【嘘デッキ解説】第10回 リアルアラサー杯【大会レポート】
こんにちは、さばえ です。
恒例のリアルアラサー杯レポートです。
前回のレポートはこちら。
※noteトップ画像はこれしか無いと思い、敬愛してやまない あんだるぽさんから頂きました。
今回も例のごとく超簡易レポートです。
何卒宜しくお願いします。
今回こそは丁寧にレポしようとおもっていたのですが、対戦の詳細も書いたライフメモ用紙を、当日のお昼ご飯に買った焼き鳥の串と一緒に間違えて捨ててしまいました。焼き鳥はとても美味しかったです。
代わりといってはなんですが、リアルアラサー杯参加者御用達である、その焼き鳥屋を先に紹介しておきます。
デッキ解説のみ見たい方は、こちらからレポートを飛ばしてご覧くださいませ。
大会2週間前
カードガンナーがカードプールにおいて使える事に気が付き、様々なデッキで試す。ちなみに前回使用者は知ってる限り母数0。
【Dライダー】
使用感はまぁまぁ。コストで落ちた墓地リソース(ディアボ、黄泉、ディスクなど)をアドに変換する能力はこの環境で1番。カードガンナーの能力が適度に輝く就職先。
【アンデ】
純粋なアンデットのみの構築、アンデット+ネクロガードナーの構築など色々試す。最終的にはアンデ帝に落ち着く。
こちらもアンデットの墓地リソースを確保し、ゾンマスの連続展開、聖者の書の蘇生先がいない問題の解決役になってくれた。潤沢な墓地リソースからの生還の宝札は気持ちよく、楽しいデッキに仕上がる。
ネクロガードナーは正直面白カード枠ではあったが、ゾンマスのコストに切ったり、運良くカードガンナーで落ちれば守って継戦したりとエンジョイ遊戯王が出来て、組み合わせてお気に入りカードとなった。
ただの素引きとか、強いかはまた別の問題。
【バブーン系】
相性悪すぎる。ライフを取られて強みのバブーンの蘇生回数が減る、召喚権を食うなど噛み合わず。あたりまえ体操。地属性共有で巨大ネズミからリクルートできるくらいしか噛み合わないし、そもそもその動きも全く意味がよく分からず弱いことこの上なし。
デッキにならなかった為、参考レシピは割愛。
結論
●カードガンナー単体の強み
・19打点で横置きされる大体の環境モンを越えられる
・戦闘破壊による損失をカバーできる
・デスカリ処理
・閃追のない状態での対ガジェット耐性(殴り時)
・ワンチャンの墓地リソース獲得
・ロックカードのすり抜け
●カードガンナー単体の弱み
・お互いバックが薄い環境で400ポン置きを晒すのがライフレースにかなり響く
・対ビート系でも環境柄、閃追の採用率が高く、一緒にメタられる
・デスカリいない
・墓地リソース系のカードがそもそも微妙、噛み合わない、デッキとしてまとまりづらい
・召喚権をここに割かないといけない
ん? 弱い点のが多くねぇか?
迷走してしまい、1人ではどうすることもできず。
シンクロ以降の環境ではかなり活躍する彼をどうにかこの環境でも使いたく、ウマぶり嘘カードお兄さんことよんふさんに相談を持ちかける。
そんなこんなで、2007年の遊戯王世界大会ではカードガンナーが使われていた事を思い出す。
勿論日本とは異なった環境が展開されているものの、#世界大会王者を信じろ を合言葉にそのレシピをパクr……参考にデッキの雛形を作っていくこととする。
加えて、後述する様々な思考過程と意味不明なやり取りを経て、【マシンアグロ】が完成する。
この時はよんふ兄貴と、
「運良く1、2回勝てれば良くない?」
「決勝トーナメント上がるとフリー対戦やデュエマドラフト参加出来ないからアド損まである」
「必殺技のカーガン複製決めたら勝敗に関わらず勝ちでしょ」
とか訳の分からんことを話しつつ、負けた時の予防線を張り張り。
血を分け合ってデッキレシピを共有し、記念すべき第10回のリアルアラサー杯に唯一無二の(義)兄弟2人で挑む。
ちなみによんふさんの最高に楽しいデュエマドラフト『よんドラ』に関してはこちら。
今回遊戯王クイズが無かった為、私個人はこれをやりにアラサー杯へ来たまでありました。
当日~予選前
よんふさんに当日は朝活しよ?と声をかけると二つ返事でOK貰ってアド。朝早めに集合場所の千葉駅へ向かう。
駅のホームから合流地点目指して階段を上がっていると、いきなり後ろから首元を掴まれ後方へ引っ張られる事件発生。怖すぎ案件。
ビビりながら振り返ると外人ニキが笑顔でスマホを見せてきて何か言ってる。聞き取れた英単語とスマホ画面から、どうやら外房線に乗りたい様子。開幕はかなり驚いたが、得を積むチャンスか?と思い案内する。
英語版使ってる癖に 英語全くわからないので、絞り出した『𝐿𝑒𝑡'𝑠 𝐺𝑜!!!! with me!!!』を伝えると、『ワカリマシタ』と返事が返ってくる。日本語喋れるやんけワレ。
その後、遊戯王が好き過ぎて、気がつけば朝7時半には北千住にいた私とよんふさん。意味不明。
優雅に駅内朝カフェでChillしてからから会場入りしようとするが、カフェの場所がわからず早速破壊される。
しかしここは駅前マックでケア。
昔のマック遊戯王は、高校生位から急にちょっと恥ずかしくなったよね、勿論やってたけど……
同高の人に見つからないように顔伏せたりなんかしてさ……
なんて話しながら会場が空くのを待つ。
そして会場入り。
勿論施設そのものはOPENしていても、主催が来るまで会場の部屋は開かず。
大昔、地元の近所の公園で行われていたクソガキ砂場遊戯で培った胆力で、ベンチ遊戯を行い身体を温める。
ノースリーブ輪ゴム止めだったあの頃より、俺、成長したかな……?(多重スリーブとデッキケース)
ここで、我々が持ってきたデッキ、バブーンにクッッッソ弱くね?の疑惑が生じるも後には退けず。進むのみ。
朝の準備で館内を巡回してる施設スタッフの皆様に、大のおじさ…お兄さん2人が行うベンチ遊戯を見られてドン引かれつつ、主催の到着後、会場となる部屋が解放される。
予選スイスドロー
1回戦 ふるむーん選手 【閃光ガジェ】
①ダストで確認されたマイハンドにサイバーフェニックス3枚引いてお互いに笑う。そこにさらに追い討ちダスト。負け。
②普通にビート負け。
✕✕ 0-2 負け
幸先悪くて震えたゾ★
2回戦 アゴドリル選手 【次元ビート】
①ライザー強くて勝ち
②オーバーロードフュージョン。勝ち
〇〇 2-0 勝ち
2戦目次元を嵐で流せたの大きかった気がする。
墓地利用系デッキ使ってたら普通に負けていたと思う。
3回戦 キャリア選手 【Dライダー】
①カーガン複製したような。勝ち。
②ビート負け。プレイがとにかく上手くて丁寧だった印象。
③リミ解でライフ取る。勝ち。
〇✕〇 2-1 勝ち
実はキャリアさんのデッキは、当日さばえが貸し出したもの。
一回もこの環境触れた事ない、なんなら当時〇歳です、の発言聞かれたときはダブルでホンマかいなショック。プレイ上手すぎるだろ。
1103の強豪プレイヤーの力量を知りました。
4回戦 黒白雪乃選手 【ロックバーン】
①バーンでライフ詰められるも先に削り切る。
カードガンナーがロックカードをすり抜けてステバやコアラを戦闘破壊。ドリルも活躍して勝ち。
②サイドバーン要素ほぼ抜き帝プランとられる。帝の応酬をお互い重ね、最後はリミ解も使ったような。
〇〇 2-0 勝ち
毎回オリジナリティのあるカードを発掘して使っている雪乃さん。今回は『暗黒の呪縛』でした。
ちなみに直前の試合でも、よんふ兄貴の【マシン】に轢かれてたそうです。南無三。
5回戦 ペガサスJDクロフォード選手 【アンデ帝】
①ドリルロイドビート。めちゃくちゃ刺さり勝ち。
JDさんのアヌスも破壊する。
②テスタロスにゴーズ抜かれてやられたような朧気な記憶。負け。
③閃光の追放者絡めたビートで勝ち。
〇✕〇 2-1 勝ち
JDさん、合間の青空居酒屋で既に仕上がっており、着席時からふわふわしていたのが面白かった🤣
ここで予選4-1。決勝トーナメント確定✌️
ふるむーんさんに「俺が沈めたはずなのに這い上がって来たな」と暖かいコメントを頂く。くぅ~~。
ブラザーのよんふ兄貴も無事6位でトナメ進出。
素晴らしい。2人で大いに喜ぶ。
ついでに今日だけ私の分身のキャリアさんも好成績。
ありがたや💪
ここで運営から発表されていたデッキ分布を確認。
休憩
もちろん青空居酒屋と焼き鳥。
今更語るまでもない定番ムーヴ。
予選の活躍デッキや、持ち込まれた面白デッキについて語り合う。
決勝トーナメント
運営により、戦績を元にトーナメント表が組まれる。
そこで目にしたものとは……
準々決勝 よんふ選手 【マシンアグロ】
①1本目これ
②2本目これ
③3本目
ライフレースはこちら優勢、アドバンテージは接戦で経過する。後で聞いたところ、縦で置いたサイフェニの対象耐性が強かったとの事。
相手場が空き、ゴーズ握っている可能性あるもチャンスタイム。逆にこちらもリソースが少なく、リミ解あるも機械族が足りず削りきれない。厳しいか。運命のドロー。
オバロ+リミ解、4体除外3200→6400。
ワンパンでゴーズ無視のゲームセット。勝ち。
ちなみに途中、サイバーフェニックスをひよって横にしていたら、対象耐性が失われ、コントロール奪取から負けてました。危なすぎる。
〇✕〇 2-1 勝ち
準決勝 JINGJING選手 【バブバーン】
①カードガンナーとドリルでビート勝ち。
②サイドから閃追入れるもお相手のプレイ上手くてあまり機能せず。バーンoutの帝スイッチされており、バブーンも絡めて上から圧殺される。
③カーガン複製決まったりして一進一退。獣を丁寧に処理。試合時間も迫っていた為、途中のチャンスでリミッター解除発動。カーガン3800通し、大幅にライフカット行う。そのままETに入り、クロソからのアドバンスセットで相手打点なくライフ差で勝ち。最後腐ってたクロソを上級引いたドロー運に救われる。
〇✕〇 2-1 勝ち
じんじんさん、1103での活躍にとどまらず、遊戯王そのものが上手く、とにかくプレイが丁寧で、学ぶところがすごく多かったです🤣
おおぬきチャンネル発の史実にはない新たな瓶骸各3積み構築の【バブバーン】も必見です。
恐ろしく強いし、それをレンタルで当日渡されたのに高練度で使用出来るじんじんさんはいったい何者なんだ……
決勝 柴田さん 【バブライダー帝】
①ダストでテンポ取られてそのまま抗えず負け
②閃追とスナスト活躍したような、勝ち
③相手グランモールスタートの事故ハンドっぽい。しかしこちらもあまり良いハンドでは無く、ここに来て複製術2枚が打てずに腐り、ダストケアで中途半端に伏せてしまった片方が打てず、結果的にゴーズも出せず。ダストケアするならする、しないならしないの割り切りが大切だった。そうした浅いプレミや、ここまでの連戦での疲れも手伝い、負け。
✕〇✕ 1-2 負け
柴田さんも安定してプレイが上手い。ダストケアのアドバイス、大切にさせていただきます🤣
次の07ゲボ案件は確実に特殊召喚したい人No.1。
個人的に寒波抜き構築がすごく環境読みしていたなという印象。サイドのバーンプランも強い。完敗でございます。
表彰式
優勝 柴田さん
準優勝 さばえ
3位 JINGJINGさん
4位 キャリアさん
上位者デッキレシピ
主催のわいるどまんさん、おおぬきさんのお二方、参加された皆様、対戦してくださった方々、本当にありがとうございました🤣🤣
お疲れ様でした。
次回のエントリーはこちらから!
【おまけ】マシンアグロ【デッキ解説】
最初に結論から。
それでも良い方のみ下記をご覧くださいませ✌️🤓✌️
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成り立ち (読み飛ばし推奨)
①さばえがカードガンナーをよんふさんに投げる
→決して弱いカードではないが、カードプールと環境が合わない
②2007年世界大会デッキでは実際に結果を出し、サイドデッキにシステムダウン(機械除外のため、カードガンナーに効果を使わせない)が採用されるくらいのポテンシャルがあった。
ただ、OCGではなくTCG環境のため、バブーンの不在など、環境が全く異なる。
→適度に遊べて、決勝トナメには上がれないくらいの丁度良いデッキパワーは確保できそう
③機械複製術やオバロなど、このデッキ特有の必殺技カードがあって面白い
→もちろん 面白い ≠ 強い ではあるが、デッキを握る理由にはなるのではないか、と考え始める
④所謂 "嘘" デッキと "嘘" カードを活躍させたい
→0703はアンフェアデッキが殆ど無く、ダストライザー等のスタンパーツさえ組み込めば、どのデッキにもワンチャンが生まれやすく、嘘を本当のように錯覚させやすい (自分たちも含め)
おおよそ上記の①~④の理由で、面白半分で 楽しい遊戯王がしたくて、このデッキを握る事にしました。
しかしながら、今回ここまでこの嘘デッキが健闘出来たのは、ひとえによんふさんの考察力とビルダー能力の高さ故でしょう。
嘘カードに精通している分、嘘カードの取り扱いも上手いのはこの漢。
やはりインスパイアされたのは世界大会レシピ。
転機となったのは、ベスト8のこの方のデッキ。
必殺技カードで、ビートダウンから飛び出してくるリミ解とオバロをよんふさんが提案してくる。
【シュポ帝】からシュポが抜けて構築が洗練されてきたところで、男たちはそれぞれ退路を経つための覚悟をみせる。
そして伝説へ。
この項目全部読んだアナタ、相当お暇ですね、
ありがとうございます🙇🏻♀️
主要カード解説(メイン)
■カードガンナー
主役であり最強の嘘カード。本当に見えた方は 大丈夫? 是非ご自身で使ってみてくださいませ。
真面目な話、流石に海外とはいえ類似環境で使われていた実績は、ある程度のポテンシャルを持つ証明になるかと思います。
基本は19打点の使い捨てアタッカーの認識で間違いないかと。環境での壁が縦でも横でも偵察者以外は基本数値18以下が多いため、殴りに関して強気に攻められます。アグロというスタイルで前のめりに戦うデッキのアドバンテージレースを支えます。
カーガンで戦闘破壊orライフカット→相手に倒され1ドロー→サイバードラゴン特殊からの帝や、カーガンを倒したモンスターをコントロール奪取からの帝のラインを意識してぶん投げて行きましょう。
ガジェットに対しても閃光の追放者盤面を除き、後ろを気にせず殴れるのは中々に強い点。次元幽閉?知らない子ですね。
バブーン系統から飛び出してくるケダモノ達の自爆特攻も許さないのもとても重要なポイント。
制限のロックカード2種もすり抜け、平和の使者も2枚落としの14打点であればすり抜けます。
デッキトップを削る効果は無意味には基本使わず、
①戦闘にてアド or ライフカット可能な時
②貪欲が引けていてモンスター数が足りない時
③オバロが引けていて、リーサルが見える or 2体墓地に機械族が落ちている時 (カーガン自身含め、後1体落ちれば打点3200の確保可能)
の三点となります。あたりまえ体操ですね。
カーガン+オバロは今回我々が使った関係で読まれやすいため、一見無意味に見える墓地落としをすると、手札のオバロや壺が相手に透けます。ご利用は計画的に。
ここでカーガントッピングのお時間です。
複製術で無事に複製できた時の立ち回りに関してです。
⓪縦横横 (殴らない時)
基本のキ。初手複製パターンが多いと思われますが、特に先行1ターン目は必ず縦横横で肉壁にしましょう。
先行1ターン目にら限らず、何も考えず縦縦縦で出す人は狂人。焼き土下座です。
後攻1ターン目以降でも確実にライフカット出来る時以外はこのパターンで入りましょう。
相手のライフが減っている時は、自分のライフも減ってるのがこのデッキ。いのちだいじに。
問題は序盤~中盤での複製殴り時。ゴーズケアで複製したカーガンの落とし枚数は考えましょう。(ダイレクトアタック時)
❶2枚2枚3枚
1400の攻撃1回目で、相手はゴーズを出すか、全部受けるかの択となる。
おそらく1回目で出してくるため、確実にトークンだけでも処理したい。全部受けられたとしても、かなりライフカット可能。
❷2枚3枚3枚
相手視点、1400の一発目でゴーズ出すか、カイエン19打点欲しさに1900攻撃時に出す可能性もあり。
トークンまで残しておきたい人相手に2-3-3を行うと、2体目まではダイレクトが通り、14+19の33ライフ落とせる。ゴーズが無ければ最低限のゴーズケアしつつ、1番高い出力でダメージを通す事が可能。
また、大幅ライフカット手段として破壊輪等ある為、この辺りの駆け引きがキモになるでしょう。
トークンが戦闘処理できなくなる為、そこをケアしなければならない。ゴーズなければ本気ラッキー。
2枚落としの1400に対してゴーズ
…トークン潰して終わる
3枚落としの1900でゴーズ
…トークン潰されない
ちなみに、リミ解まで持ってると2-2-3で2800+2800+3800=9400となり、必ずと言っていいほどゴーズ引っこ抜ける&1回目の攻撃で出てきたゴーズカイエンを戦闘だけで処理できるため、最強奥義として頭の片隅に置いておきましょう。
❸3枚3枚3枚
利根川先生もといチンパンジーが憑依した際は是非。通称全マシ。
❹2枚3枚 横1体
ゴーズの匂いが香り立ってる時。
あるいは確信があるとき。
❺1体3枚、2体横横
1体殴りのみ。上記の応用。チキンスタイル。
■サイバーフェニックス
採用理由、これ。
ブラザーにも疑われていたカード。相手に使われるとわかる絶妙なバランスの強さ。通称焼き鳥。
12打点は正直強くないが、これは単騎で立てるのではなく、サイドラ等に添えるカード。
対ガジェット耐性を更に上げ、この環境のメインアドバンテージ獲得手段である戦闘に保険をかけられる。それガジェットに入れれば良くね?とか言うな
裏横置きもあり。獣たちを筆頭とする16打点以下を流し、戦闘破壊でも1ドローで次に繋げられるのはまずまず及第点。
※このカードの0703環境における裁定について
このカードは《引きガエル》《大樹海》と共に、長らく裏側表示での戦闘破壊では効果が発動しないカードとしてまとめられ、2013年の大量裁定変更の際に、裏側表示からの戦闘破壊でも効果が発動するようになったのが有名である。
しかしながら、2007年当時は、このカードは裏側表示からの戦闘破壊でも効果が発動するものとして使われ、公認・非公認問わず、問題なく1ドローできる処理で行っていたとの事。CSでも同様の処理であったと当時を知るプレイヤーからも話あり。
そのため、運営に確認し、現行では裏側表示からの戦闘破壊でも効果が発動するものとして処理するとの回答あり。やったね😊
※今後、明確に当時の裁定を記した情報ソースが見つかれば裁定変更の可能性はあるとの事。
このカード、自分で使うと、あまり強さを実感出来ないカードかも知れません。
相手視点にたった際、縦置きしたこのカードが無効化する範囲が0703主要カードとかなりマッチしているのがわかります。
洗脳や強奪からの帝という安定にして最強ムーブ、攻撃反応、収縮、クロソ、エネコン、etc.
チェーンリビデショッカーならぬ、リビデ焼き鳥も地味強。機械族へ突然の禁じられた聖槍付与。更に縦置きの為、即座にリビデとの関係が切れて完全蘇生に。
見聞は一見にしかず。実際に使ってみましょう。
ちなみにあまりないですが、このカード縦置き時に横に並べたカーガンには複製術使えなくなるので注意。
洗脳等が飛んでくる対面あるいは場面では、強気の縦置きがポイントになってきます。
■ドリルロイド
非常に強かった。増やすならまずここ。
相手の嫌そうな顔見ながら裏しばき続ける機械。アヌスクラッシャー
■墓守の偵察者
賛否。殴り+圧縮+受けて生贄要員確保。
3枚なのはカーガン落ちケア。
自分で能動的にアド稼げるモンスター欲しかった。
抜けてったデコイチの意思も継いでる。通称運転士。
■サイバードラゴン
入れ得機械族。
横にフェニックス添えるの本当に強いよ💪
■サイコショッカー
バーンとガジェットをしっかりメインから見るため。
機械族なの最強。これもバーンがいる限り抜けない枠。
■帝
初めは世界大会レシピ同様、ライザーとテスタロスで調整するも、アグロという前のめりなコンセプトとボードに触れないテスタロスが噛み合わず。
裏は裏のまま前を退かすザボルグがライフカット目線でもとても偉かった。
ライザー3、ザボルグ2が丸い選択肢。
■ゴーズ相手のゴーズは臭い。自分のゴーズはいい匂い。
カーガンでライフが滅茶苦茶減りやすく、予想外の逆リーサルがある為、使用どころ注意。
逆にカーガン未プレイのままライフ取られてても、ゴーズ諸共カーガンも縦置き許容されなくなってコンセプト崩壊する時もあり。
■スナイプストーカー
当てろ。それだけだ。
腐った複製術やお触れ、オバロを容赦なく切りましょう。枠あれば増やしたいカード。
これで前を空けて無理やり横並べして殴る。殴る。
■機械複製術
どうしてもハッピーセットで入れたかったカード。
腐る場面も勿論あったが、2枚によりかなり揃えやすく。
打てたら色々な所から汁出て楽しいカード。
■オーバーロードフュージョン
必殺技カード。だいたい打てれば強い。
注意点として
・オバロ着地時の効果を使用すると、優先権相手に移るので自分で破壊輪使いたい時は相手に先に発動聞く。
→但し、相手が魂吸収などを張ってる場合は自分強制、相手強制とチェーンブロックを組み、こちらに優先権が渡るのでこちらから破壊輪を発動することになる。
→破壊輪チェーン奈落激流を喰らう可能性がある。最初のフリチェを他の使って様子見たり召喚反応がない時にオバロ爆破GOする。
→前準備手打ちサイクロンは臭すぎて攻撃反応と二段構えだと待たれる可能性あり。注意。
その他重要な使い方として
・自分の盤面のお邪魔トークン処理
・墓地リソースのみ使用して生贄要員確保
がある。
また、別の注意点として、発動時に墓地とフィールドに、サイバードラゴン含む機械族がそれぞれ1体づつの計2体の時、DDクロウやエネコン奪取でサイバードラゴンや機械族が片方飛ぶと不発に。
効果処理時にサイドラ含むモンスターを最低2体用意出来ればOK。
サイドラが墓地にいる状態での場へのサイドラ特殊、洗脳サイドラで場にもサイドラを用意した上でケアするか、理想は墓地にサイドラ2-機械族2の2セットがあれば、キメラの総攻撃力はどうあれ、確実に通るカードとなる。
■リミッター解除
チンパンカード。このカードでの突然死をゴーズの如くチラつかせるのがまぁまぁ強い。あとは相手の死角からのリーサルを狙うことが出来る。
カーガン複製と組み合わせると宇宙ステーション行ける。
■洗脳・クロソ
アグロというコンセプト上、基本は洗脳優先で良いと思いますが、横並びした裏モンスの多段処理などではクロソも強い。環境と対面次第。
■エネコン
曲げて叩け。フリチェで用途は他デッキと大きく変わらず。このデッキは能動的にアドを稼ぐことが苦手なので、適当に使うと自分の首を絞める。
■貪欲
他デッキだと打ちずらい、入れていても腐る場面も多いこのカード。このデッキでは高速でデッキを削岩可能なため、ある程度の任意のタイミングでの打ちやすさは保証される。
■ダストシュート
悩み枠。つよわい。他カードに変えるかサイドボードに落としても良いかも。
採用カード解説(サイド)
■閃光の追放者
アンチシナジー? はい。
だからこそ読まれづらい。
これで取った試合多かった。素直にメインから入れてガジェット握ろう。
■メビウス
ガジェットや後ろ置くタイプへ。
■冥界の魔王ハデス
これぞ最強のカード。
これ見つけられてた人、おる?
実際に世界大会レシピのこちらに積まれており、海外07環境の日本選手のレポートを見ると、かなり活躍した記録が残っています。
打点2450と絶妙に帝ラインを超えた打点。
横になっても16ラインと、こちらも絶妙に下級で超えずらい。
基本的に横のモンスターはリバースや破壊時問わず、戦闘破壊が確定すれば効果無効となります。そのため、マシュ死霊を除く、あらゆる横置きモンスターを食い散らかせます。
ポン置きのままのカエルパクパクや、エネコン曲げでバブーンを食べられると絶頂物です。本当に強すぎる。
このカードの本質は、自身含む悪魔族バフで最強スナイプストーカーや最強ゴーズを作ること。 場の強化は他のカードにはない特徴です。
今大会で、私たちが最もMVPをあげたいカードです。
■我が身を盾に
和睦と迷って入れた、ほんの気持ち程度のデミス対策。当たらなかったので一度も出番なし。
■王宮のお触れ
バーンやガジェ対策。基本的に前のめりなデッキな為、相性はそこそこ。
他採用候補カード
■呪印生物光
サイドラ特殊してからサイバーツイン作って一気にライフを落とせる。ツインの28打点は神。
横もガジェットやネズミに処理されない数値は持っている。
また、オーバーロードフュージョン発動時、前述の通り墓地のサイドラをクロウで除外されると融合不発になってしまうが、このカードもサイドラネームとして活用出来るのが素晴らしい。
この環境、サイドラポン置きが許容される最後の環境なため、相手のサイドラを洗脳してこれと一緒にツイン出すムーヴがまぁまぁ決まる。気持ち良すぎだろ。
意味不明ムーヴとしては、どうしようもない時、クロスソウルで相手のサイドラを吸い込める事も、一緒に使うなら頭の片隅に。しかしそのターン殴れないためうんち漏らします。
■未来融合
オーバーロードフュージョンとセット引きでワンキルはもちろん、サイバードラゴン各種融合体でビートできる。
融合成立前にライザーの的になると発狂。次のターン使えないカードを引かされることになるので注意。
■黄泉ガエル
カーガンで落ちた場合、帝の生贄を安定して確保できる。
おろかな埋葬で落としたいカードが他に無いため、カーガンで捲れることを祈るしか無い。
ちなみに、海外でカードガンナーが使われた理由として、このカードの存在が大きいとのことです。効率よくデッキを掘り、尚且つ戦闘とドロー補助も出来るのは、おろかな埋葬が存在しない環境で考えれば破格では無いでしょうか。
外人ニキはカーガンでアヘアヘ🐸落として気持ちよくなっていたようですね。
■たけし、マシュマロン
馬持ちの良い壁。召喚権がきついので今回は不採用。
■ハイドロゲドン
増殖モンスター枠、偵察者とどちらを採用するかはお好みで。アグロという概念を大切にするならこっち。安定択は偵察者。
■護封剣、和睦
カーガンが相手ターン中打点が低くてライフレースで有利になりきれないことがあるため、カーガンを守ったり生贄要員確保用にいかがでしょ。護封剣は枠が無く、泣く泣く抜けていったカードです。
今組むなら
今また触るとすれば、こんな感じかも知れません。
どなたか、意志を継ぐ方が現われれば……
まとめ
このデッキの本質は、07スタンです。スタンの空いた枠にそれっぽい機械族を詰め込んでみた、それ以上でも以下でもありません。
適当に遊んでみるつもりでいたら、予想以上に戦えてしまい、変なかみ合いと外人ニキの御加護の元、何かの間違いで決勝進出したのが事実です。
何が言いたいのかというと、07環境は懐が広いため、どんなデッキでもワンチャンあるということです。
一例として挙げさせて頂いた素晴らしいデッキ。
たか式さんのように好きを詰め込んでコンセプトをまとめたデッキ、最高だと思います。
好きなカードを輝かせるデッキも、04~06年代に比べればカードプールそのものが広く丸くなっているため形にしやすく、カジュアル寄りの『楽しい遊戯王』がしやすい環境といえます。
必ずしも3~4強と言われている主流デッキを使わずとも、デフレした環境下では序盤から一方的な試合展開にはなりづらい為、対策や構築を充分に磨くことで、それらの強デッキとも相応に戦うことが出来ると思います。
あなたも、好きなカードを使って07環境で遊んでみませんか?
ここまで駄文を読んで頂きありがとうございました。
良い暇つぶしになっていれば幸いです。
筆者 さばえ
Special Thanks よんふ