【CH170】A4サイズPCを組む!【構成検討編】
モンハンを見据えてPCを組みました。さばのおすしです。
PS5 Pro貯金(12万円)の範囲で作るはずが、気づいたら総額20万弱。
おかしいですね。どこで間違ったのか。
諸悪の根源はこいつです。
今回の主役、DeepCoolのCH170 Digital。
mini-ITXの煙突ケースです。小型なので無駄に金かかります。
しかし、どうしてもこいつが使いたかったんです。
てなわけで今回は、CH170 Digitalを選んだ理由と、その他パーツの選定過程をご紹介。次回、2週間ほど使ってみたレビューを紹介します。
本当は記事一本にまとめようと思ったんですけどね。
書いてみたら楽しくて、パーツ選定までで3000字を超えてしまったんです。
卒論の期限も近いのに、何やってんだか。
一応断っておきますが、自腹レビューです。
良いとこ悪いとこちゃんと言いますのでご期待ください。
■なぜCH170 Digitalを選んだのか
さて、まずはなぜこのケースを選んだのか。
長ったらしく説明していきます。
…まあ、要はmini-ITXマザーやSFX電源への散財を正当化したいんです。お付き合いください。
・設置面積極小
何がそんなに良いって、まず設置面積がめちゃ小さいんです。
奥行200mm×幅300mmで、A4用紙と大体同じ。超コンパクト。
私はPCをデスク上に置く派なので、設置面積は非常に重要です。
もちろん大定番のNR200Pも検討しました。
しかしながらこいつ、幅は185mmで優秀なんですが、奥行きが372mmとそれなり。「設置面積」を考えると、実はそこまでコンパクトではなかったりします。
例えばこれはmicroATX対応の小型ケースです。
幅230mm×奥行387mm。そんなに変わらん。
てなわけでパス。(予算オーバーだったのは内緒です。V2値上げしすぎ。)
・実用性も悪くない(はず)
そのうえで実用性も、まあ悪くない。
まず5面メッシュで通気性抜群。
つまり排熱が優秀=ファンが高回転にならない=静音。
って勝手に思ってるんですが、合ってますかね?
詳しくは次回述べますが、実際ゲーム中でも静かなので、まあ間違ってはないかと。
同様の条件ならSilver StoneのSG16も候補に挙がります。
同じく5面メッシュ。そして設置面積が小さい。
しかし、SG16はグラボの長さ制限が275mmです。2連ファンが精いっぱい。対するCH170 Digitalは最大305mmですから、3連ファンも、選べば入ります。しかも余裕の3スロット。近々発売される5070 or 9070XTを狙っていたりするので、少しでも余裕が欲しかったんですね。
それならFractal DesignのMoodのほうが余裕あっていいじゃない、と思われるかもしれません。確かにグラボは最大325mm。2.75スロット。余裕たっぷりで素晴らしい。そのうえ設置面積も212mm×212mmで驚異的。デザインも最高で言うことないんですが、
ライザー接続なんですよね…
PCIe4.0はノイズが乗りやすいらしく、ライザーケーブルでの接続は安定しないと聞いています。これが1.5万円くらいなら試してみてもよかったんですが、さすがにビビってしまいました。3万は高い。
あとちょっと重い。凝った外装の副産物なのか、このサイズで6kg近くあります。実は引っ越し(自力)を控えていたりするので、ちょっとなぁってかんじ。
…話を戻すと、CH170 DigitalはPCIe直刺し、重量3.3kg。
最軽量クラスで、安定感抜群です。良いですよね。
・実用的でラクなやつ
まとめると、
設置面積極小(A4サイズ)
冷却面の不安なし(5面メッシュ)
デカグラボ直刺しOK(305mm)
価格1万円くらい
ってかんじ。
取り回しが楽で、実用性も捨ててない。
実用的でラクなやつってわけです。
そんなわけで、ツクモ 楽天市場店で購入しました。
ほんとはAmazonポイントを消費したかったのですが、AmazonってDeepCool製品の取り扱いなくなっちゃったんですよね…残念。
ツクモさんとかアークさんにはまだ在庫あるっぽいので、同じの欲しい人はここから買うのがよいかと。
■パーツ選び
さて、続いて中身の検討です。
とりあえずモンハンワイルズを4K60fpsで遊ぶことを念頭に、コスパ重視で選んでいきます。
・一番楽しい部分:CPUとGPU
まずGPUですが、これはちょっと前まで安くなってたRX7800XTをチョイス。ポイント還元込みで7万くらいだったと思います。4070前後の性能でこの値段なら悪くないかなと。FSR4が猛威を振るい始めたら9070XTにでも乗り換えるつもりです。また貯金しないと。
で、これに合わせるCPUといえば定番は7800X3Dでしょうが、今回はRyzen5 7500fを起用。実はバイト先の同僚から安く譲ってもらったんです。
AK400と併せて1.5万円。ラッキーですね。
ちょっとCPUの性能足りてない疑惑はあるんですが、こういった構成のBTOもあるので、あまり深く考えないことにします。
で、この構成でモンハンワイルズはどうなのか。上記の記事を参考にすると、ウルトラ設定でも4K平均60fpsはギリ出せそうです。設定を下げる余地は十分に残されているので、まあよしとします。
・一番コスパが悪い部分:マザボと電源
さて、ここいらで大物を倒しておきます。
小さいPCを組むときに障壁になるものと言えば電源とマザボ。
小さいせいでやたらと高価です。
まずマザボについてですが、これは選択の余地なくmini-ITX一択です。仕方ありません。mini-ITX専用ケースですから。甘んじて受け入れましょう。
選んだのはこれ。特にこだわりはありません。
mini-ITXのB650マザーで一番安かったからこれにしました。ポイント還元込みで実質28000円くらいだったかと。まあ…うん。高いね。
お次は電源。これもSFX一択…と思いきや、なんとこのケース、ATX電源が入ります。
ケース注文後に知ったんですが、これはなかなか素晴らしい。
…まあ素晴らしいんですが、代償がデカい。上面にファンがつけられなくなる上に、グラボが最大230mmに制限されます。ぬぅ…
前者はともかく、後者は致命的です。
例えば今回選んだサファイアの7800XTは、2連ファンの比較的コンパクトなモデルです。それでも280mm。というか2連ファンモデルでもほとんどが240mmを超えるため、実質的にグラボはシングルファンか、ロープロファイルかの二択になります。ぬぅぅ…
まあもう先ほど写真でネタバレしちゃってるんですが、結局SFX電源買いました。ええ買ってやりましたとも、LIANLIの750Wのやつを。
CPUが65W、GPUが266Wなので、まあ十分。
にしても750W で2万って、震えるほど高いですよね…
・あとは下り坂
ここまでくれば、あとはもう下り坂です。
盛り上がりもないのでぱっぱと紹介します。
まずRAMはDDR5-4800の32GBを選択。
落ち着いたら動画編集もしたいので、多めに積んどきました。(クリエイティブならGeForceだろって?うるさいよ?)
SSDは同じくクルーシャルのM.2 SSD。Gen4の速いやつです。
ケースファンはSCYTHEの定番のやつ×3。
PWM制御対応の4ピン。光らないやつ。
OSはWindows11Pro。オンラインコード版。
リモートデスクトップを試してみたかったのと、BitLockerのトラウマがあるのでちょっと奮発。
さて、これで役者は出そろいました。
OS込みで19万ちょいってところです。
スペックとサイズの割には安く仕上がったかなと。
…まあCPUでかなりズルしてますし、予算(12万)は大幅にオーバーしたんですけどね。おかげで今年度予算がカッツカツです。初任給まで持ちこたえられるでしょうか…というか肝心のモンハンワイルズは買えるんでしょうか。
てか、小さくしなくても予算オーバーしてますよねこれ。
マザボはB650最安が約1万円、電源は750W最安が約8000円ですから。
合計から-30000円でも16万くらい。
…まあ、そもそも12万って前提に無理があるってことで。
アルバイトに励みましょう。
■次回:2週間レビュー
さてここまでは、商品を選んだときのテンションをそのままお届けしました。購入前、購入直後って気持ちが高ぶってますからね。購入予定の商品に対して過剰な期待を寄せがち、良い面だけ見がちです。それがよく表れてるかと思います。
次回、2週間レビュー。
つまり組み立て後。テンションのピークを過ぎた人間による冷静なレビューをお届けします。お楽しみください。
ちなみに組み立て編はありません。
気づいたら組みあがっていたんですよね…
写真を撮り忘れました。すみません。