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台湾からパイナップルを持って帰る(2022年10月)

旅行解禁

2022年10月18〜21日の間で、7日間の自主隔離はまだ残ってはいますが、台湾旅行が解禁されたので遊びに行ってきました。
このときはPeachを利用し、行きは成田→桃園、帰りは桃園→関空を利用しています。
行きの飛行機は日本人は20人もいたのかな?
まだまだ日本人は少ないようです。

自分的にはよく知られているようで、世間ではさほど知られていない台湾産のパイナップルを日本へ持って帰ってくる方法。
ググれば何件かヒットしますが、あまり最近のものはないので2022年10月に自分が経験した事をまとめてみます。
台湾のJCBプラザにいた職員もパイナップルを持ち帰れることをしらなかったので、熱心なのは一部の台湾好きの人間だけなのかも。

パイナップルを買う理由

そもそも、なぜ日本で台湾産パイナップルが買えるようになりましたが、わざわざ台湾で買って持って帰ってくるのか。
それはとっても美味しいからです。
コロナ前は、買ったパイナップルを植物検疫に持って行くだけで無料で確認してもらい、お土産として日本へ持って買えることが出来ました。
台湾で買ったパイナップルは匂いが強く、とても甘いのです。
これを食べてた人にとって、スーパーで買える台湾産パイナップルはこんなのじゃない!って思う人もいるかと思うくらいの甘さなのです。
パイナップルで舌がピリピリしやすい人でも台湾で買ったパイナップルではこれが無いそうです(母親談)。
台湾で買ってくるのはギリギリまで熟したものを買うからなのか、台湾の温度が追熟に良い温度なのか、何が理由なのか専門家ではないのでよくわかりません。
※パイナップルは収穫すると追熟しないらしい
美味しいから気にしないこととします。

パイナップルの購入

今回、持ち帰るパイナップルはファーマーズマーケット(台北Expoファーマーズマーケット)で1個NT$150だったので、2個購入しました。
空港で計ると合計で3kgほどありました。
コロナ前に持ち帰ったときは1つで2.5kgだったことも。
ちなみに10月はシーズンが過ぎてるようであまり販売されておらず、その中でたくさん売ってるブースで購入しました。
希望広場というファーマーズマーケットのほうが大きいらしいのですが、現在建物の建て替えをやっているようで、営業はしていませんでした。
スーパーでも購入できますが、このタイミングでパイナップルを見かけることは出来ませんでした。
スーパーで購入の場合、JASONSがおすすめです。
でも台北101店はバリケードあったし(改修中?)、(20240607)新しくなっていました。台北バスターミナルのお店はJASONSではなくなってた。
あとは微風南山がおすすめで、地下の食料品売場はとても大きいです。

空港で検疫

事前準備編

事前にアポを取ったほうがいいと2019年頃のブログや記事を見ていたので、新竹分局植物検疫課にメールで問い合わせを行いました。
メールアドレス:hc18@mail.hcbaphiq.gov.tw
いつ来るか、パスポートの番号、検疫するものは何か、費用がかかることを問われました。
返信して問われたことに回答し、アポをとりました。
結果として、アポが必要だったのか分かりません。
アポが無いからと言って断られてもおかしくはないので、これを避けるために連絡はしたほうが良いと思っています。
(20240607)アポ無しで行くと、対応はしてくれたものの、電話かメールで事前に予約してくださいと言われました。
ちなみに中国語はわからないのでGoogle翻訳して送ったら、英語で返信くれました。

いざ検疫へ

21時過ぎに植物検疫のオフィスへ訪問。
誰もいなかったので、近くの空いていたオフィスの人に呼んでもらいました。
検疫は航空券(まだ発券されてなくても問題なくて、Webや印刷した控えがあればOK)、パスポート、検疫対象物、お金(台湾ドル)が必要です。
時間によって検査料や手数料、延長時間料などが変わります。
検査を受けながら、渡される書類に記入していきます。
検査は傷や汚れ、土の付着を確認しているようです。
土の付着があると問答無用で日本で没収されるので、買って洗うなど対応が必要です(これは台湾に限らずです)。
書類は中国語と英語しかないけど、英語は難しい単語はないので誰でも大丈夫だと思います。
現在は値段の申告もあり、レシートを持っておく方がベターです。
ファーマーズマーケットで買った為、レシートが無かったので口頭で申告しています(書類も記入しました)。
書類3枚に記入やサインをしましたが、ここまでは難易度は特に有りません。
難しかったのは手数料の支払いです。
その場で現金納付ができずに、支払い書をもらって空港内の銀行へ振込に行ってこいと言われます。
深夜のため近くの台湾銀行が閉まっており、そのまた近くの銀行では無理と言われて、結局は職員が隣のターミナルの台湾銀行まで行ってくれました。
感謝しかない。
でも支払ったNT$1100は高すぎる。
この時のレートからすると、4400から4800円になります。
ね、高いでしょ??

なんの手数料?

植物検疫を受けるタイミングによっては、無料・NT$200・NT$1000・NT$2000が検査料(+深夜料金的な手数料)として必要になります。
NT$100は資料作成料として必要になるのでコロナ前のような無料はなくなってしまいました。
ちなみに10キロ超えると、品物代の0.1%が追加で必要となります。
費用は以下の画像のとおりです。

検疫局がまとめた料金表

支払い費用からすると、平日の日中に確認してもらうのがお得になります。
それ以外の時間はよっぽど持って帰りたい物を除けば避けたほうがいいですね。
元々、この費用は豚肉の検査に時間がかかるようになったため、検査に来る人を減らす意味合いがあったらしい。
予約は定期的に大量に持ってくる人がいるからと言う事らしいです(台北ナビの記事)。
そんなにたくさん持ち帰る人はいるような気はしないけど。。。いるのかな??
せめて手数料の支払いはその場で現金納付かクレカで出来るようには検討してほしいですね。
日本に到着後は空港の植物検疫に行き、確認してもらって終わりとなります。
書類不備やそもそも検疫をしていないと、没収廃棄となってしまいます。
この内容を暇つぶしに桃園空港でスマホでポチポチ打ってますが、検査不備あったらいやだなーと心配しています。
なんせ贈答品並に高騰してしまったから笑
ちゃんと日本入国後の植物検疫を通過できたので安心してください。
なんなら、荷物の返却より早く終わりました(パイナップルは機内持ち込みしました)。

ANAやJALのようなキャリアであれば、日中に飛ぶし持ち帰りやすさは今までと変わりません。
早朝深夜に飛ぶLCCは中々難しくなりましたね。
費用がかかると、安いお土産で無くなってしまいます。
ギリギリまで遊びたい時は買わないほうが正解かもしれません。
植物検疫を済ませて、荷物を預けて高鉄桃園駅のアウトレットや水族館に行くのはいいかもしれませんね。
Xpark(水族館)は1時間ちょっとで見て回れる規模で、運営は横浜の八景島シーパラダイスです。
予約取らないと入場まで時間がかかりますが、kkdayで販売しているので利用しない手はないです。

まとめ

いかがだっでしょうか。
このまとめがこれから台湾へ旅行される皆さんのパイナップル持ち帰りにお役に立てばと思います。
農林水産省が発表している持ち帰り可能なものに記載されている植物などは上記と同じ方法でいけます(台湾でのやり方に限る)。
旅行で楽しんで、美味しいものを持ち帰ってください。

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