスト8-③
プレイヤー名:ペガサス・JD・クロフォード(@pegapega798)さん
デッキタイプ:寒波帝 べっぴんコレクション
寒波下でも場持ちの良いリクルーターと壁モンスターも採用しつつ、《遺言状》によりモンスターの枚数を抑え、柔軟に立ち回れる魔法・罠カードに枠を裂いている印象。決勝トーナメントでは惜しくも同型亜種に敗れてしまったが、ビート環境であればこのデッキタイプの一定の強さは証明されただろう。
ベスト8-④
プレイヤー名:さふぃーる(@Saphir091)さん
デッキタイプ:変異ターボ 変異カオス
既存の【変異ターボ】と比較し、モンスターの枠を厚めに取っており、《聖なる魔術師》1:《雑貨商人》2という採用、《死者転生》や《魔法石の採掘》の強気の2枚採用など、細かなところで独自のチューンが光る。
サイドボードのモンスターは0枚、強さお墨付きのマイクラダスト、マストカウンターの妨害兼、独自の強い動きを通す《神宣》など、意表を突きつつある種、遊戯王らしい面白さを秘めた構築だろう。
会場の様子・表彰式
04ミラー対戦会
総当りにて対戦を行って頂きました。
初参加のシロ(sironi462)さんが1位となりました。
レシピ固定のミラー対戦もやはり独自の面白さがあります。
総評(&お気持ち表明)
皆様、ご参加いただき、誠にありがとうございました。
急遽の主催の大会参加も暖かく迎え入れて下さり、私自身も大変楽しむことができた交流会となりました。
ガチガチの大会というよりは、和やかな雰囲気の中で行われた交流会となりましたが、初参加の方も含め、『楽しい遊戯王』で遊ぶことが出来たかと思います。ひとえに皆様のご協力とお力添えのおかげです。
皆様の感想もおおむね良いものが殆どであり、主催として嬉しい限りです。
関西の方との交流もでき、またいつか機会を設けられれば・・・と強く思いました。
今回、主催の大会参加により、ジャッジが半ば不在となりました。
その為、新たな取り組みとして、下記をルールとして制定しました。
『裁定に関するトラブルや不明点発生時、各々のプレイヤーが対戦相手と協議の上、外部サイトを参照してその処理を行う。参照後も解決しない場合のみ、ジャッジコールを行いジャッジ(主催)が対応にあたる』
こちらにより、参加受付時に配布したQRコードカードを用いることで、各々のプレイヤー自身が裁定を判断して対応が可能となりました。
実際に当日も数名のプレイヤーがこちらを参照して問題の解決を行っており、作成したかいがありました。
私自身はイベントの主催者として超新参者ですが、常々、こうしたイベントの主催の方は大変な思いをしてイベントを作り上げているのだな、と思っていました。自分自身で1から9.5くらいまで作り上げた今回、身をもってそれがよくわかりました。
そんな辛い思い・大変な思いをして作り上げた、自分自身が好きな環境、見たい環境のイベントを行うのに、自分自身(主催)が進行・ジャッジ業務の為参加できないジレンマ。
にこにこ交流会だからこその手法で、皆さんのお力添えと力業を駆使してそのジレンマを乗り越え参加してみましたが、意外となんとかなりました。笑
全体的にも、大きなトラブルなく進行でき、用意した賞品も皆様に喜んでいただけて嬉しい限りでした。賛否両論あった独自制限も、おおむね想定通りに機能し、対話のある遊戯王が多く繰り広げられたのは良かった点でした。ただしハリケーン、てめぇはやはりアカンかった・・・
私は皆さんが和気あいあいと、楽しそうに遊戯王をしている姿を見るのがとても好きです。
ガチガチの大会開催は私には難しいですが、今後も交流会をメインに、細々とやらせて頂ければと思います。
どうか今後もまた企画が上がった際には、是非ともまた、何卒よろしくお願いいたします。
以下、夜の部以降の様子となります。
お暇な方はどうぞ。
おしり。
本家のリアルアラサー杯も、何卒宜しくお願いいたしますm(_ _)m